2017年9月21日〜24日まで、千葉・幕張メッセにて開催されていた東京ゲームショウ2017(21日・22日はビジネスデイ)。開催2日目に、プレイステーション VR用ソフトとして開発が進められているホラーシューティングゲーム『Kill X』の開発者セッションが行われた。

 2017年9月21日〜24日まで、千葉・幕張メッセにて開催されていた東京ゲームショウ2017(21日・22日はビジネスデイ)。開催2日目に、プレイステーション VR用ソフトとして開発が進められているホラーシューティングゲーム『Kill X』の開発者セッションが行われた。
 本作は、2017年7月27日〜30日に中国で開催されたゲームイベント“ChinaJoy Expo”にて公開されたタイトル。同作は2016年7月にソニー・インタラクティブ・エンタテインメントが中国・上海で発表した、中国から世界へのPS4、PS VRタイトル開発支援プロジェクト、“China Hero Project”に選出された作品のうちのひとつで、VIVAGAMESが開発を手掛けている。
 今回の東京ゲームショウのプレスカンファレンスには、VIVAGAMESのCEOを務める姚堃氏が登場。本作のキーワードや魅力などをたっぷりと語ってくれた。

VIVAGAMESのCEO 姚堃氏(写真左)

 姚氏は、もともとはスクウェア・エニックスに8年間在籍していた経験があり、2014年に中国・北京に戻ってVIVAGAMESを起業。おもにコンソールゲームの開発を行ってきたとのことで、まず始めに、本作のティザームービーを公開。

 まず最初に紹介された『Kill X』のキービジュアルには、挑戦と特殊なキャラクターというふたつの意味合いが込められているそう。

 続いて、本作のコンセプトアートを公開。このビジュアルでは、神秘的な生き物が海岸に打ち上げられている様子を見ることができる。本作の世界観は、元傭兵の“タイヤ”が、神秘的な女性“刹那”とともに自分自身と不思議な島の謎を探っていくというもの。

 次に紹介されたのは、本作の3つの特徴について。
 最初の特徴は“動け!”
 一部のVRゲームでは、移動方法としてテレポートが採用されているところ、本作では自由に動き回ることが可能。
 次に“考えろ!”
 本作は単純なシューティングゲームではなく、謎とき要素も多く含まれており、多くのパズルがプレイヤーを待ち受けている。
 最後に“戦え!”
 本作ではプレイヤーは人間だけでなく、未知のモンスターとも対峙することもあるとのこと。殺るか殺られるかの緊張感を体験できる。

 そしてここからは、本作に登場するキャラクターに関する情報を初公開。主人公のタイヤは、元々は軍で特殊部隊に所属していた経歴の持ち主。見た目は30代の傭兵といった風貌ながら、年齢部分は“???”と表示。このタイヤは見た目からは信じられないほど長く生きているそうで、なぜそれほど長く生きているのかは本人も知らないとのこと。この謎は、本作のストーリーとも密接な関わりを持っているそうだが……。

 2番目のキャラクターは、タイヤとともに年齢不詳の女性、“刹那”(クサナ)。タイヤは自分と同じく出生が謎に包まれている刹那とともにこの島を訪れるものの、飛行機のトラブルによって離ればなれになってしまい、彼女と合流することがゲーム開始時の目的となっている。

 最後に紹介されたのは、前のふたりとは違って年齢が23歳の“久喜”(くき)というキャラクター。彼女は人気のライブストリーマーで、新しい素材集めのためにこの島にやってきたところ、タイヤたちと出会うことに。久喜は一般人ながら、ストーリーの根幹に関わる重要なキャラクターであるとのこと。

 これらのキャラクターをより魅力的に描き、さらにゲームの没入感を高めるために本作ではモーションキャプチャー(演者の動きを取り込み、CGキャラクターの動きに反映させる手法)とフェイシャルキャプチャー(演者の表情を取り込み、CGキャラクターの表情に反映させる手法)を導入。この部分には、クリエイター陣がもっとも力を注いでいると語られた。

 キャラクターの説明が終わったところで、ゲームプレイについての解説に突入。最初のスライドでは、ゲームで使用する“風水コンパス”と、探索&バトルのスクリーンショットを公開。風水コンパスは、隠されたダンジョンやモンスターなどを探し出す探知センサーの役割を持っているアイテムのよう。プレイ中の画面では右手に銃、左手に懐中電灯を持っている様子が見えるが、これはプレイヤーが戦いながら謎を解いている場面とのこと。

 本作のプレイヤーキャラクターは、両手に武器や道具を自由に持つことができるユニークなシステムを採用。たとえば前述のスライドのように片手に武器、片手に道具を持ったりするほか、両手ともに(片手用の)武器を装備したり、マシンガンやライフルといった両手で使用する武器を使ったりと、幅広いプレイスタイルが実現。

 この両手に武器や道具を装備できるシステムを最大限に楽しむため、多くの武器も用意されている。無人島とされる舞台に、なぜこのように多くの武器が存在しているのか? それもストーリー上の大きな謎のひとつとなっている。
 また、登場する敵も状況に応じてさまざまな方法でプレイヤーに襲いかかってくるそうだが、臨場感を高めるためにグラフィックのクオリティには相当なこだわりを持っているとのこと。

 ゲームのもうひとつの楽しみ方は、NPCとの接し方。「(先ほど紹介したライブストリーマーの)久喜は、ストーリーにおいてさまざまなサポートをしてくれると同時に、タイヤと美しい思い出を作ってくれます。このふたりのあいだにどのようなラブロマンスが展開されるかは、本編で確認してください」と、意味深な説明。

このように高速具を付けた敵も登場。高速具によって動きが襲いものの、攻撃によって高速具が破壊されると、途端に動きが早くなるといったギミックも用意されている。

 最後に、本作のレベルデザインとコンセプトアートが紹介されていった。今回紹介されたコンセプトアートはほんの一部だそうで、プレイヤーが訪れる島にはバラエティ豊かなステージが多数用意されており、さまざまなシーンや探索を楽しむことができるとのことだ。

 グラフィック、サウンド、システムと、プレイするものを未知の領域に引き込む野心作『Kill X』。リリース時期については現時点で未定となっているが、今後続報が入り次第ファミ通.comでお届けするのでお楽しみに。