東京ゲームショウ2017会期中の2017年9月22日、『World of Warships』の新情報について、APACプロデューサーとプロダクトスペシャリストにインタビュー。

 2017年9月21日(木)~9月24日(日)まで、千葉県・幕張メッセにて開催中の東京ゲームショウ 2017(21日・22日はビジネスデイ)。Wargaming Japanブースでは、初日のステージで、『World of Warships』(以下、WoWs)の新情報が公開された。

 多くの情報が発表されたが、まだ隠し玉を残している可能性もある。そんなことを邪推しつつ多忙極まる『WoWs』担当のおふたりにインタビューを敢行した。

 インタビュー相手は本作のAPACプロデューサーの柳沼恒史氏と、同タイトルのプロダクトスペシャリストの畑井翔氏。同行した編集部のミス・ユースケとはイベントなどで何度も顔を合わせているため、だいぶフランクな空気で取材が進行した。せっかくなので、その雰囲気を残したままお届けする。

柳沼恒史(やぎぬまひさし)

『World of Warships』APACプロデューサー。いつも飄々とした雰囲気でしゃべる。文中は柳沼。

畑井翔(はたいしょう)

『World of Warships』プロダクトスペシャリスト。配信番組などではいじられキャラが定着している。文中は畑井。

アーティストシグネチャーシリーズの新企画として、『機動戦士Zガンダム』や『機動戦士ZZガンダム』のメカデザインを手がけた小林誠氏とのコラボが発表された。
『WoWs』APACプロデューサーの柳沼恒史氏(左)とプロダクトスペシャリストの畑井翔氏(右)に、15分だけお時間をいただいた。

たけぞう、何も決まってないってよ。

――初日のステージで多くの情報が発表されましたね。

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柳沼日本のユーザーさんに向けて新情報をまとめて出したいと思っていまして、ものによっては半年以上前から準備していました。最初に発表された小林誠先生とのお話などは、2017年の始め頃から社内調整が始まりました。

――こちらで掲載させていただいた初日ステージの記事は、かなり注目を集めているようですよ。

畑井注目されたのは、カレーと小林誠先生のどちらなんですかね……?

――さすがにカレーではないと思います。大和の姉妹艦の発表もありましたし。

柳沼そうです。たけぞうです。

横須賀の店舗とのカレーコラボのほか、実装予定の艦艇が写真で紹介された。艦艇名は明言しなかったが、多くのファンが気付いたのは間違いない。

――えーっと、武蔵ですよね。

柳沼いえ、たけぞうです。

――あっ、そこは認めないんですね。2017年内の実装を目指すと言ってましたけど、あと3ヵ月しかありません。今年中の実装っていけるんですか?

畑井ぶっちゃけトークをすると、元(大和)はすでにゲーム中にありますからね。2017年中を目処に頑張っております。

――姉妹艦ということは大和並みの性能を持っているわけですよね。「Tier 10の大和とは被らない性能にする」と発表されましたけど、どうします?

柳沼決まってません。

――あと3ヵ月ですよ。

柳沼いやその、正式な仕様は決まってはいませんけどね。艦艇として出すなら、ゲームバランスを崩さないように調整するなら、大和と差別化するなら……。その艦艇が建造されて以来、どのように改修され、兵装が変わってきたのか。その辺をなんとなく紐解いていくことになるかな、と思います。

――あ、なるほど。艦艇はいきなり最終形で出来上がるわけじゃないですもんね。仮に改装途中の状態で実装されるとしたら、大和とは性能が違ってもおかしくはないわけだ。

柳沼ユーザーの皆さんにも、その辺を頭に置きつつ楽しみにしていただければ幸いですね。

畑井開発の現場には「○年代の艦で」みたいに指定することもあるんです。

柳沼ただ、ここまで言っておきながら、Tier 10の大和とまったく同じ船が出てきちゃう可能性はまだまったくゼロではないです。可能性の話ですから。

畑井年内というか、冬って感じですかね。

柳沼では、畑井氏によれば、2018年の1月2月になることもあり得るということで。私はあくまで年内を推します。

――もう拳と拳で話し合って決めちゃいましょうよ。

愉快な掛け合いを見せてくれたおふたり。たけぞうについては、このおふたりの言葉を信頼し、年内実装にご期待いただきたい!

eスポーツ関連の改善も、こっそり進んでいたんです。

――今回の発表も大いに気になるところなのですが、『WoWs』では昨年くらいからでは試合の見せかたやUIについての悩みもありましたよね。何か進展はありましたか?

