PlayStation Experience 2017に出展されていたインディーゲームから、Cleaversoftの『EarthNight』を紹介しよう。本作は海外で2018年にPS4で最初にリリース予定。その後PC版、さらにPS Vita版とMac版で順次配信予定となっている。
本作をカテゴライズするなら、スマートフォンゲームなどによくある“ラン&ジャンプ系ゲーム”の一種と考えることができるだろう。要はオートスクロールでひたすらダッシュするなか、タイミングを合わせてジャンプして障害物を避けて進んでいくというアレだ。
本作で“コース”となるのは、地球を覆うドラゴンたち。巨大なドラゴンをぶっ倒すため、先頭めがけて走り抜けるのだ。ドラゴンは前中後の3部構成で、それぞれ5パターンが存在する合計125通りで生成される。
ドラゴンの背中にはさまざまなポイントアイテムとともに敵もおり、接触するとダメージ。なので急降下コマンドなどでジャンプ軌道を調整して踏んでいくのが基本となる(その他にも派生アクションがある)。難所を連続踏みなどで切り抜けられた時は実に気持ちいい。
ちなみに、スマホ世代のラン&ジャンプ系ゲームのスタイルを取り込みつつも、実は開発チームとして参照しているのはマリオシリーズやソニックシリーズの初期作など、レトロなプラットフォームアクションの方だと言う。
テイスト的にも、どこか懐かしい部分と今風の部分が同居していて、「もし16ビット世代のゲーム機に早すぎたカルトなラン&ジャンプ系ゲームがあって、HDリメイクされたらこんな感じじゃないだろうか……」という雰囲気。手描きのグラフィックはヌルヌル動くし、高らかに響き渡るチップチューン系のサウンドもなかなかいい感じで、スクリーンショットで見るよりも、動き出すと異様に映える。
海外インディースタジオの作品であるため、確実にプレイできるのはPC/Mac版となりそうだが、リリースの際にでもアップデートがあれば、あらためてお伝えするつもりだ。