シュールな世界の3Dパズルアクション

『Back to Bed (バック トゥ ベッド)』夢遊病の男をベットへ導け 人面犬が主役の3Dパズル【とっておきインディーVol.132】_16

 人面犬・サボブを操作し、夢遊病の男・ボブをベッドへと導く本作は、奇妙なテイストの3Dパズルアクションゲームだ。目的は、オブジェクトやギミックを駆使し、さまようボブをゴールとなるベッドへと移動させることだが、舞台となる夢の世界がとにかく特徴的。絵画をモチーフにしており、カメラが壁に埋め込まれたり、帽子が空を飛んでいたりと、とにかくシュールなのだ。

 奇妙なモノで溢れている各ステージのフィールドは構造も複雑。先へ進むと奇妙さも増していくため、フィールドの構造を理解するだけでも相当頭を使うかもしれない。しかし、その分ボブがベッドに到達したときの達成感も、また大きい。独特でシュールな世界観は病みつきになりそうな魅力を持っている。

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ようこそ奇妙な夢の世界へ

 サルバドール・ダリなどが描くシュールな世界観を思わせる夢の世界が舞台となる本作。複雑に入り組んだフィールドに、口が付いたダクト、触れると飛んでいくチェスの駒など、この世のものとは思えないものが数多く散りばめられている様は、まさに奇妙奇天烈。本作はフィールドを一望するだけでもおもしろい作品だ。ときには、攻略ついでにフィールドを探索してみると、現実にはない意外なものが発見できるかも!?

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▲フィールドには「なぜこんなものが!?」と突っ込みたくなるようなものが満載だ。

【ボブ】夢遊病を患っており、夢の中で寝ながらさまよう。デザインはルネ・マグリットが描く男を参考にしているとのことだ。

【サボブ】ボブの潜在意識の中に存在する、ボブと同じ顔をした犬。彼(?)の使命はボブを起こさずにベッドへ導くこと。

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ボブを落とさずベットへ誘導

 本作は、ボブがベッドに到達するとクリアーとなる。ボブの動きには法則性があり、何もないところでは真っすぐ歩くが、障害物に当たると右に90度方向転換。再び真っすぐ歩き出す。フィールドにはサボブが持てるオブジェクトがあるので、うまく配置してボブがベッドに入るまでの道筋を作ろう。

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▲ボブをベッドへ誘導できれば、そのままつぎのステージへ。フィールドは先に進むほど複雑になっていく。
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▲宙に浮いているフィールドは崖だらけで、ボブは落ちてしまうと最初の位置へと戻されてしまう。ステージクリアーのためには、ボブを落とさずにうまくベッドに誘導する必要がある。
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▲フィールドにはさまざまなオブジェクトが置いてある。なかには橋として利用できるものもあり、これを使えばボブを崖の向こう側へ移動させられるのだ。

さまざまなギミックを活用

 フィールドには、複数のギミックが存在し、活用することで壁を歩いたり、ワープして、一見行けないような場所にも簡単に行けるようになる。フィールドが複雑になってくると、ギミックをいかにうまく使うのかが攻略の重要なカギとなる。新しいステージに挑戦するときは、ベッドの場所はもちろんのこと、ギミックの位置もしっかり把握しておくことが必要となるのだ。

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▲壁にくっ付いているりんごのオブジェクト。透明な階段を登れば、なんとそのまま壁にくっ付いた状態で歩けるので、楽々とリンゴを取りに行けるのだ。
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▲フィールドに設置してある扉は、くぐると別の場所にある扉へと移動できる。

ボブの眠りを妨げるモノ

 ステージによっては、ボブの眠りを妨げる奇妙な生き物(?)も登場。ボブに当たると起こされてしまい、リトライとなるので、生き物を避けて、ボブを誘導する必要がある。

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▲落とし穴。ボブを落とすため、地面に大きな口を開けて待ちかまえている。
▲犬。フィールドを時計回りに移動し、接触したボブに襲いかかる。
▲目覚まし時計。ボブと同じ法則で移動するので、崖から落とすことができる。
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▲ステージ上にある線路はとても危険。ボブが線路に乗ると、クジラの形の列車が突進してきて、ボブがひかれてしまうのだ。

Back to Bed(バック トゥ ベッド)
メーカー 日本一ソフトウェア
対応機種 PSVPlayStation Vita / PS4プレイステーション4 / PS3プレイステーション3
発売日 2017年2月9日配信
価格 1000円[税抜](1080円[税込])
ジャンル パズル
備考 Wii U版はクロスファンクションから、PC版、iOS版、Android版はBedtime Digital Gamesから配信中 開発元:LOOT Interactive、LLC.、Bedtime Digital Games