新モンスターの存在も明らかに!
2017年8月22日~26日(現地時間)、ドイツ・ケルンメッセにて、ヨーロッパ最大のゲームイベントgamescom 2017が開催。本記事では、Sony Interactive Entertainment Deutschlandブースで行われた、『モンスターハンター:ワールド』(2018年初頭発売予定)のステージイベントの模様をお届けする。
ステージが始まると、『モンスターハンター:ワールド』プロデューサーの辻本良三氏、エグゼクティブ・ディレクター/アートディレクターの藤岡要氏、ディレクターの徳田優也氏が登壇。辻本氏は「こんなに盛り上がっているのはすばらしいです。(gamescomに)来てよかったです」と会場の盛り上がりに驚きつつ、3人を代表してイベントに集まったファンに挨拶を行った。そして、さっそく実機プレイへ。今回の実機プレイでは、gamescomでプレイアブル出展されているバージョンとは違い、先日公開されたばかりの新フィールド“大蟻塚の荒地”での狩猟が披露された。ちなみに実機プレイの操作を担当したのは徳田氏。
藤岡氏によると“大蟻塚の荒地”は、砂漠の乾燥地帯と沼地が合わさったステージとのこと。クエストが始まるとまずはキャンプで狩猟の準備。『モンスターハンター:ワールド』では、キャンプで装備の変更が行えるほか、食事もできるようになっている。食事を行うことで、体力やスタミナの上限が上昇するなどの効果を得られるのだという。
また、シリーズでおなじみの釣りを行う様子も披露。これまでのシリーズでは、特定の場所(釣り場)でしか釣りを行えなかったが、本作では基本的に竿をいつでも構えることができるようになっているとのこと。その後、素材が採れるところやモンスターの居場所を教えてくれる導蟲の誘導に従って進んでいくと、いよいよターゲットとなるモンスター“ボルボロス”を発見。ボルボロスは、過去のシリーズタイトルに登場したモンスター。藤岡氏は、「『モンスターハンター:ワールド』で、どのくらい表現が変わっているのか注目してほしいです」とアピールした。
しばらく戦っていると、地面からディアブロスが登場。ボルボロスは、ディアブロスの出てくるときにできた穴に落下。これが本作の魅力のひとつであるモンスターの生態を利用した狩猟。じつは、ボルボロスと戦っていたエリアの下は、ディアブロスのテリトリーで、上で騒音を起こしたことで、騒音を嫌うディアブロスが地面を陥没させたのだという。ちなみに、ディアブロスが毎回その場所にいるとは限らないとのこと。
また、本作では大型モンスターどうしが出会うと、戦い始めることがあり、より強いモンスター(今回の場合はディアブロス)をうまく利用することでターゲットとなっているモンスター(今回の場合はボルボロス)に大ダメージを与えることができるとのこと。これらの要素について辻本氏は「この世界のモンスターはいろいろな思考のもと行動していますので、それを理解して利用していくこともポイントとなっています」とコメント。
その後、ディアブロスとの戦闘を嫌がり、移動を開始したボルボロスを追いかけ戦闘を続行。ジャンプの滞空時間が伸びるという特殊なマントを装備しながら、戦いを続けていると、今度はボルボロスが足を引きずりながら移動を始めた。これはモンスターが弱ってきた証拠で、「おそらく休むためにこのまま巣に戻るでしょう」と辻本氏は解説。ちなみに、特殊な能力を持ったマントは、そのほかにも存在し、使い分けていくことが重要になるらしい。
そのままボルボロスの巣で戦闘を続けていると、今度は沼地を生息している新モンスター“ジュラトドス”が乱入。ジュラトドスがボルボロスに大ダメージを与えたあと、止めを刺し、無事に討伐完了。
最後に辻本氏が「『モンスターハンター:ワールド』は、2018年初頭の発売を目指して開発中です。まだまだ隠された情報もいっぱいあり、徐々に公開していきますので、期待していてください」と締めくくりイベントは終了。
[2017年8月24日 11時30分 記事修正]
新モンスターの名称を修正しました。