『レゴ スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の販売目標は20万本

 2016年5月13日、東京・秋葉原UDXシアターにて、取材陣やリテーラーを対象とした“ワーナーゲーム 2016 ラインナップ発表会”が行われた。当日は、2016年にワーナー ブラザース ジャパンよりリリース予定のタイトルの陣容が明らかにされた。

『レゴ スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の凄さに足立梨花さんも太鼓判! “ワーナーゲーム 2016 ラインナップ発表会”の模様をお届け_01

 発表会では、まずはワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント 営業部長の畠山宏氏が登壇し、まずは2015年のワーナー・ブラザース ジャパンの業績が紹介された。畠山氏によると、2015年の販売実績は、前年度の6倍(!)とのことで、海外ゲームパブリッシャーとしては、2015年はエレクトロニック・アーツ、ユービーアイソフトにつぐ第3位に躍進という驚くべき飛躍を果たしたらしい。

 畠山氏が分析する躍進の要因は、(1)コアユーザー向けゲームのクオリティーの大幅向上と、(2)レゴ フランチャイズの成長。たしかに2015年は『バットマン:アーカム・ナイト』、『ダイイングライト』、『シャドウ・オブ・モルドール』など、良作が目白押し。とくに、『バットマン アーカム・ナイト』は前作の3倍の売り上げを記録したという。

 “レゴ ゲーム”ブランドも、ここ数年着実な成長を遂げており、「強力なIPとのコラボレーションや継続的なプロモーション展開などにより、シリーズ全体がパワーアップしている」(畠山氏)という。これまでは1本あたり10000本だった販売実績が、1本あたり6~70000本に増えたというから、相当な底上げが果たされたというべきだろう。先日発売されたばかりの『レゴ マーベル アベンジャーズ』の販売状況も順調なスタートを切ったとのことで、今年も大きな手応えを感じているようす。「“レゴ ゲーム”シリーズをさらに幅広いお客様にということで、昨年の3倍はいきたい」(畠山氏)と、さらに注力する姿勢だ。

『レゴ スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の凄さに足立梨花さんも太鼓判! “ワーナーゲーム 2016 ラインナップ発表会”の模様をお届け_02

 発表会では、続いてワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント ワーナー・ブラザース マーケティング本部 ホームエンターテイメント・マーケティング ディレクターの中浜平三氏が登壇。2015年の同社のラインアップを紹介した。軸となるのは3本の“レゴ ゲーム”で、中浜氏も「“レゴ ゲーム”のさらなる拡大」を目標に掲げる。中核となるのは、いうまでもなく10月13日発売予定のプレイステーション4、プレイステーション3、プレイステーション Vita、Wii U、ニンテンドー3DS向け『レゴ スター・ウォーズ/フォースの覚醒』。国内の興行収入が約115億円を記録し、2015年の公開作の中で、最大のヒットを記録した『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の“レゴ ゲーム”化ということで期待値も高い本作。2016年12月16日には、スピンオフ作品である『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』が劇場公開されることもあり、2016年を“イヤー・オブ・『スター・ウォーズ』”と位置づけ、『レゴ スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を使ってレゴビジネスの最大化に務めるという。

 さらにいえば、レゴブランド自体も、新作映画が2017年に公開されたり、2017年春 名古屋に野外型レゴランドテーマパーク“LEGOLAND Japan”が日本初上陸を果たすなど、話題が豊富で、国内での注目度もさらに増すことが期待される。

 ワーナー ブラザース ジャパンが、『レゴ スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の販売目標として掲げるのが、全プラットフォームトータルで20万本。これは、昨年発売された『スター・ウォーズ バトルフロント』や『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』、“レゴ ゲーム”ファン、さらには“レゴ ゲーム”と親和性の高い『マインクラフト』購入者へのアプローチなどを想定しての数字で、昨年発売された『バットマン:アーカム・ナイト』の2倍以上の規模のプロモーションを実施する予定だというから、その注力ぶりは半端ない。今後は、試遊イベントの開催や東京ゲームショウ2016への出展など、幅広いプロモーションを考えているという。 ちなみに、先日予約が開始されたばかりの『レゴ スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は、『レゴ マーベルアベンジャーズ』と比較して、約370%の予約の伸びだとのことだ。

 『レゴ スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のセールスで、ワーナー ブラザース ジャパンがとくに伸びを期待しているのがプレイステーションプラットフォーム。同社では、プレイステーション4、プレイステーション3ユーザー向けに限定ダウンロードコンテンツとして、“ファントム・リム・レベル・パック”や“ドロイド キャラクター・パック”を提供するなど、さらなる拡販のための施策を用意しているが、ソニー・インタラクティブエンタテインメントも『レゴ スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を全面的にサポートするとのこと。発表会では、ソニー・インタラクティブエンタテインメント 取締役 SIEJA プレジデントの盛田厚氏がゲスト出演し、挨拶を行った。

