『FFXV』“エピソード グラディオラス”には『ニーア』岡部啓一氏アレンジによる“ビッグブリッヂの死闘”も収録。“エピソード プロンプト”に繋がるサプライズも?【PAX EAST 2017】

ボストンで開催されたゲームイベントPAX EASTで、『NieR:Automata』と『ファイナルファンタジーXV』に関するパネルディスカッションが行われ、最新情報が公開された。

●“ビッグブリッヂの死闘”はニーア的なアレンジに

 アメリカのボストンで開催されたゲームイベント“PAX EAST”で、米スクウェア・エニックスによる『ニーア オートマタ』と『ファイナルファンタジーXV』に関するパネルディスカッションが行われ、『ファイナルファンタジーXV』の追加DLC“エピソード グラディオラス”の最新情報が公開された。


 すでにお伝えしているように、会場では“エピソード グラディオラス”の最新PVが公開されたほか、会場では試遊も存在。講演中でも、“エピソード グラディオラス”でのグラディオならではのゲームプレイの特性などが触れられた。
 そしてこちらも別記事でご紹介している通り、本編のノクティスの機動力を活かしたプレイに対して、ジャストガードなどを決めて攻撃力を上げていきカウンターを決めるという、グラディオらしい守りを主軸にした内容になるようだ。


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 また講演では、『ニーア』シリーズの音楽を手掛けてきた岡部啓一氏からのビデオメッセージにより、テーマ曲である“王の盾”と、ギルガメッシュ“ビッグブリッヂの死闘”のアレンジ曲が提供されることが判明。
 “王の盾”では、グラディオの運命や宿命を背負って戦う部分に『ニーア オートマタ』の2Bにも通じるものを感じ、彼の猛々しさと、使命とともにある二面性を表現することを意識して作曲したとのこと。また“ビッグブリッヂの死闘”については、当初は人気曲であるオリジナルからあまり崩さないアレンジで進めていたものの、スタッフからの「せっかくなのでらしさを出してはどうか」というオーダーにより、コーラスなどを盛り込んだニーア的なアレンジになっているとのこと。


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▲実は中央にいるのがギルガメッシュ。従来のシリーズでの彼とは異なってふざけたりはせず、シリアスな剣聖としての登場になるという。

 一方、登壇した猿渡晴義プロデューサーは、司会から「(いろいろ盛り込まれているが)DLCなんですよね?」と聞かれ、「本編に負けないように、皆さんの期待に応えられるように、いろいろ開発チームと考えながらやったんですけども、ちょっと欲張りすぎましたね」とコメント。続けて、本DLCをプレイすることで、さらなるエピソードDLCである“エピソード プロンプト”に繋がるサプライズがあるかも……との情報も。ファンが詰めかけた会場からは、訳が伝わるやいなや、どよめきがあがっていた。


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●『ニーア オートマタ』は「子供の頃の恋のような、忘れられない体験」に

 また前半では、『ニーア オートマタ』ディレクターのヨコオタロウ氏が登壇し、寄せられた質問などに回答した。反響について聞かれると開発を行ったプラチナゲームズに感謝しつつ即座に「僕の書いたシナリオはクソなので期待しないでほしいです」とカマす、どこまでが本気でどこからが自虐や韜晦なのかわからないヨコオ節はアメリカでも変わらず。


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 北米では先週7日に発売されたばかりということもあって、ディープに掘り下げた質問などが難しい時期だったと思うが、個人的に興味深かったのは、海外メディア各誌のレビューが高評価だったことを踏まえた最後の質問への回答。

 ここでもプラチナゲームズの貢献に感謝しつつ、「良い評価をいただけたことは非常にありがたく思っています」とコメントしてから、自作について「ここでまだプレイしていない皆さんに知っておいていただきたいと思っているんですけども、ニーアは決してパーフェクトなゲームじゃない。すごくいびつな形をしたゲームだと思っているんですね。世界で一番面白いわけでも、世界で一番美しいグラフィックなわけでも、一番面白いシナリオでもないんですけど」と表現。
 続けてその“いびつさ”について、「例えば中学校の頃に、好きになった女の子がいると思うんですけど、そういう時に選んでいる基準がやっぱり、街で一番綺麗だからとか、話が面白いからとかじゃなくて、なんか理由もよくわからないけど好きになっちゃったというような、そういうことがあると僕は思っているんですね」とたとえる。
 そして「ニーアもそういうちょっといびつなゲームだと思うんですけど、今お話したような、ちっちゃい頃の恋のような感じで、ニーアをプレイした後に“今になっても忘れられない”体験になってくれるといいなと僕は思っています」と締めくくったのだが、これは確かに『ニーア』シリーズそのものじゃないだろうか。苦みすらも、時とともに一体となって極上の甘さとなるような。


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▲2Bのコスプレをした人がいたのだが、トレイラーが流れると、彼女が静かに冒険を振り返っているかのような状況に。泣ける。