柳沼2017年の前半あたりに「試合観戦やeスポーツ周りの機能が続々と実装されていきます」と」とお話ししていました。近いうちにそういった新機能も入ってきます。

――それは何ですか? いま畑井さんが持ってる資料に書いてあります? ここまで来たら言いたいことを順に説明してもらってもいいですよ。

畑井せっかくのインタビューなんだから質問してくださいよ。昨日(9月21日)のアップデートでクラン基地の機能が実装されました。ゲーム内のイベントなどでオイルを手に入れ、基地を拡張させると、ボーナスが付与されたりします。今後、クラン戦を行うための準備段階みたいな感じです。

柳沼ランクバトルのクラン版といったイメージですかね。

畑井こういうときによく「チーム戦ってどうなった?」と聞かれてゴホゴホってせき込んで、話が止まってしまうんです。

柳沼止まりませんよ。我々は、クラン戦をスタートさせるんです。

畑井力強い。そうですよね。

――クラン戦が充実するのは競技への第一歩ですから、いいですね。って、なんで僕がフォローしてるんですかね。

この机の上の資料をふんだくろうと、どれだけ強く思ったことでしょう……。

柳沼それはさておき、クラン戦の関連機能として、公式のトレーニングルームというものも年内導入を目指しています。どんな艦艇が選択されているかなど、細かく見やすいトレーニングに適したUIや環境が用意される予定です。

畑井これ、スクリーンショットありましたっけ?

柳沼ロシア語UIのはあるんですけど、それを出してもあまり意味がないかなと思いまして。

――開発版として出しましょうよ。

柳沼(改めて言っていいことかどうか吟味してから)……ないです。

――とはいえ、着実に実装に向けて動いているというのは載せて大丈夫ですよね。テスト段階まではいってるとか。

柳沼そうですね、ついに開発も本腰を入れ始めてくれたようです。あと、先日のステージでは触れていませんが、煙幕の機能について見直しが始まっていることもお伝えしたいです。すぐというわけではないですけど、よりテストを重ね、次回か次々回のアップデートに入れたいと考えています。

――いまの煙幕は状況次第で一方的な戦局を生み出してしまいますね。

柳沼煙幕をたいて、魚雷を受けるリスクも抑えた状況に持ち込めれば、使った側が圧倒的に有利になりますからね。その無敵に近い状況をいかにして排除するかがポイントになっています。アイデアはいくつも出ているのですが、「これだ!」とお話しすることはできないんですけど。

――かなり重要な変更になりそうですから、慎重に導入しないといけないでしょうしね。

柳沼なるべく早く実装したい内容でしたので、先日のアップデートになんとか滑り込ませたかったところではあったんですけどね。ただ、そんな急造では、プレイヤーの皆さんに対しての暴挙に近いだろうと思いまして。ユーザーの皆さんの意見も取り入れつつ、無理のないところに落とし込みたいところです。

10月にもイベントが! お得なプレミア艦艇にも注目だ!(大人の表現)

――さて、広報さんがすごく時計を気にしてらっしゃるので、つぎがラストです。もう予定から2分オーバーしてますから。

柳沼もう!? ええと、まだ話していない点は……えーと、何ですかね?

――分かんないなら、もう見せてくださいよそれ。

柳沼いやその、もうないんですよこの中にも。

畑井あ、そうだ! オクトーバー! オクトーバーレボリューションという艦がありまして、9月29日(金)から販売開始します。その翌週から3週間にわたって頑張ったらオクトーバーレボリューションが手に入るイベントがあります。

こちらが、オクトーバーレボリューションのイメージカット。

――あれ、それだと購入することに意味がないのでは?

畑井そこですが、イベント期間中にオクトーバーレボリューションを使用していただくと、毎日フリー経験値やダブロンが入っているコンテナが手に入るんです。早く入手していただくほどお得になりますので、初日に購入していただくことも視野に入れていただければと。

――こういうとき「買ってください」とは言いにくいんですよね。

柳沼では、畑井さんがそう言っていたということで。

畑井いやいや、「買っても損はしないですよ」ということで!