横浜の街で武将たちがマナーを説く!?
2015年11月18日、コーエーテクモゲームスの『三國志』シリーズ30周年記念企画のひとつである、横浜市交通局とのタイアップ企画についての記者会見が、横浜市役所にて行われた。
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東京ゲームショウ2015のコーエーテクモゲームスステージにて電撃発表されたこの企画。横浜市営地下鉄に掲示する啓発ポスターに、『三國志』シリーズ最新作『三國志13』の武将ビジュアルを起用するというもので、ポスターに描かれる武将と標語をユーザーから募集するキャンペーンが行われた(応募期間は2015年9月17日~10月4日)。
そして、この記者会見で、採用された武将と標語をデザインしたポスターが公開に! 市営地下鉄駅に掲示されるポスターは全6種類で、うち5作品が、1100を超える応募の中から選ばれたもの(1作品はコーエーテクモゲームスが考案)。
テーマ:社内マナーを守ろう
解説:桃園の誓いのセリフ“我ら生まれた日は違えども、死すときは同じ日同じ時を願わん”は、三国志の中でもとくに有名なもの。
テーマ:座席やエレベーターでのゆずりあい
テーマ:エスカレーターは歩かない
テーマ:歩きスマホをしない
テーマ:かけこみ乗車をしない
解説:呂布と愛馬“赤兎”を讃えた“人中に呂布あり、馬中に赤兎あり”という言葉は有名。
張飛! 酔うて車内で義の無き行いをするではないぞ?
心配するな兄者! 酒はほどほどに、だろ?
テーマ:飲酒はほどほどに
解説:張飛は酒癖が悪く、ゆえに部下から信頼を得ていない情景が描かれたりもしている。
これらのポスターは、“歴史シミュレーションゲーム「三國志」の日”である2015年12月10日(木)から、2016年3月31日(木)まで、全40駅にて約100枚(B1サイズ)が掲示される予定。どの武将のポスターをどの駅に貼るかは未定だが、主要な乗換駅ではすべての種類を揃えたいとのことだ。
横浜市長 林文子氏は、“幅広い世代に人気の『三國志』とタイアップすることで、市営交通の利用マナーの向上を目指す”とコメント。行政と民間企業の協力によって実現したこの企画を、すばらしいものだと考えていると語り、「ぜひ成功させたい」と意気込みを語った。
また、記者会見には、コーエーテクモゲームス 取締役名誉会長 襟川恵子氏も出席。襟川氏は横浜市港北区 日吉の生まれで、コーエーテクモゲームスの本社は、日吉に居を構えている。襟川氏は、「横浜のお役に立つことができれば」と、“地元の力になりたい”という熱い思いを語った。
なお横浜市は、啓発ポスターの掲示のほか、『三國志』をテーマにした観光キャンペーンの取り組みも実施する。横浜市営地下鉄初となる“モバイルスタンプラリー”を、2015年12月10日(木)から2016年1月11日(月・祝)まで開催。各駅で、武将のQRコードを集めながら三国統一を目指す。
また、モバイルスタンプラリーをより楽しむための、オリジナルデザインの市営地下鉄1日乗車券(大人券のみ、4種類 計3000枚)の発売も決定。完売次第、発売終了となる(詳しくはこちらの記事にて)。
コーエーテクモゲームスと横浜市は、これまでも“ネオロマンス”シリーズのタイアップなどで協力してきたが(以前、横浜を舞台に行われた『金色のコルダ』スタンプラリーは、4万人を動員したとか)、『三國志』を題材にしたコラボは今回が初となる。
シリーズ最新作『三國志13』は、プレイステーション4、プレイステーション3、Xbox One、PC用ソフトとして2016年1月28日に発売予定。ゲームの発売に先駆けて、横浜市を訪れて、『三國志』の気分に浸ってみては?
・周楡 「策」には「策」を! 自転車には二重施錠を!(考案者:やちん)
・劉備 剣は2本、鍵は2つ。(考案者:うぃぶれ)
・諸葛亮 お待ちください。その息子さんからの電話、罠かもしれません。