ゲーム開発者向けの世界最大規模のカンファレンス“GDC”には、ファミ通.comを含め、各国のさまざまなメディアの記者が訪れる。そのため、記者専用の広いプレスルームが用意されており、そこではなんとコーヒーとおやつが飲み放題&食べ放題。さらに、ランチボックスまで提供してくれる。とてもありがたい話だ。

 とはいえ、毎日サンドイッチとマフィンとクッキーばかり食べていると、さすがに飽きる(何せGDCは5日間もある)。たまには近くのショッピングモールのフードコートに行ってみるかと足を延ばしてみたところ、鮮やかなオブジェが目に入った。

米大手デパートが『スーパーマリオ』とコラボしていてビックリした話【GDC 2018】_01
ん?
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んん?

 ええーっ、『スーパーマリオワールド』のマリオたちじゃないですか。これはいったいどういうこと!?

 しかも店内を進むと、マリオやらピーチやら土管やらのディスプレイがまだまだ出てくる。

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春の装いのマネキンに囲まれたピーチ姫。
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女性もパックンフラワーも、美しい花であることに変わりなし……?
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土管をオサレな展示台として使うテクニック。

 説明が遅れたが、ここは北米で多数の店舗を展開している高級デパート、Bloomingdale's(ブルーミングデールズ)。なんと同チェーンは、この春は任天堂とパートナーを組み、“Let’s Play”というタイトルでキャンペーンを展開しているのだという(商品は4月半ばまで店頭に置かれる模様)。『スーパーマリオ』の音楽が流れる特設サイトまであるのだから驚き!

・Let’s Play特設サイト
https://www.bloomingdales.com/b/campaigns/2018-spring-campaign-100-percent-exclusive

 このキャンペーンでは、ポール・スミスやマーク・ジェイコブスなど、名だたるブランドとのコラボレーション商品が展開されている。また、記者が訪れたウエストフィールド・サンフランシスコ・センター店(GDC会場からは歩いて10分もかからないくらい)には、ミニSNES(Super Nintendo Entertainment System Classic Edition)が遊べるコーナーまで用意されていた。

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ピーチ姫のドットを使ったポシェット。タグを見たが、値段がわからなかった。きっと高い。
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えー、全部欲しい……。
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ミニSNESコーナーその1。
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ミニSNESコーナーその2。ディスプレイの表示が何やらおかしいが、サングラスをかけてプレイすると、ちょうどいい色合いで見えるという仕組みだった。
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快く写真を撮らせてくれた男性。ありがとうございます。

 大手デパートが、“服を着るということは、冒険だと考えています。だからこそ、すべてがあざやかで独創的で楽しい場所――任天堂の世界に、春のコレクションのインスピレーションを受けました”(特設サイトより)と、ゲームとコラボレーションしてくれるのはうれしいかぎり。日本でも、もっとこういう試みが増えるといいな!

 ……ちなみに、夢中で写真を撮っているうちに時間が過ぎ、けっきょく昼はサンドイッチで済ませた。明日こそはパンダエクスプレスあたりに行きたい。