『いたスト DQ&FF 30th』体験版配信などの注目情報が続々と公開された“ダイス・オン!ステージ2周目”をリポート!【TGS2017】

2017年9月24日、東京ゲームショウ2017のスクウェア・エニックスブースで開催された『いただきストリート ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー 30th Anniversary』の“ダイス・オン!ステージ2周目”。堀井雄二氏も登壇し、驚きの新情報が続々と公開された本ステージの模様を徹底リポート!

 スクウェア・エニックスより2017年10月19日に発売されるプレイステーション4、プレイステーション Vita向けソフトの『いただきストリート ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー 30th Anniversary』。TGS2017の最終日となる2017年9月24日、スクウェア・エニックスブースのメインステージで、本作の最新情報を公開する“ダイス・オン!ステージ2周目”が実施された。
 “ダイスオンマスター”であり“サイコロ野郎”でもある本作のプロデューサー・白石琢磨氏、本作の開発を手掛けたトーセのディレクター・藤井亜未氏(マリベルのコスプレで登場! 通称“フジベル”)、MCを務める福島蘭世さん、そして『いただきストリート』(以下、『いたスト』)の生みの親であるゲームデザイナーの堀井雄二氏が登壇。せっかくの機会ということで、“いただき!ダイス・オン!トーク”のコーナーでは堀井氏が『いただきストリート』の開発秘話を披露してくれた。

 そもそも『いたスト』シリーズが26年も続くとは思っていなかった堀井氏。ファミコンで1991年に発売された『いたスト』だが、その開発時期が『ドラゴンクエスト』シリーズの開発と重なっており、RPGを2本も同時に開発するのはたいへんなのでボードゲームを作ろうというアイデアが生まれた。それが『いたスト』誕生の経緯だそうだ。細かい計算はコンピューターが担当してくれるので、増資や株などの要素を取り入れたことで、『いたスト』のゲームシステムが築き上げられたとのこと。マップにダンジョンなども採用しようと思ったが、ほかの3人のプレイヤーが待たされるのはストレスになるだろうと不採用になり、誰でもサクサクと遊べるボードゲームになったとか。ゲームシステムを思いついたときは、コンピューターのAIではなく人間どうしが遊ぶ仕様で、PCで開発を始めたそう(当時のプログラマーがなんと1週間から2週間でプログラムを組んだ!)。それを遊んでみて「このゲームシステムはおもしろい」と確信できたが、逆にAIの構築は難しく……いかに人間臭くするか、プレイヤーが負けたときにどれだけくやしく、勝ったときにはうれしく感じることができるようにAIを動かすまでは、たいへん苦労されたそうだ。これは、本作のディレクターである藤井氏も同じで、本作でもちょっとずつ調整を重ねて検証されたとのこと。白石氏も「ほんとうに調整がたいへんだった」と何度も言っていたので、その苦労がうかがえる。

 本作にはたくさんの新規マップが追加されているが、藤井氏はまず新しいマップを紙に書き起こし、実際にサイコロを振って、電卓でお金を計算しながらマップを検証。そこでバランスを見て、これはおもしろいと確信できてから、マップに入れるギミックなども含めて堀井氏に提案するという流れで、開発が進められたそうだ。
 注目ポイントのひとつである豪華なキャラクターボイスも、白石氏が堀井氏にフルボイスを提案したところ、「いいね」とおっしゃっていただけたそうで、小野坂昌也さんの演じるシルビアも絶賛。「本当に人と遊んでいるみたいで、臨場感があっていいよね」と、堀井氏もその完成度に太鼓判を押していた。
 さらに、話は“思い出深いマップ”に。堀井氏お気に入りのマップは、本作にもクラシックマップの“飛空艇”として収録されている“右半球”とのことなので、シリーズファンならずとも絶対に遊びたいとこと。“スラバッカ島”も堀井氏はお気に入りで、目の部分が離れ小島になっているが、白石氏いわく「うまく活用すれば小島でもガッツリ稼げる」そうだ。また、堀井氏はコンピューターと戦って、最後のひとりを破産させないように調整しながら全部のエリアを制覇する遊びかたも楽しまれているそう。また、本作ではゲームを中断してから再開するときに、設定で目標金額を釣り上げることも可能なので(堀井氏から「これはぜひ入れてほしい」と白石氏はお願いされたそうだ)、いろいろな戦略を試して通信対戦で活かすなど、多彩な遊びかたが可能なのは間違いない。