『レゴ スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の凄さに足立梨花さんも太鼓判! “ワーナーゲーム 2016 ラインナップ発表会”の模様をお届け_03

 「先着購入特典の限定版“フィン”のレゴ ミニフィギュアが欲しくなっていまいました(笑)。“レゴ”と『スター・ウォーズ』には共通点があると思います。ひとつは、人気がありつつも、そこに安住せずに時代とともに変化していること。もうひとつが、最初のころの体験が色褪せてないことです。このふたつのIPのコラボは、子どもたちにとっては夏休みと正月がいっぺんに来たようなもので、おもしろくないわけがありません! 時代を超えたエンターテインメントなので、親子でいっしょに楽しめる作品です。その点は、プレイステーションも目指すところは同じなので、ぜひ、このタイトルをプレイステーションで楽しんでほしいです」

国内公開となるプレイデモを披露 足立梨花さんも感動

『レゴ スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の凄さに足立梨花さんも太鼓判! “ワーナーゲーム 2016 ラインナップ発表会”の模様をお届け_31
▲ゲーム好きのお父さんの影響で、幼稚園のころからゲームを遊んでいたという足立さん。15歳離れた小学3年生の弟さんとは、休日にいっしょにゲームを遊んだりするらしい。

 『レゴ スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のプレゼンで、スペシャルゲストとして登壇したのが、女優やタレントとして活躍中の足立梨花さん。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でシリーズに触れて、すっかり『スター・ウォーズ』が好きになったという足立さんは、じつは相当熱心なゲームファンのようで、『レゴ スター・ウォーズ/フォースの覚醒』には相当期待しているとのこと。

『レゴ スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の凄さに足立梨花さんも太鼓判! “ワーナーゲーム 2016 ラインナップ発表会”の模様をお届け_04
『レゴ スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の凄さに足立梨花さんも太鼓判! “ワーナーゲーム 2016 ラインナップ発表会”の模様をお届け_05
『レゴ スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の凄さに足立梨花さんも太鼓判! “ワーナーゲーム 2016 ラインナップ発表会”の模様をお届け_06
▲ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメントの渡辺永氏(左)と岩田真治氏(右)。

 ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメントの渡辺永氏と岩田真治氏による、国内初公開となる実機でのデモプレイを見ながら「映画そのままの感じがでていますね」、「映画の中のワンシーンを遊べるのは、テンションが上がりますね」と驚きの面持ち。RPGやシューティング、格闘ゲームなど幅広いジャンルを好むという足立さんは、『レゴ スター・ウォーズ/フォースの覚醒』にさまざまなゲームプレイが入っていることにも「本当にいろいろな要素が入っているんですね」と、早くプレイしたくてたまらないといった様子がうかがえた。

 ちなみに、発表会で披露されたプレイデモはふたつ。まずは、惑星ジャクーにおいて、レイがスカベンジャー(ゴミ拾い)として廃品を集めるシーン。映画だと、レイが廃品回収をしたあとにBB-8に遭遇するという流れになっているのだが、ゲームではレイとBB-8がいっしょに廃品回収をするというシチュエーションに。これは「ゲーム性を考えてストーリーの順番を変えている」(渡辺氏)とのことで、デモプレイでは敵を倒しつつ、レイとBB-8が廃品を回収していくデモが行われた。デモでとくに強調されたのが、“マルチビルド”。これは、選択肢により復数のオブジェクトを組み立てられる要素で、ゲームプレイの幅がさらに広がりそう。

 もうひとつのプレイデモは、同じく惑星ジャクーにおける、ミレニアム・ファルコンを駆使してのドッグファイト。映画では2機のTIEファイターに追われるというシチュエーションだが、ゲームでは多数のTIEファイターを倒すという設定に。最後は、15機のTIEファイターを撃墜するとステージクリアーとなるようだ。宇宙船や戦闘機を操作できるのも本作の大きな特徴で、映画の魅力をしっかりと再現していた。

 最後に『レゴ スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の感想を聞かれた足立さんは、「秋まで待てないくらいおもしそうなゲームになっていると感じました。“レゴ”のかわいらしさや『スター・ウォーズ』の世界がそのまま表現されていて、遊ぶのを心待ちにしています。ゲームを遊んでいただいて、“フォース”を体験してください!」と、すっかり『レゴ スター・ウォーズ/フォースの覚醒』がお気に入りの様子だった。

 ちなみに、最後に渡辺氏がもらしてくれた情報によると、本作ではカイロ・レンでもプレイできるようになるとのこと。いわば敵キャラにあたるカイロ・レンをどのような形でプレイすることになるのか……。『レゴ スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を見て、「ライトセーバーを振りたくなった」という足立さんも、大いに気になるようだ。

『レゴ スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の凄さに足立梨花さんも太鼓判! “ワーナーゲーム 2016 ラインナップ発表会”の模様をお届け_07
『レゴ スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の凄さに足立梨花さんも太鼓判! “ワーナーゲーム 2016 ラインナップ発表会”の模様をお届け_08