随所で新要素が垣間見れた『MGO』エキジビションマッチ
2015年9月17日~20日の期間、千葉・幕張メッセにて開催されている東京ゲームショウ 2015。同イベント初日となる17日、KONAMIブースにて、『メタルギア オンライン』(以下、『MGO』)のステージイベントが開催された。
『MGO』は、『メタルギア ソリッド V ファントムペイン』(以下、『ファントムペイン』)の世界観、ゲームシステムを踏襲し、オンライン上で8人対8人の最大16名の対戦が楽しめるオンラインマルチプレイモードだ(PS3版、Xbox 360版は最大12名)。プレイには『ファントムペイン』が必要となるが、ソフトさえあれば無料でプレイ可能。サービス開始は10月6日(太平洋標準時)を予定しており、世界各国同時にサービスイン。また、これまでの『MGO』シリーズとは異なり、海外のプレイヤーともマッチングするようになっている。
イベントでは、『MGO』を使ったエキジビションマッチを開催。司会・進行役の秋乃けいさん、千太郎軍曹に加え、空中指令室より“オッキー少佐”が解説として参加した。
エキジビションマッチでプレイヤーを務めたのは、中央大学FPS部の一等兵たち。FPS部とあってか、高い腕前でエキジビションマッチをこなした。
エキジビションッチは2試合実施。1試合目は、ステージ“BLACK SITE”でチケットの奪い合いとなるルール“BOUNTY HUNTER”で対戦が行われた。
特徴的なのは、フルトン回収を行うことでもチケットを獲得できるという点。キルを奪うことでもチケットが獲得できるが、賞金首ポイントというものが溜まっていき、このポイントが高いほど敵にフルトン回収された場合に奪われるチケットの数が大きくなっていく。これによって一方的だった試合が一気にひっくり返るということもあるという。
偶然にもエキジビションマッチの中でもそのような状況が発生。連続キルをしていたプレイヤーをフルトン回収し、一気に10ポイント獲得し、点差を逆転していたのが印象的だった。
2試合目は、ステージ“GRAY RAMPART”で潜入・防衛にわかれてディスクを巡った戦いが展開するルール“CLOAK AND DAGGER”で対戦がスタート。
CLOAK AND DAGGERは、ラウンドごとに潜入チーム、防衛チームにわかれての対戦が行われるルールで、一度倒されるとラウンド内で復帰できないという、緊迫した戦いが楽しめるルールだ。潜入チームは配置されたディスクを回収し、回避ポイントでアップロードすれば勝利となり、防衛チームはそれを阻止することになる。エキジビションマッチでも一発勝負なのか、全員が慎重に動く様子が印象的だった。
いかにマーキングを行うかが重要なのだが、マーキングされた場合はダンボールで身を隠し、一定時間経過してマーキングを消すのが有効とオッキー少佐。また、ダンボールから緊急脱出することで、マーキングをダンボールに残したまま移動できるので、戦術に役立ててほしいともコメントした。
両チームともディスクを回収するところまではいくものの、ディスクを回収されたとみるやすぐさま回避ポイントでアップロードしにくるであろう敵を待ち構えるプレイヤーによって阻止されていた。解説のオッキー少佐によると、このようにディスク回収された後は回避ポイントでの待ち伏せも有効だという。2試合目も各チームが1ラウンドごと勝利し、スコア勝負に。僅差でブラボーチームのスコアが上回り、2試合ともブラボーチームが勝利という結果になった。
最後に、オッキー少佐が「皆様、本当にお待たせしました。『MGO』がようやく配信となります。前作の『MGO』を楽しんでいただいた方々だけでなく、今回から『MGO』を初めてプレイするという方まで、大いに楽しんでいただけるようにゲームを作っています。『ファントムペイン』本編は重厚なストーリーで重い雰囲気が多かったと思いますが、『MGO』はまったく逆です。明るく楽しく、気軽に楽しんでいただけるということをモットーに開発させていただきましたので、初心者の方もぜひ遊んでいただければと思います。」とコメントし、イベントを締めくくった。
『MGO』は、10月6日(太平洋標準時)より配信予定。今回のイベントで見る限り、単純な撃ち合いだけがすべてではない、『メタルギア』らしい対戦が楽しめそうだと感じられた。前述のように東京ゲームショウ 2015でもプレイアブル出展が行われているので、気になる人は幕張メッセに足を運んでみてはいかがだろうか? ちなみに、『MGO』をプレイした人の中から、獲得ポイントが高かった人にはフルトンストラップがプレゼントされる。超激レアなグッズなので、プレイするなら高ポイントを狙ってみるべし!