すべてが本物。世界最高峰のバイクレースの世界を丸ごと体感!

 インターグローから2015年10月1日に発売される『MotoGP 15』は、世界最高峰のバイクレースと呼ばれるMotoGP(モトジーピー)を徹底的に再現したレーシングゲームだ。そのプレイインプレッションをお届けする。

 本稿をお読みいただいている読者諸兄には説明は不要かもしれないが、もしかしたら「MotoGPって何?」と思われるかたもいることだろう。MotoGPとは、1949年より60年以上続くロードレース(バイクレースのこと)世界選手権のことだ。かつてはWGP(World Grand Prix)の通称で呼ばれており、2002年からはMotoGPと名を改めて開催されている。四輪レースのトップカテゴリー、F1に相当するもの……というとそのすごさをより感じられることだろう。

『MotoGP 15』プレイインプレッション ~現実を超えた驚異のリアルGPワールド~_01
『MotoGP 15』プレイインプレッション ~現実を超えた驚異のリアルGPワールド~_02
『MotoGP 15』プレイインプレッション ~現実を超えた驚異のリアルGPワールド~_03

 本作はMotoGPを運営する団体、ドルナスポーツ社より公認を受けた“公式”のゲーム。登場するライダー、サーキット、マシン名にいたるまですべて実在のものを収録しており、レギュレーションも忠実に再現されている。
 さらに注目すべきは、現在開催中の2015年シーズンのデータをいち早く収録しているという点。現在、バレンティーノ・ロッシとホルヘ・ロレンソによるチャンピオン争いまっただ中の2015年シーズン。発売日から数日後の2015年10月9日~11日には栃木県のツインリンクもてぎで日本グランプリも開催されるのだが、このレースも今年の仕様のライダー&チームで、現実よりも先にゲームで体験できるのだ。
 収録ライダー&チームは、2015シーズンの3クラス(MotoGP、Moto2、Moto3)、2014シーズンの3クラス、WGP(2ストローク)時代のレジェンドライダー。DLCでの追加配信もあるぞ(詳しくは後述)。

 本稿では現実に肉薄するリアルな世界と、モンスターマシンを操る愉楽が堪能できる本作のポイントをじっくり紹介していこう。

 なお、今回のレビューは4コマまんが付きの特別編! バイクレース情報誌“ライディングスポーツ”誌で好評連載中のMotoGPまんが“藤原らんかの4コマ劇場【出張版】”を併せてお届けする。シーンの最前線で活躍するあのトップライダー(をもとにした人たち)が、もし『MotoGP15』をプレイしたら、どんな騒動が起こるのか!? ファミ通.com史上初のバイクレースコンテンツをお楽しみあれ!

【藤原らんか プロフィール】

 イラストレーター&MotoGPまんが家。今回掲載した4コマまんがの本編は“ライディングスポーツ”誌(発行 オフィスとらくしょん)で好評連載中。単行本は現在2巻まで発売されている。脱力系ギャグと強烈なデフォルメの作風はワン・アンド・オンリーの世界。2013年、2014年には日本グランプリ公式ポスターのイラストも手がけており、日本のMANGA流に描かれたMotoGPライダーが海外のスポーツメディアでも話題になった。いっぽうで、レトロアーケードゲームフリークの顔も持つ。80年代のナムコ(現バンダイナムコエンターテインメント)ゲームが大好き。Twitterアカウントは@fujiran

【登場人物紹介】

『MotoGP 15』プレイインプレッション ~現実を超えた驚異のリアルGPワールド~_34

※このまんがはフィクションにつき、実在のチームや選手と関係ありません。