エレクトロニック・アーツのミリタリーFPS『バトルフィールド 1』で本日より配信されるDLC“They Shall Not Pass”を、先行イベントで収録した動画を交えつつ紹介する。

●配信は今晩! フランスでの開戦に備えよ

 エレクトロニック・アーツのミリタリーFPSシリーズ最新作『バトルフィールド 1』では、今晩よりDLC第1弾“They Shall Not Pass”を配信開始する。今回、カリフォルニア州にあるエレクトロニック・アーツ本社で行われた先行体験イベントに参加し、ひと足先にプレイしてきたので、PC版での実際の映像を交えつつ、本DLCの内容をご紹介しよう。

●新モード“フロントライン”

 本DLCでは、4つの新マップに加え、大規模連続戦“オペレーション”モードでは“悪魔の鉄床”と“マルヌを越えて”と題されたふたつの作戦を収録。さらに新モードとして“フロントライン”が登場する。

 フロントラインは、「コンクエストとラッシュのミックス」と形容される、2チームで戦う大規模戦モード。まずゲームがスタートすると、両軍陣地の間にある3箇所のフラッグの占拠フェーズになる。最初は中央地点のBの攻防で始まり、どちらかが占拠に成功すると負けた側の撤退フェーズを挟み、ひとつ奥のフラッグの攻防に移る(A側に近い軍が勝った場合はCへ、C側に近い軍が勝った場合はAへ)。ここで逆に押し込まれた側が防衛に成功すると、ふたたび前線がBに戻るという形だ。

 そうして3つのフラッグの占拠が完了すると、A/Bふたつある通信機器の破壊をめぐるラッシュ方式のフェーズに切り替わり、どちらも破壊が完了すると勝利。まったく破壊できないか1個しか破壊できずに攻撃側の復活チケットがなくなると、ひとつ前のフラッグの攻防に押し戻される形となる。

 プレイ感としては、その名の通り、前線(フロントライン)をめぐる押し引きの攻防が楽しい。攻撃目標がバラけるコンクエストと異なり、つねに攻撃/防衛目標がひとつに設定されているので、ビークルを含めて全軍が激突する激しい戦いになるし、号令の笛ととともに一斉に前線を押し上げて突撃開始するのは燃える。
 そして、ラッシュフェーズでどちらを攻撃/防衛するかという戦術の幅が生まれ、戦いのテンポが変わるのもいい感じだ。うまく立て直して押し返せた時は、なかなかの達成感がある(個人的には、毎回なぜか破壊すべき通信機器が複数あるラッシュよりも設定的に納得できるということもある)。

●新マップはビークル系2種、歩兵戦系2種を収録

 本DLCはフランス軍をフィーチャーしたものとなっており、新マップ4種類もフランス軍の戦地からのもの。VERDUN HEIGHTSとFORT DE VAUXがビークルなしの歩兵戦マップ、SOISSONSとRUPTUREが陸空のビークルありの総合戦マップとなっている。

 ヴェルダンの要塞をめぐるVERDUN HEIGHTSは、山中の要塞を中心にした高低差のある非対称マップで、木が燃え盛る山側と、ふもと側に分かれての戦いとなる。高低差をうまく使ったスナイパーがいるとかなり厄介になる一方、塹壕や要塞部分の地下では接近戦も起こるので、分隊でうまく役割分担したいところ。

 またFORT DE VAUXはヴォーの巨大要塞を舞台にしたマップで、基本的には建物内や地下通路をめぐる攻防が中心になる。出会い頭の攻防も多いので、新武器の“Sjögren Inertial”などのショットガンを使ってみるのもいいかも。通路の防衛などでスナイパーを使いたい場合は、短中距離戦用にカスタマイズするといいだろう。

 ビークル戦のあるマップは、SOISSONSではスワソンの田園地帯が、RUPTUREでは紅いヒナゲシの花が咲き誇るエーヌ川周辺が舞台。いずれもオープンな地形で広く、ビークルによるパワープレイが重要になってくる、典型的なバトルフィールドのマップだ。個人的には近距離での勝負も中距離での制圧力もイケる軽機関銃のChauchatが役立った。
 またフランス軍のビークルでは、最終兵器である新ベヒーモスとしてシャール2C戦車が登場するのだが、この巨大戦車はビークルをほぼ一撃で破壊するほどの凶悪な性能を持つ。普通に戦車でオープンに撃ち合いしても撃ち負けるだけなので、いかにして破壊するか、仲間との連繋が求められるだろう。

●そのほかにもいろいろ追加。正統派のDLC

 ここまでで触れた以外にも、エリート兵科として“塹壕強襲兵”が追加されたり、マップ固定兵器として榴弾砲(迫撃砲のようにミニマップ上で狙いをつけて撃つ)なども登場。
 そんなわけで、まったく新しい遊びを生むような新要素ではないものの、きっちりと『バトルフィールド 1』の戦いをさらに拡張する、正統派のDLCな内容になっていると思う。プレミアムパスを買うか買わないかの2択の人が大半だと思うが、BF1の無骨な戦いが気に入っている人は購入を検討してみてはいかがだろうか。