藤井氏(写真右)が初めてプレイした『いたスト』シリーズは、プレイステーション2で2004年に発売された『ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー in いただきストリートSpecial』。これは白石氏も同じだそうです。

 ここで、堀井氏から新マップが発表された。その名も、“時の祭壇”。『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』の重要な場所のひとつが、ギミック満載のマップとなって、『いたスト DQ&FF 30th』に登場することが明らかとなったのだ。

 この“時の祭壇”マップでの4人対戦をお披露目するという、うれしいコーナーがさっそくスタート。白石氏はククール、藤井氏は当然マリベル、シルビアはコンピューター、堀井氏はあえてのユウナを選択。BGMは『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』の名曲“ほこら”。ちなみに、レベルアップしたときの音も、『ドラゴンクエスト』シリーズのキャラクターと『ファイナルファンタジー』シリーズにキャラクターで異なる。本作では、音楽にも注目したほうがよさそうだ。しかも、この“時の祭壇”マップでは、プレイがひと回りするたびに画面上の時計が進行する仕掛けが。この時計が12時、3時、6時、9時になるたび、マップに異変が発生……なんと、コマがぐるりと時計回りに回転するのだ! 時計の動きに合わせて進むルートを考える必要があるなど、ちょっと上級者向けのマップになりそうだが、それだけに戦術を考える楽しさが増していると言えるだろう。

 時間の都合上、今回も決着はつかなかったが、ここで大ニュースが! なんと、本作の体験版が、2017年10月10日からプレイステーション4とプレイステーション Vitaで配信されることが決定した。PlayStation Plus会員限定ではなく、誰でも楽しめるもので、マップはトロデーン城、キャラクターはユウナ、ケフカ、ハッサン、アンルシアの4名とのこと。しかも、体験版どうしだけでなく、製品版と体験版でも通信対戦が可能という大盤振る舞いに。
 体験版には「スクエニからの挑戦状」が収録されており、コンピューターが操る3人のキャラクターと対戦して条件を達成すれば、オリジナルのテーマがもらえるとのこと。ただし、コンピューターは全員がSランクとなるので、かなり手ごたえのある対戦が楽しめるはず。

 イベントもいよいよラスト。ファンに向けて藤井氏は「『いただきストリート』のおもしろさとキャラクターへの愛がぎっしり詰まっているので、皆さんに手に取っていただきたいです」(藤井氏)、白石氏は「30周年をお祝いするタイトルですが、そういったことを抜きにしても、非常におもしろいゲームとなっています。堀井さんが考案されたゲームなので、おもしろさはお墨付きですし」とコメント。そして最後に堀井氏から、2017年9月29日に開催される『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』のイベント“ネタバレイトショー”に、俳優の新井浩文さんがゲストで出演されることが電撃発表された。

 2日間にわたって開催された『いただきストリート ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー 30th Anniversary』の“ダイス・オン!ステージ”は、ここで初公開された最新プロモーション映像で幕を閉じた。この映像には、チャンスカードキャラクターにトルネコ(キャラクターボイスは茶風林さん)、ホミロン(キャラクターボイスは釘宮理恵さん)、モーグリ(キャラクターボイスは諸星すみれさん)が登場することや、新たなマップ(竜王らしきモンスターが登場するマップも!)、スタンプを使ったコミュニケーションが通信対戦で楽しめるなど、新しい情報が満載なので、ぜひ公式サイトでチェックしてほしい!



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※画面は開発中のものです。