ハセヲ役の櫻井孝宏さんとシリーズの歴史を振り返り! “.hack//15th Anniversary 公開放送!!”リポート【TGS2017】

2017年9月21日(木)から9月24日(日)まで、千葉・幕張メッセにて開催中の東京ゲームショウ2017(21日・22日はビジネスデイ)。同イベントのバンダイナムコエンターテインメントブースにて行われた、“.hack//15th Anniversary 公開放送!!”のリポートをお届けする。

 2017年9月21日(木)から9月24日(日)まで、千葉・幕張メッセにて開催中の東京ゲームショウ2017(21日・22日はビジネスデイ)。2日目となる22日にバンダイナムコエンターテインメントブースにて行われた、“.hack//15th Anniversary 公開放送!!”のリポートをお届けする。

 イベントでは、最初に『.hack』シリーズの開発を務めるサイバーコネクトツー代表取締役社長の松山洋氏、バンダイナムコエンターテインメント『.hack』シリーズ初代プロデューサーの内山大輔氏、『.hack//G.U.』シリーズで主人公ハセヲの声を担当した櫻井孝宏さんの3人が『.hack』シリーズ15年の歴史を振り返った。

 櫻井さんに『.hack』シリーズの始まりを聞かれた松山氏は、1999年にプレイステーション2の開発機で研究開発を行ったところからプロジェクトがスタートしたことを明かした。また、『.hack』シリーズといえば、マルチメディア展開などが特徴的な作品だが、開発当初は他メディアの展開は計画されておらず、開発を進めていく中で決まっていったとのこと。

 思い出話はまだまだ尽きない様子だったが、ここで『.hack// 感染拡大 Vol.1』~『.hack//絶対包囲 Vol.4』の4作品で主人公であるカイトの声優を務めた相田さやかさんからのビデオメッセージが公開。相田さんは、『.hack』の印象について、資料を見た瞬間にひと目惚れしたような状態になり、“この作品には絶対に関わりたい”という思いでオーディションに臨んだのだという。また、収録時の思い出として、パロディモードがとにかく楽しかったらしく、本編がきびしい内容だったため「好きにやっていいよ!」とディレクションがあったそうなのだが、好きにやり過ぎてNGになってしまったというエピソードが披露された。そのほか、現在開催中の『.hack』シリーズのキャラクター人気投票について、ハセヲやエンデュランスがカイトよりも上位にいることに触れ、「“初作の主人公って僕じゃないですか!”とカイトは言っていると思います」と気持ちを代弁し、応援を求めた後、最後は「夕暮れ竜の加護があらんことを」というセリフでメッセージを締めくくった。

 『.hack//G.U.』シリーズに話題が移ると、櫻井さんはハセヲについて、過去いちばん叫んだキャラクターであることを告白。また、ハセヲの叫びは綺麗な叫びではなく、本能からの叫びだったため、通常のお腹から声を出す発声法ではうまく表現できず、喉から声を出す必要があり、身を削りながら演じていたそうだ。

 続いて『.hack//Link』の主人公、九竜トキオを演じた三瓶由布子さんからのビデオメッセージが到着! 『.hack//Link』は、同作の発売以前にさまざまなメディアで語られてきた、『.hack』作品を網羅タイトルということで、「とにかくセリフの量が多かった」と、三瓶さんは収録当時の苦労を振り返った。しかし、それだけ多くのキャラクターと会話ができたのは、『.hack//Link』ならではのことで、いい思い出にもなっているのだという。最後には、今後も20周年、30周年とまだまだシリーズが続いていくことを期待しつつ、再びトキオを演じたいという心境を語った。

 振り返りが終わると、シリーズ最新作となる11月1日発売予定のプレイステーション4、PC(Steam)用ソフト『.hack//G.U. Last Recode(ラストリコード)』の話題へ。同作は、15周年という記念すべき年にシリーズの中でもっとも熱量が高い『.hack//G.U.』シリーズを改めて遊べるようにしようという思いから開発がスタートしたそう。松山氏は、そんな『.hack//G.U.』の舞台が2017年であることに触れ、プレイステーション2版『.hack//G.U.』の発売当時から見ると、未来の夢の商品としてゲーム内に登場したフェイスマウントディスプレイが、2017年になった現在では実際にヘッドマウントディスプレイとして発売されてるなど、約10年前に思い描いたものが実現していることを感慨深そうに語っていた。

 そして、ここからは同作のプロデューサーを務める佐藤秀俊氏もステージに登場し、『.hack//G.U. Last Recode(ラストリコード)』の魅力を紹介していくことに。

ステージには5thフォームになったハセヲが装備している専用武器 “無限竜ノ門(ゲートオブウロボロス)”も登場。なんとこの剣はサイバーコネクトツーの社員の手作りとのこと。

 『.hack//G.U. Last Recode(ラストリコード)』は、『hack//G.U. Vol.1 再誕』、『.hack//G.U. Vol.2 君想フ声』、『.hack//G.U. Vol.3 歩くような速さで』の3作品と初代『.hack//』のダイジェスト映像集“ターミナルDisc”に加え、新規エピソードとなる“Vol.4 あるいは世界を紡ぐ蛇たちの見る夢”を1枚のディスクに収録したタイトルだ。

