『三國志』シリーズ30周年はますます盛り上がる!
2015年9月17日(木)から9月20日(日)まで、千葉・幕張メッセにて開催中の東京ゲームショウ2015(17日・18日はビジネスデー)。同イベントの初日となる17日に、コーエーテクモゲームスブースにて、30周年を迎える『三國志』シリーズのスペシャルステージが行われた。
始めに、『三國志』シリーズのゼネラルプロデューサーを務めるシブサワ・コウ氏が登壇。シブサワ氏は、これまでシリーズを支えてきたファンへの感謝を述べ、今後もシリーズを続けていく意欲を語った。
つぎに、シリーズ30周年の記念事業の数々が発表された。
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■パートワーク「三国志DVD&データファイル」とのコラボレーション
講談社より10月1日に創刊されるパートワーク「三国志DVD&データファイル」とのコラボが決定。創刊号から10号連続で、『三國志』関連ゲームの特典ダウンロードシリアルが付属する。
■吉川英治「三国志」とのコラボレーション
日本の三国志ブームの原点とも言える小説、吉川英治「三国志」(講談社文庫/全5巻)の表紙が、期間限定で『三國志13』のビジュアルに。各巻に『三國志』関連ゲームの特典ダウンロードシリアルが付属する。
■横浜市交通局および神奈川県港北警察署とのタイアップ
『三國志13』の武将ビジュアルを使用した啓発ポスターを制作することが決定。ポスターの標語をユーザーから募集する“啓発ポスター標語募集キャンペーン”も本日からスタート。
続いて、シリーズ最新作『三國志13』(2015年12月10日発売予定)のプロデューサーを務める鈴木亮浩氏が登場。『三國志13』発売まであと3ヵ月、『三國志13』と『三國志』シリーズを盛り上げていきたい、と意気込みを語った。
ここでシブサワ氏が、シリーズ30周年を盛り上げる新たな展開があると発表。そしてスクリーンに表示されたのは……“ゲーム業界三国志”というタイトル。続いて、“楽場四(プレイステーションフォー)”という名の武将の画面が表示される。「いったいこれは何なのだ?」と、不思議がる来場者たち。
さらに、このタイトルが生まれるきっかけを作った人物として、KADOKAWA・DWANGOの浜村弘一ファミ通グループ代表が登場。いったいどういうことなのかと、ますます疑問が深まるが……じつはこの画面は、KADOKAWA・DWANGOとのコラボレーションタイトル『三国志ツクール』で作られたものだということが判明!
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この『三国志ツクール』が開発されることになったきっかけは、今年の5月、浜村代表が聞き手となって行った、シブサワ氏のインタビュー。浜村代表から“ゲームユーザーが自分なりの三国志を作って遊べて、それをみんなで遊べるものがあったらいいのに”とアイデアを提供されたシブサワ氏は、その場で「やろう!」と決めたという。
そして本当に実現してしまったこのタイトル、プロデューサーは鈴木氏が務めている。本作のベースは『三國志II』だが、グラフィックはいまの時代に合わせてすべて作り直されているとのこと。さまざまな編集機能が用意されており、マップや戦利品、そして武将などを編集できる。武将のグラフィックには、プレイヤーが持っている画像を自由に使用できるという。また、武将の名前の入力は、最大6文字。
「非常にゲーム実況向きだと思う」、「自分なりの『三國志』を作ってほしい」(浜村ファミ通グループ代表)という言葉の通り、プレイヤーの数だけ物語が生まれる、可能性を秘めたタイトルになりそうだ。
『三国志ツクール』の紹介の後は、2015年12月10日発売予定の『三國志13』を鈴木氏がアピール。ここで、攻城戦と水上戦のスクリーンショットが初公開! かなり臨場感のある戦闘が楽しめそうだ。また、PS4、PS3、PCに加え、Xbox Oneでの発売が決定したことも明かされた。
「シリーズの集大成と言える作品を目指して開発中」(鈴木氏)という『三國志13』。シブサワ氏は、初めて、もしくは久しぶりに三国志を遊ぶ人のためのアシスト機能も用意しているので、ぜひプレイしてほしいと語った。またシブサワ氏は、「40周年、50周年を迎えられるようにがんばっていきたい」、「アイデアや要望があればぜひ送ってほしい」と、シリーズの今後についても熱い思いを表した。
なお、TGS最終日の12時からは、ニコ生番組で、『三國志13』の実機プレイが初公開される予定。ファンはお見逃しなく。