gamescom 2017のビジネスエリアのマイクロソフトブースで行われた、Xboxプラットフォームに関するプレゼンの模様をお届けしよう。

●ユーザーのフィードバックを受けてさらに進化

 2017年8月22日~26日(現地時間)、ドイツ・ケルンメッセにて、ヨーロッパ最大のゲームイベントgamescom 2017が開催。ここでは、会期初日の8月22日にビジネスエリアのマイクロソフトブースで行われた、Xboxプラットフォームに関するプレゼンの模様をお届けしよう。Xboxというハードは代々、さまざまな新機能や新サービスを追加することで“進化”してきたことはご存じの通り。マイクロソフトはこれまでにも、ハードのアップグレードに合わせる形で、イベントなどで適宜最新機能を紹介してきたが、今回のプレゼンはその流れを汲んだものと言える。プレゼンを担当したのは。マイクロソフトのジョーダン・シルバーソーン氏、マット・ロブソン氏、ハリソン・ホフマン氏の3名だ。

▲左から、マット・ロブソン氏、ハリソン・ホフマン氏、ジョーダン・シルバーソーン氏。

 まずは、ジョーダン・シルバーソーン氏が説明してくれたのが、動画ストリーミング配信サービス“Mixer”について。アピールされたのはレイテンシーの低さ。ビデオはもちろんのこと、ゲームプレイもほとんどストレスを感じさせることなく動画配信ができるという。“Mixer”では見ている人とのチャットも可能で、たとえば、PCやXbox Oneで動画配信をしながら、モバイル端末をチャットのコンパニオンとして活用できるというから便利だ。ちなみに、“Mixer”はWindows 10 PCにも組み込まれており、ゲームバーに格納されているのも、マイクロソフトならではの連携。ゲームバーでゲームプレイを録音したりスクリーンショットの撮影、“Mixer”での動画配信も管理できるというから、利便性もさらに高まりそうだ。

▲モバイルやタブレットからでもチャットが楽しめる。

 PCということで言えば、Xbox NetworkingのツールがWindows 10に導入されるという。Xbox Networkingでは、レイテンシーやコネクトビリティなどに対ししてシステムがどう対応しているかがわかるのだが、それがWindows 10にも搭載される。問題があれば、“Fix it”だけで修正できるという。

 おつぎはハードウェアについて。E3で正式発表されたXbox One Xの特徴について、マット・ロブソン氏は、“パワー”、“クラフトマンシップ”、“コンパチビリティー”の3つだとおさらい。マシンパワーに関しては、Xbox One Sよりも40%アップし、メモリも増強したと説明。「最初から4K体験を前提にデザインしていますが、1080pでもXbox One Xでベストな体験ができますよ」と補足してくれた。クラフトマンシップについては、いままでのXboxファミリーの中で最小のサイズを実現したことに端的に現れているとした。コンパチビリティーに関しては、Xboxファミリーのアクセサリーがすべて使用可能であることや初代XboxやXbox 360のタイトルもプレイ可能であることに触れ、その互換性をアピールした。

 マット・ロブソン氏はここで、先日発表されたばかりの限定版“Xbox One X Project Scorpio Edition”に言及。いまプリオーダー(予約)を開始しており、「売り切れになるのではないでしょうか」と自信のほどを見せる。“Xbox One X Project Scorpio Edition”には、本体とコントローラーに“Project Scorpio”の名称がレーザープリントされており、初代Xboxのグリーンカラーが使用されているという。本体自体は横置き縦置き両方とも可能で、縦置きスタンドが入っているのは“Project Scorpio Edition”のみとのことだ。

 なお、既報の通り、“Xbox One X Project Scorpio Edition”は店頭での販売は予定されておらず、Webサイトでの予約のみでの対応となる。日本発売に関して聞いてみたところ、明確なお返事をいただくことはできなかった。

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▲右にあるのはXbox One Xのチップ。実際に目にしたモックは、質感に溢れていて、非常に存在感がある。見ているだけでも欲しくなってしまう。

 またプレゼンでは、同じく先日発表されたばかりの“Xbox One S Minecraft Limited Edition”も紹介された。同ハードは、「Xbox One Sでもっとも詳細に作られた限定版」(ロブソン氏)とのことで、レーザーエッチングも施されているという。裏面がクリアーになっているのも、Xbox Oneでは初めてで、レッドストーンがデザインされているというこだわりぶりだ。ゲームの起動音なども、『Minecraft』特有の音を使用しているというからうれしい。

▲ピンクのコントローラーは別売りとなる模様。
▲裏面はクリアーになっている。ちょっと見ただけでも相当なこだわりを持って作り込んだコンソールであることがわかる。こっちもほしい!

 本体のアップグレードに関しては、まずは印字を浮き立たせることで、HDMI端子のある場所がわかりやすくなった。背面を見なくても手で触るだけで、差し込みやすくなったのだ。また、ゲームを外付けのハードドライブに移して、新しく使うハードに移すといったことも可能に。Xboxファミリー相互の連携の敷居を下げるアップデートだと言える。

▲背面を見ずとも、触るだけでどこに端子があるかわかるようになった。

 インターフェースに関しても、ファンからのフィードバックにもとづいてさまざまな改善を加えているとのこと。ボタンひとつで最後にプレイしたゲームに戻れたり、オススメ情報やフレンドの情報などを提供することで、自分にあった使いかたをしてもらえるようになっている。“ピン留め”を40以上使えるようになったのも、ファンにとってはうれしいかもしれない。また、タグが画面上に横並びになることで、さらに利便性も高まっているようだ。さらに、パーティーや実況をしているときに、ガイドタグを使うとフレンドがアクセスできるようになるという機能も追加されている。見た目にインパクトが大きいのは、“Light”、“Dark”のいずれかで、画面の切り替えが可能な点。ユーザーにとっては気分を変えるときなどに有効な機能と言えるだろう。

▲自分のお好みにカスタマイズも可能に。