【ビジュアル面の進化】
 プレイステーション2版から、ビジュアル面が大幅に進化しており、画面解像度は全編フルHDに対応。また、ムービー、背景、UIテクスチャも高解像度化されている。さらに、フレームレートも最大60fps出力にも対応し、より綺麗で滑らかになった映像でゲームを楽しめる。

【システム面の強化】
 ビジュアルだけではなく、バトルバランスやテンポの改善、最初から最強データで遊べる“チートモード”の追加など、システム面も強化されている。

【新規エピソード収録】
 新規エピソードとなる“Vol.4 あるいは世界を紡ぐ蛇たちの見る夢”では、『.hack//G.U. Vol.3 歩くような速さで』から約1年3ヵ月後の物語が描かれる。久しぶりにハセヲを演じた感想を聞かれた櫻井さんは、今回は、収録現場でもセリフをブラッシュアップするようなことがあり、期待している人が多い中で、その期待を超えるものを作ることの難しさを目の当たりにしたそう。ただ、それと同時に作品が過去のものとして扱われるのではなく、長い期間が経過しても脈々と続いており、新しい作品をいま発売できることに対して、「本当にうれしいです」と喜びを語った。

【パロディモード収録】 
 プレイステーション2版『.hack//G.U.』では実装されなかった、パロディーモードを収録。パロディーモードは、『.hack//』に収録されていたストーリーを最後まで進めた状態でセーブすると選択可能となるお楽しみ要素。パロディモードを選択すると、ゲーム内のセリフがふざげた内容に変更されるというもので、松山氏によると、『.hack//』のときに評価があまりよくなかったため、『.hack//G.U.』では実装が見送られたのだが、今度は逆に「パロディモードを収録してほしかった」という声が多く届いたため、『.hack//G.U. Last Recode(ラストリコード)』で復活を果たすことになったのだという。さらに、今回のパロディモードのセリフには、キャスト陣の案も取り入れられているとの情報も!

 注目ポイントの紹介が終わると、続いてプレイステーション2版との比較動画が公開された。実際に映像を見てみると違いは一目瞭然たが、プレイステーション2版からキャラクターのポリゴン自体は変更しておらず、プログラムで新たなグラフィック関連の処理を追加して、美麗なグラフィックを実現しているとのこと。また、ユーザインタフェースが描き直されているほか、画面のサイズが4:3から16:9になったことで、本来見えてはいけないものが見えてしまわないように画角を変更するなど、かなりの調整が行われているようだ。

プレイステーション4版は、豪華限定版のPREMIUM EDITIONも同時発売。松山氏は「(限定版は)非の打ち所がないようにしています」とアピールした。

プレイステーション4版の早期購入特典は、オリジナルテーマ。

 さらに『.hack』シリーズ15周年記念の関連情報も公開された。

【フィギュア】
 バンダイのハイクオリティフィギュアブランド“魂ネイションズ”として、ハセヲを象徴する3rdフォームのフィギュアが発売。予約受注生産となっており、プレミアムバンダイ内“魂ウェブ商店”にて、期間限定予約受付中。

※フィギュアーツZERO .hack//Figuarts ハセヲ3rdフォームBLACK 商品ページ
※フィギュアーツZERO .hack//Figuarts ハセヲ3rdフォームWHITE 商品ページ

【映像作品『.hack//G.U. TRILOGY』】
 2007年に公開された劇場作品『.hack//G.U. TRILOGY』のBlu-rayがお求めやすい価格になって11月24日に再発売。“パロディモード”を始めとする特典映像もバッチリ収録されている。

※『.hack//G.U. TRILOGY』商品詳細ページ

【シリーズ3作品のデジタルセル版発売&『.hack//SIGN』の再放送決定】
 10月4日より、Amazonビデオ、TSUTAYA TV、ひかりTV、PlayStation Video、楽天TVにて、『.hack//G.U. TRILOGY』、『.hack//Quantum』、『ドットハック セカイの向こうに』のデジタルセル版が配信開始。また、BS11にて10月3日より毎週火曜日の25:00から『.hack//SIGN』の再放送が決定。

【LINEスタンプ】
 『.hack//G.U.』のLINEスタンプが登場。主人公のハセヲや魅力的なキャラクターたちが会話を盛り上げる。

価格:240円[税込] or 100コイン
種類:40種

※スタンプ購入ページ

【『.hack//G.U.』カフェ】
 池袋東口の“315カフェ”にて 『.hack//G.U.』カフェが開催決定。

開催期間:2017年10月14日(土)~11月12日(日)
※期間中の土日祝日12:00~16:30まで

【カラオケの鉄人】
 『.hack//G.U. Last Recode(ラストリコード)』×カラオケの鉄人15周年連動企画が決定。キャラクターたちをイメージした限定ドリンクが販売されるほか、連動企画実施店舗には等身大パネルも登場!? 詳細は後日発表予定。

【コトブキヤ秋葉原館】
 10月28日(土)~11月5日(日)の期間中、コトブキヤ秋葉原館イベントスペースにて15th Anniversaryイベントが開催決定! 詳細は後日発表予定

【関連グッズ】
 『.hack』シリーズ関連グッズが続々登場! 一部商品は、東京ゲームショウ2017のシーズナルプランツブース(9-E04)にて先行販売を実施。

 最後に出演者全員から順番にメッセージが贈られイベントは終了となった。今後の『.hack』シリーズに関する情報は、『.hack』シリーズポータルサイトや公式Twitterアカウント(@dothackofficial)をチェックしよう!