シリーズ30周年記念作品がついに完成
2016年1月21日、新宿パークタワーホールにて、コーエーテクモゲームスのプレイステーション4/プレイステーション3/Xbox One/PC(Windows)用ソフト『三國志13』(2016年1月28日発売予定)の完成発表会が開催。『三國志13』開発スタッフや、スペシャルゲストの吉川晃司さんらがトークをくり広げた。
発表会では、初めにコーエーテクモゲームス代表取締役社長 鯉沼久史氏が登壇。鯉沼氏は、『三國志』シリーズ30周年記念作品である『三國志13』について、発売を延期したことに関するお詫びを述べつつ(当初の発売予定日は2015年12月10日だった)、「その分、おもしろく仕上がっているので、ぜひご期待いただきたい」と自信を持って語った。
続いて、ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア プレジデントの盛田厚氏が登場。『三國志』シリーズの作品がPS4向けに発売されるのは今回が初で、盛田氏は「首を長くして待っていた」と喜びを表した。また盛田氏は、年末年始商戦期にPS4の全世界累計実売台数が3590万台を突破したことに触れ、「もう少し細かく刻んでいれば、3594(さんごくし)万台突破と言えたのに」と語り、会場を沸かせた。
つぎに登壇したのは、『三國志13』ゼネラル・プロデューサーを務めるシブサワ・コウ氏。シブサワ氏は、1985年に『三國志』1作目を作ったときのことを振り返り、“『信長の野望』が国取りゲームのおもしろさを表した作品であるならば、『三國志』は人間ドラマを中心に作っていこう”と考えた、と語った。そして最新作『三國志13』は、原点に戻り、“人間ドラマ”をテーマに作ったとのことで、シブサワ氏も納得のいく仕上がりになっているそうだ。
では、その『三國志13』は、いったいどのようなゲームなのか? ここで、『三國志13』のプロデューサーを務める鈴木亮浩氏が、3つのキーワードをもとにゲームの内容を説明した。
■キーワード1 人間ドラマ
『三國志13』では、『三國志10』以来の全武将プレイが可能。シリーズ最多の700名から好きな武将を選んでプレイが楽しめる。また、武将たちの関係性を視覚的に確認できる“相関図”や、さまざまな形で恩恵を得られる“絆”システムなど、人間ドラマを楽しむための新要素を搭載。
■キーワード2 スペクタクル
戦闘シーンを迫力のある3Dグラフィックで再現している本作。攻城戦や水上戦なども楽しめる。戦では、相手の部隊の士気をいかに下げるかがポイント。戦法を駆使し、相手部隊を挟撃するなどして、相手の士気を下げ、自軍の士気を上げることが重要となる。
■キーワード3 ダイナミズム
3Dグラフィックで表現された、中国各地の特徴ある土地も見どころ。都市の成長も描かれる。土地の様子を見る際、シームレスなズームイン・ズームアウトが可能だ。
続いて、鈴木氏は本作の初回封入特典(シナリオ ダウンロードシリアル)と、豪華特典付きのTREASURE BOXを紹介。これらの詳細は、公式サイトで確認してほしい。
最後に鈴木氏は、『三國志13』の公式ツイッターアカウント(@sangokushi13_kt)にて、“ゲームに関する質問を随時受け付けている”ことをアピール。「発売前に知りたいことがあれば、遠慮なくツイートしてください」とファンに語りかけた。
30周年記念施策の紹介
ゲーム紹介に続いて、シリーズ30周年に関するさまざまな記念施策の紹介が行われた。
■横山光輝「三国志」とのタイアップ
横山光輝「三国志」の“諸葛亮”のグラフィックが『三國志13』ゲーム内に登場。期間限定で無料配信される。第1弾は2016年1月28日から配信開始予定で、第2弾については後日詳細が発表される。
■ドラマ「三国志」とのタイアップ
中国の大河歴史ドラマ「三国志」から、総勢37名のグラフィックがゲーム内に登場。2016年2月4日より、各勢力ごとに順次無料配信予定。
■春秋航空日本とのタイアップ
春秋航空日本の“成田⇔武漢”国際便就航を記念して、『三國志13』がイメージキャラクターに採用。武漢は、赤壁の玄関口として知られる。
■『三国志ツクール』がニコニコ自作ゲームフェス2016に参加
好評配信中のPC用ソフト『三国志ツクール』が、ニコニコ自作ゲームフェス2016に参加。詳しくは、三国志ツクールコンテストチャンネルで確認してほしい。
また、『三國志13』初回版には、封入特典として、『三国志ツクール』で使用できる顔登録素材“『三國志13』セット”がついてくる。
■『三國志』30周年記念コンサート
2016年4月16日(土)に、ミューザ川崎シンフォニーホールにて、『三國志』30周年記念コンサートが開催される。『三國志13』購入者の中から、抽選で1000名が、このコンサートに無料で招待される。詳細は、こちらのページにて。