古今東西の気になるインディーゲームをこだわりの視線で紹介。今回は、独特なテイストの2Dアクションゲームです。

●光の中から生まれた“謎の幼子”となって……

 光の中から生まれた“謎の幼子”となって、全4章で構成された舞台を踏破する──『Light Fall』はそんな2Dアクションゲームです。各章の舞台は、独自の色調で表現された幽玄的な空間。思い切りのいいアクション操作と、ひらめきがものを言うステージ攻略を楽しみながら、“闇に覆われた世界”の秘密に迫ります。ゲームモードは、ストーリーモード以外にも、タイムアタック用の“スピードランモード”が用意されています。ストーリーモード各章の構成をベースにした、より高難度なステージに挑戦できるものです。ルート開拓の余地が多いゲームだけに、オンラインランキング争いも白熱しそうです。ちなみに、本作の国内ローカライズを手掛けているのは、架け橋ゲームス。テキストのみならず音声も収録されているので、日本人ユーザーも無理なく楽しめるのは、うれしいですね。

■STORY

 つねに闇に覆われた呪われし地“ナンブラ”に、不思議な能力を秘めた幼子が、突如現れる。ナンブラの歴史を知る梟ふくろう“ストリクス”の助力を受けながら、幼子は、何かを目指してひた走る……。

▲危険な地ながら、外界から多くの移民が押し寄せて暮らすナンブラ。その後、災厄に見舞われ……。
▲毒舌ながらも、幼子の行く末をしっかり見守り続けるストリクス。また、日本語ボイスも、なかなか重厚です。

【万能アイテム】シャドウコアを使いこなせ

 左右移動とジャンプ、ダッシュの基本操作に加えて重要となるのが“シャドウコア”の制御。第1章“月灯りの平原”の序盤で入手できるこのアイテムは、右スティックの上下左右いずれかを入力すると、指定した場所に瞬時に出現する(同時に出せるのは1個)。形状は幼子ひとりぶんほどの大きさの立方体ながら、下に出すと足場、左右に出すと攻撃または壁になるなど用途は多彩。アクションの腕前を上げれば、超絶プレイも可能に。

フリームーブの基本
 右スティック上入力で頭上に出現させたシャドウコアは、一定時間、左スティックで任意の位置に移動できる。その間、プレイヤーキャラクターは動かせないが、シャドウコアをピンポイントに配置できるのは大きな利点だ。慎重な操作が要求される場面では、大いに活用しよう。

▲シャドウコアを動かせる残り時間は、コア中央のマークでタイマー表示される。途中で固まってしまっても、すぐにやり直しが利くので慌てずに。
▲足場。ジャンプ中、右スティック下入力で出現。最大4回連続で設置できる。いったん地上に降り立てば、連続回数はリセットされる。
▲攻撃。右スティックの左右方向の入力で、シャドウコアを一定距離まで勢いよく射出できる。敵や地形物の破壊に。
▲動力。フリームーブでシャドウコアを特定の位置にセットすると、それに対応した物体を作動できる。
▲ストーリーモードでは、ナンブラの過去から現在に至るまでの物語が、美しい演出とともに語られていく。
▲フラットな質感のシルエットを基調に、さまざまなタイプの“光”で彩られたゲーム画面は息を呑むほど美しい場面を描き出す。アーティスティックなファンタジー世界のファンは、要注目。
▲突如現れた謎の幼子の正体と、その冒険の目的も、徐々に明らかになっていく。ときには、こんな出会いも。

■『Light Fall』のデベロッパー Bishop Gamesとは?

 本作を開発しているBishopGamesは、3人のスタッフを中心としたカナダの独立系デベロッパー。2015年5月に本作のクラウドファンディングをKickstarterで開始し、約1ヵ月の期間で2万2000カナダドル(日本円で約180万円)の資金調達に成功。以降、各専門分野のスタッフを招き入れ、グラフィックやサウンドのクオリティーを着実に向上させてきた。現在は11月のSteam版リリースに向け、スピードランモードのバランスを中心に調整中。2018年には家庭用ゲーム機向けのリリースも予定している。

▲今年5月に京都で開催されたインディーの祭典“A 5th of BitSummit”にも、ブース出展。

[関連記事]
海外出展エリアで出会ったハイセンスなインディーゲーム6選【A 5th of BitSummit】


Light Fall
メーカー Bishop Games
対応機種 PS4プレイステーション4 / XOneXbox One / PCWindows
発売日 PC版は11月配信予定、プレイステーション4版とXbox One版は2018年春配信予定
価格 未定
ジャンル アクション