見て遊んで参加する、楽しさに溢れた任天堂ブース
現地時間2017年6月13日から15日にかけて、アメリカ・ロサンゼルスにて行われるE3世界最大級のゲームの見本市、E3(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ)2017。任天堂ブースでは、詳細を発表した『スーパーマリオ オデッセイ』を中心に、『スプラトゥーン2』、『ARMS』、『ファイアーエムブレム無双』、『FIFA18』、『Mario + Rabbids Kingdom Battle』などの試遊台が置かれ、多くの来場者でにぎわっていた。ブース内をぐるりと見渡したパノラマ写真や動画と合わせて、任天堂ブースのリポートをお届けする。ちなみに、任天堂ブースは例年試遊のために長蛇の列ができあがることで有名だが、今回は初めてE3で一般来場者の入場を解放したため、その長蛇の列がさらに伸びることに。開場直後から長い長い行列ができあがっていた。
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また、近年の任天堂ブースの特徴でもあるフォトスポットが今年もたっぷり。ブース全体で『スーパーマリオ オデッセイ』に登場する“都市の国「ニュードンクシティ」”の世界観を再現しており、あちこちにマリオや、マリオがキャプチャー(『スーパーマリオ オデッセイ』新たな変身アクション)で変身したキラーやクリボー、戦車などのスタチュー(巨大フィギュア)が配置され、来場者が楽しそうに写真を撮っているのが印象的だった。
ブースの中央には、amiiboを並べたショーケースが飾られている。E3に合わせて発表された、『スーパーマリオ オデッセイ』のマリオ、ピーチ、クッパ、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の英傑、ミファー、リーバル、ウルボザ、ダルケル、『メトロイド』シリーズのサムスとメトロイド、『ファイアーエムブレム』のクロム、チキのほか、間もなく発売を迎える『スプラトゥーン2』などのamiiboも並んでいた。
そして、今回最大の特徴がブース内に大きな放送&大会用のステージを設けていること。昨年(2016年)も、Nintendo of Americaの配信番組“Tree House”用のステージがあったが、今回は番組配信用を兼ねながら、『スプラトゥーン2』、『ポッ拳』、『ARMS』の大会が行われるなど、来場者の観戦はもちろん、eスポーツやライブ中継を意識したブース作りになっていた。
E3 2017の初日には、『スプラトゥーン2』の世界大会“Splatoon2 WORLD INKLING INVITATIONAL”が開催。日本からは、第2回スプラトゥーン甲子園優勝チームの“ダイナめう”が参加した(もともとのダイナめうメンバー、ゆっきーが参加できなかったため、ゆっきーの推薦で、スプラトゥーン甲子園上位入賞者のダイナモンが出場)。白熱の大会の模様については、下記の動画やニコニコ生放送をご覧いただきたい。また、記者が現地で撮った動画も掲載。試合の模様は前述の動画のほうがわかりやすいが、現地の雰囲気などを感じ取ってもらえるはずだ。
・ニコニコ生放送“【E3】スプラトゥーン2 世界大会 生放送(通訳あり)”は→コチラ
(http://live.nicovideo.jp/watch/lv300052322)
ダイナめうは序盤こそ圧勝を重ねていたが、決勝で戦ったアメリカ代表の“Deadbeat”も非常に強く、とくに1対1(マンツーマン)をDeadbeatが制する場面が多く見られ、最終的にはDeadbeatが勝利を飾った。記者は、お客さんに混じって最前列で見ていたのだが、試合が進むに連れて、来場者が多くなり始め、決勝では本国のチームを応援する「U・S・A!」、「Deadbeat!」といったコールが会場全体から起こるような状態になっていた。サッカーなどにあるホームという地の利がある雰囲気は、まさにスポーツに近い状況で、その中でも善戦したダイナめうには大きな拍手を贈りたい。スプラトゥーン甲子園では、各地域の代表が集まる盛り上がりが、実際の甲子園のようなドラマを生むのだが、今回の世界大会は、ワールドカップのような雰囲気。この大会がさらに拡大され、世界各地で予選が行われるほどの大会になったら、さらなる白熱を生むのだろう。いつか、そういう大会を見てみたいものだ。