2017年9月21日(木)から9月24日(日)まで、千葉・幕張メッセにて開催された東京ゲームショウ2017(21日・22日はビジネスデイ)。最終日となる24日、カプコンブースで行われた『バイオハザード』スペシャルステージのリポートをお届けする。
イベントには、『バイオハザード』宣伝チームのマービン氏、『バイオハザード7 レジデント イービル』(以下、『バイオハザード7』)の神田剛プロデューサー、ゲストの声優・青木瑠璃子さんが登壇し、『バイオハザード7』とNintendo Switch版『バイオハザード リベレーションズ アンベールド エディション』(以下、『リベレーションズ』)、『バイオハザード リべレーションズ2』(以下、『リべレーションズ2』)の実機プレイを交えつつ、作品の魅力を紹介した。
まずは『バイオハザード7』のパートから。紹介に入る前に神田氏から、同作が日本ゲーム大賞2017の優秀賞を受賞したことが報告され「ファンの皆さんがサポートをしてくださったおかげだと思っています。開発チーム、営業、プロモーションに携わったカプコンスタッフを代表して、厚くお礼申し上げたいと思います。ありがとうございます」とファンへ感謝の言葉が贈られた。
『バイオハザード7』は、サバイバルホラーの新たなスタンダードとして、怖さを徹底的に追求した作品。また、シリーズの中で、もっとも悲しいと言っても過言ではない、ストーリーも魅力的な要素。冒頭で“ただのファン”と自己紹介したほど、シリーズが大好きだという青木さんも「『バイオハザード7』では布陣が新しくなり、主人公もこれまでとは違い強そうな人ではなくなっていますが、そういう人たちの中で何が起きていくのか先が気になって、怖さよりも“とにかく前に進まなきゃ!”と思わせてくれます。プレイしていくうちに、いい意味で環境に馴染んでいくのが楽しいポイントだと感じました」と同作の感想を語った。
そんな『バイオハザード7』には、12月14日に新たにふたつのDLCの配信がアナウンスされている。ひとつ目の“エンド オブ ゾイ”は、『バイオハザード7』の時間軸の最後に位置する後日譚となり、主人公・イーサンを導く謎めいた女性“ゾイ”にまつわるエピソードが描かれるとのこと。ふたつ目の“Not A Hero”は、シリーズの人気キャラクター“クリス・レッドフィールド”が主人公の物語。本編とは異なりアクション性が高い内容になっているそうだ。なお、“Not A Hero”は、『バイオハザード7』を持っていれば、無料でダウンロード可能。また、『バイオハザード7』本編と、DLC第1弾“発禁フッテージVol.1”、第2弾“発禁フッテージVol.2”、第3弾“エンド オブ ゾイ”のセットにした、お得な『バイオハザード7 レジデント イービル ゴールド エディション』の発売も同日に予定されている。
続いて、Nintendo Switch版『リべレーションズ』、『リべレーションズ2』の紹介へ。『リべレーションズ』は、『バイオハザード』シリーズのミッシングリンクを描く『リベレーションズ』シリーズの第1弾。ジル・バレンタインを主人公に、『バイオハザード4』と『バイオハザード5』のあいだで起こった事件が語られる。また、ハック&スラッシュの要素を取り入れた“レイドモード”も特徴の話題を呼んだ。その続編となる、『リべレーションズ2』のストーリーモードでは、『バイオハザード5』と『バイオハザード6』の物語が描かれる。もちろん“レイドモード”も大幅に進化している。
Nintendo Switch版ならではの特徴として、Joy-Conならではの直感操作やHD振動に対応しているほか、他機種版ではDLCや特典として配信されていたコンテンツがすべて収録される。
紹介が終わると、青木さんによる実機プレイが行われた。まずは『リべレーションズ』のストーリーモードをプレイ。最初こそ「リロードの操作を見せたい」と、弾を消費するためになぜか味方であるはずのキャラクターのお尻を撃つなど、お茶目な一面を見せていた青木さんだったが、他機種版をプレイしたというだけあって、その後には敵の弱点を的確に攻撃したり、「ここに敵がいたはず」と敵の出現を待ち伏せするなど、華麗なプレイを披露した。『リべレーションズ2』では、神田氏と協力してレイドモードに挑戦。青木さんの鮮やかなプレイを見ていた神田氏は「足を引っ張らないようにがんばります」と自信がなさそうな様子だったが、レイドモードは初めてプレイするという青木さんをサポートしていた。途中、危なげな部分があったものの最後は見事な連携を見せ無事にクリアーしたところで、イベントは終了となった。