gamescom 2017最終日となる8月26日、SIEブースにて『モンスターハンター:ワールド』エグゼクティブ・ディレクター/アートディレクター藤岡要氏、ディレクター徳田優也氏にプレイアブル出展の手応えなどを聞いた。

●最終日に試遊した人の7割がシリーズ未経験者

 2017年8月22日~26日(現地時間)、ドイツ・ケルンメッセにて、ヨーロッパ最大のゲームイベントgamescom 2017が開催。最終日となる8月26日、SIEブースにて『モンスターハンター:ワールド』エグゼクティブ・ディレクター/アートディレクター藤岡要氏、ディレクター徳田優也氏にプレイアブル出展の手応えなどを聞いた。

▲ブースにて藤岡要氏(写真左)、徳田優也氏(写真右)に話をうかがった。

――gamescomで世界初となるプレイアブル出展を行われましたが、最終日までの手応えはいかがでしょうか?

徳田優也氏(以下、徳田) 一般日が始まってからは本当に朝一番から走ってブースに来てくださって驚きました。開場後すぐに入場規制となってしまって、心苦しいところもあったのですが、皆さん本当に楽しそうにプレイしてくださって。達成感を感じていただけるところまで遊んでくださったので、そういう意味でも世界中の方に受け入れていただけるようなスタートが切れたのかな、と思います。

藤岡要氏(以下、藤岡) 初日はこちらのトラブルで少しスタートが遅れてしまったのですが、たくさんの方に並んでいただいて。ただ、初日はメディアの方に気にしてもらえるだろうという意識はありました。ですが、会期の後半はユーザーベースになると予想していましたので、その流れがどうなるかと思っていたのですが、変わらずの熱意でドバっと皆さんが来てくれて。セキュリティがかかってしまうくらいで、いろいろなところにご迷惑をおかけしてしまいましたが、それだけ熱意のある方々に来ていただけたのはうれしかったですね。今回、初めて『モンスターハンター』シリーズをプレイするという方は多く、その方たちがどうプレイするのか気にしていたのですが、プレイ中にちょっとずつ慣れていただいて、最終的にはクエストをクリアーされていて。討伐を達成し、満足して帰っていく姿を確認できました。ドイツでプレイアブル出展というのは初めての試みでしたが、「グローバルに向けてスタートしやすくなったかな」という実感が湧いてきました。

――初日は『モンスターハンター』シリーズが好きな方が集まっていた印象を受けました。

徳田 最初はそうだったのですが、最終日は7割くらいの方が『モンスターハンター』を触ったことのない方でした。

藤岡 初日は『モンスターハンター』シリーズのファン、そしてメディアが注目してくれると予想していました。ファンも多いですので、2日目くらいまではそういう人たちが厚みを作ってくれるかなと。ですので、『モンスターハンター』に興味はあるけれど触ったことがない方がブースを訪れた際、どれだけ注目度が出るか、というのは非常に気にしていました。でも、うれしいことに、むしろ熱量が上がってきて。動画が拡散しているおかげかもしれませんが、シリーズファンではない方がたくさん遊びに来てくれましたね。

徳田 来場してくださった方に話を聞いてみると「E3での放送やPVを観て、すごくおもしろそうだ」と感じていただいたそうなんです。だけど「PVはおもしろかったけれど、実際はつまらなかったゲームをいままでたくさん見てきた」、「我々はいままでずっと騙されてきた」という方がたくさんいらっしゃって。「『モンスターハンター:ワールド』はPVはよかったけど、本当におもしろいのか、確かめに来た」という方が多かったですね。そういった方々にも満足いただけたのがうれしかったです。

藤岡 シリーズファンからすると、『モンスターハンター:ワールド』はこれまでと比べてどう変わったのか、『モンスターハンター』シリーズとは違うのか? という疑わしい目もあったと思うのですが、皆さん気持ちよく遊んでくださって。「これは『モンスターハンター』だ」と感じていただけたのかと思います。

――ドイツの方によく選ばれていた武器はありましたか?

徳田 デフォルトがスラッシュアックスですので、スラッシュアックス率は高かったですね。ただ、初めて『モンスターハンター』を遊ぶという方も、途中からは武器を変えながら遊んでいましたので、だんだん慣れてくるのかな、と。最初は抜刀すらできなかった方が、最後にはアンジャナフを倒していましたので(笑)。ゲーム中の誘導がうまく機能していたので安心しました。

藤岡 ドイツの方は、もともとアクションゲームをたしなんでいる方が多いのかと思います。ただ、PCでゲームを遊ばれる方が多く、マウスに慣れ親しんでいるため「○ボタンはどれだろう」とか、最初はそんな感じの方が多かったですね。でも、スジがいいといいますが、勘がいいので操作にはすぐ慣れて。そういう方たちが短時間で慣れる仕上がりになっているのは、ゲームとしていい方向にいったのではないかと思います。

――一般日にはステージイベントも行われていましたが、反響はいかがでしたか?

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徳田 まず、あんなに大きなステージだと思っていなくて(笑)。「これだけ大きなステージだったら新しいネタを入れなきゃ」と、直前にプレゼンテーションプランを変更しました(笑)。

藤岡 直接ご覧になっていただいた方の熱気もうれしかったのですが、視聴された方にたくさん拡散していただいて。皆さん、少しでも情報を持って帰ろうと思って観ているんだな、と感じました。日本のファンと近いリアクションですよね。「とにかく全日情報を追いかける」という方が多い。出展しているものとは異なる内容、情報を実機ゲームプレイでお伝えできたのはすごくよかったのかなと。プレイアブル出展をしながらのステージでしたし、僕たちは海外でこういった経験はなかったのですが、いい滑り出しになったと思います。

――来月には東京ゲームショウ2017が開催となりますが、楽しみにしている日本のファンへひと言お願いします。

徳田 まずヨーロッパの方にお届けさせていただきましたが、つぎは日本の方に実際に触っていただいて、いろいろと変わった部分を感じていただきたいと思います。今回ドイツで出展させていただいた内容とは異なる、“大蟻塚の荒地”の世界初プレイアブル出展となりますので、楽しみにしていてください。

藤岡 東京ゲームショウでは、一風変わった情報を出していきたいと思っています。世界観であったり、舞台設定であったり。そのあたりもしっかりとお伝えしたいなと。いろいろなバリエーションを感じてもらえると思いますので、プレイアブルはもちろん触っていただきたいですけど、ステージイベントでも連日情報を出していく予定です。満足いただけるものをご用意していますので、興味のある方は毎日会場に足を運んでいただければと思います。