2018年7月10日、秋葉原UDXシアターにて、流通関係者やメディアを対象とした“ワーナーゲーム2018 下半期 ラインナップ発表会”が行われた。ワーナー ブラザース ジャパンの2018年下半期のタイトルをお披露目すべく開催された本発表会だが、おさらいもこめて同社の2018年のラインアップをご紹介すると以下の通り。

『ヒットマン2』を始めとする今年の重点タイトルが明らかに、“ワーナーゲーム2018 下半期 ラインナップ発表会”が開催_01

2月1日発売
レゴ マーベル スーパー・ヒーローズ2 ザ・ゲーム

7月26日発売予定
ロケットリーグ コレクターズ・エディション

8月2日発売予定
レゴ インクレディブル・ファミリー

9月13日発売予定
ヒットマン ディフィニティブ・エディション

2018年冬発売予定
レゴ DCスーパーヴィランズ

2018年冬発売予定
ヒットマン2

 ここ数年、ワーナー ブラザース ジャパンでは、“レゴ ゲーム”と“コアゲーム”を中心と軸にしたラインアップとなっているが、2018年もそれを踏襲した流れとなる。ただし、レゴ ゲームとコアゲームという区分けを明確に打ち出したのは、今年に入ってからのような気がする。発表会の口火を切る形で登壇した、ワーナー・ブラザース マーケティング本部 テレビジョン & ホーム・エンターテイメント ゲームパブリッシング事業部 マーケティングディレクター 中浜平三氏によると、同社ではこの4月からゲームパブリッシング事業を立ち上げ、「ゲーム事業をさらに活性化する」とのことなので、その戦略に則ったように思われる。

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ワーナー・ブラザース マーケティング本部 テレビジョン & ホーム・エンターテイメント ゲームパブリッシング事業部 マーケティングディレクター 中浜平三氏

 引き続いての、ワーナー・ブラザース マーケティング本部 テレビジョン & ホーム・エンターテイメント ゲームパブリッシング事業部 マネージャー/セールスの大熊政志氏が登壇してのラインアップ紹介では、2017年にリリースされた『レゴ ワールド』が83000本、『レゴ シティ アンダーカバー』50000本と、レゴ関連タイトルが堅調なセールスを上げていることに言及しつつ、8月2日発売予定の『レゴ インクレディブル・ファミリー』や2018年冬発売予定の『レゴ DCスーパーヴィランズ』にも大きな期待を寄せていることが表明された。実際のところ、高いクオリティーを誇る“レゴ ゲーム”は、着実に日本のゲームファンに浸透しつつあるとの印象だ。2019年は、『レゴ ムービー2』も劇場公開されるとのことで、ますますレゴに注目が集まるのでは……と思われる。

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ワーナー・ブラザース マーケティング本部 テレビジョン & ホーム・エンターテイメント ゲームパブリッシング事業部 マネージャー/セールスの大熊政志氏

 一方の、ワーナー ブラザース ジャパンのゲーム事業の主軸となるコアゲームでは、今年は『ヒットマン ディフィニティブ・エディション』と『ヒットマン2』。ワーナー・ブラザース マーケティング本部 テレビジョン & ホーム・エンターテイメント ゲームパブリッシング事業部 マネージャー/マーケティングの渡辺永氏は、2017年にリリースされた『シャドウ・オブ ウォー』がデジタル版を含む70000本以上の販売実績を上げていることに触れつつ、「『ヒットマン』ファンを拡大していきたい」と抱負を語った。

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ワーナー・ブラザース マーケティング本部 テレビジョン & ホーム・エンターテイメント ゲームパブリッシング事業部 マネージャー/マーケティングの渡辺永氏

 引き続きゲストとして登壇したソニー・インタラクティブエンタテインメント ジャパンアジアパブリッシャー&デベロッパーリレーション部門 VP 松本義紀氏からは、「レゴゲームはファミリー、『ロケットリーグ コレクターズ・エディション』はカジュアル層、『ヒットマン2』はステルスならではの緊張感と自由度の高いゲームということで待っているゲームファンも多いタイトルです。幅広い層にアプローチするラインアップに期待しています」とのコメントも聞かれた。

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ソニー・インタラクティブエンタテインメント ジャパンアジアパブリッシャー&デベロッパーリレーション部門 VP 松本義紀氏

 発表会の後半では、『ヒットマン ディフィニティブ・エディション』と『ヒットマン2』のPR大使として、フリーライターのマフィア梶田さんが起用されたことが明らかにされた。エージェント47を思わせるびしっとしたスーツで姿を見せたマフィア梶田さんは、「“ヒットマンになってくれ”という話をいただいたときは、ワーナーさんも20世紀フォックスやユニバーサルを潰す気なのかと思ったら、アンバサダー就任依頼でした」とのっけから全開。さらに、 “鮮やかに当てろ!謎のヒットマンは誰だ!?”キャンペーンでは、ヒットマンの正体を当てるファンの予想は「梶田かあばれる君の二択でした」と来場者を笑わせた。

 ちなみにこの日マフィア梶田さんが着ていたスーツは、PR大使就任にあたって用意してもらったオーダーメイドとのことで、エージェント47らしさを出すために、裏地の色からボタンひとつにいたるまで、こだわり抜いた逸品だという。たしかに、ビシッと決まっています。

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こだわりぬいた47のいでたち。「実際のところは、47は暗殺者に不向きでは? 自分は暗殺者ですとアピールしているようなものでは」と梶田さんは会場を笑わせた。

 その後発表会は、ワーナー・ブラザース マーケティング本部 テレビジョン & ホーム・エンターテイメント ゲームパブリッシング事業部 マネージャー/リリースマネジメント 岩田真治氏がプレイを担当し、大橋あゆみ氏がゲーム解説をしてのゲーム試遊&解説に。この日試遊されたバージョンは、E3 2018でも体験可能だった、アメリカ・マイアミでレーサーのシエラ・ノックスを暗殺するというミッション。E3の会場では、記者は途中までで試遊終了となってしまったので、奇しくも今回その後までちゃんと確認することができたわけだが、魚で人を殴ったり、フラミンゴの着ぐるみに身を包んだりと、まあ、バラエティに富んだ暗殺方法&変装があるものだ。着ぐるみを身にまとうなんてなかなかにできることではありませんが、大橋氏いわく「暗殺のためには仕事を選ばないのです」とのこと。

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ワーナー・ブラザース マーケティング本部 テレビジョン & ホーム・エンターテイメント ゲームパブリッシング事業部 マネージャー/リリースマネジメント 岩田真治氏(右)と大橋あゆみ氏(左)。

 さて、詳細は明らかにされなかったが、やはり気になるのはシリーズ初となるオンラインマルチプレイの“スナイパーアサシンモード”。大橋氏のコメントなどから推察すると、パートナーとタッグを組んで指定されたターゲットを倒すという内容になるようだ。

 最後に、「寡黙でクールなキャラクターは自分には無理です」と、PR大使の話が来たときに話したという梶田さんは、「経緯はどうあれアンバサダーになったからにはゲームライターの矜持に懸けて、ひとりでも多くの人に『ヒットマン』の魅力を伝えていきたいです」とコメントした。ということで、今後のPR大使ぶりが楽しみだ。

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