『FFXIV』タイタンを見下ろした日 ~VRタイタン討伐戦試遊リポート【TGS2015】

2015年9月17日(木)から9月20日(日)まで、千葉・幕張メッセにて開催中の東京ゲームショウ2015(17日・18日はビジネスデー)。会期中、PlayStationブースにて催されているPlayStation VRの展示コンテンツの中から、同イベントの初日となる17日に『ファイナルファンタジーXIV』“VRタイタン討伐戦”を試遊した感想をお届けする。

●主観視点でタイタンを望む(あるいはタイタンに臨む)

 2015年9月17日(木)から9月20日(日)まで、千葉・幕張メッセにて開催中の東京ゲームショウ2015(17日・18日はビジネスデー)。会期中、PlayStationブースにて催されているPlayStation VRの展示コンテンツの中から、同イベントの初日となる17日に『ファイナルファンタジーXIV』(以下、『FFXIV』)“VRタイタン討伐戦”を試遊した感想をお届けする。


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 今回のVRタイタン討伐戦は、この東京ゲームショウのために特別に用意されたバトルコンテンツ。4人パーティで挑む仕様で、難度が下げられているという。実際のところどの程度の難度なのだろうとヤキモキしながら、順番待ちをしていると、以下のようなガイドが配られた。


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 今回のレギュレーションだ。

・ジョブはナイト、竜騎士、黒魔道士、白魔道士の固定。
・ナイト、竜騎士はブース1階でプレイ。黒魔道士、白魔道士は2階。
・ナイトと黒魔道士がMorpheusあらためPlyaStation VRを装着。
・1グループ(4人パーティ)の試遊は15分。
・一度タイタンを倒したら、ナイトと竜騎士のプレイヤーが交替。
 黒魔道士と白魔道士も交替。
・白魔道士がリーダー。コンテンツファインダー申請をする。

 ルールとしてはこんなところだが、このTGSバージョンはあくまで“VRの世界で『FFXIV』を楽しんでみよう”という趣旨のもの。UIやアクションが一切変更できなくなっている。もとより、各ジョブともアクションは2種程度。竜騎士ならトゥルートラストとドラゴンダイブのみ、という具合だ。

 さらにステージから落下したとしても自動でキャラクターがステージに復帰。ソーサラーたちのMPも自動で回復するという。何のことはない。ロールも立ち回りも気にせず、いつもの風景をVRの視点で存分に楽しめばいいだけなのだ。


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 いよいよ順番が来て、初回はナイトで挑むことに。さっそくPlayStation VRを装着する。使用感はすでにいたるところで紹介されているが、メガネと併用するときは、ズレ防止の締め付けのため、レンズが自分の肌に密着する可能性があることだけお伝えしておこう。


 プレイはハウジングエリアの1軒の家の中からスタート。家具も何もない状態だが、すでにパーティが組まれた状態でAFを着た参加メンバーがおり、ここでキャラクターをまじまじと眺められる。首を左右に振ると視界も伴って移動。いきなり隣にヒューラン男黒魔道士がいて目が合う。キャラと目が合うだと!?

 ちょっと見下ろして眺める白ミコッテの胸元の立体感。竜騎士の装備のトゲトゲしさ。天井近くのカベの装飾。立体になるだけで何もかも新鮮で、Sサイズのハウスのようだが、考えていた以上に広く感じた。自分は主観視点であるため、コントローラーでは、正面を向いたまま左右移動や後ずさりをする、いわゆるストライフ移動だけとなり、左右方向の確認は首をひねって行なうことになる。ハウスの階段を妙な角度で降りると、階下にはNPCがひとり。話しかけようとしたところで、リーダーがファインダーを申請。突入となった。


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▲左がVRプレイ中のナイトのモニタ。右はノーマルの状態の竜騎士のもの。ナイトはVRのゴーグルを着けているため、モニタ上をケーブルが横切っても気にしてない。スタッフに尋ねたところVR内は60FPSとか。

●いよいよプレイ

 さて、バフなどもなくプレイ開始。おもむろにタイタンに突っ込んで……と始めたものの、ストライフ移動のため、“ターゲットを取ってタイタンをステージの外側に向けて”などできやしない。アクションも、サークル・オブ・ドゥームはともかく、もう1ボタンは押すたびに、どうやらファストブレード、サベッジブレード、レイジ・オブ・ハルオーネと切り替わっていく模様。ここでようやく「今日はVRの世界を楽しめばいいだけなんだ」と本気で理解する。


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▲タイタンを見上げ中。口が開く。

 ○と×のボタンを適当に叩きながらタイタンを見上げる。なんだ、このリアリティのある大きさは。お台場でガンダムを見上げたときも同じようなことを思った。そしてタイタンの向こうには、日ごろお目にかからないこのステージの天井が。ステージ全体が大きな卵状のドームになっていることがよくわかる。


 ランドスライドで落ちてみる。落ちながら下を向く。ああ、コレはバンジージャンプをしたときと同じ光景だ。身体に加速感を感じないだけ怖さはないが、苦手な人は苦手かもしれない。と、地面に着いた瞬間、キャラクターが勢いよく跳ね上がり、ステージをかなりの高さから鳥瞰する位置まで浮上。眼下にタイタンの後頭部を見下ろしながら、ふわりとステージに着地する。タイタンを見下ろせる日がくるなんて。

 タイタンが使う技は、いつもの左フックを始め、ランドスライド、ジオクラッシュ、大地の重み、激震、グラナイトジェイルなど通常どおり。迫る左フックには声を上げた。ジオクラッシュでステージが崩れるギリギリのところに立つのも主観だとひどく楽しい。大事なところがキュッとなる。


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 やがて真核、大地の怒りなどを乗り越え、殴りながら光景を味わっているうちにタイタンは崩れ落ちた。このステージの光景をもう少しだけ噛み締めたくて、クリア後に二度、落下してはステージに舞い降りてみた。


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 退出後は、ハウス内でコントローラーを置いた。VRの余韻もそこそこに、竜騎士をプレイしていた週刊ファミ通の北口徒歩2分と役割を交替。

 交替後の竜騎士は流すようにプレイしたが、“VRを味わっているナイトと黒魔道士のふたりが少しでも長く楽しめるように”と、攻撃そのものを控えめにして落下と復帰を楽しんだ。終了後、そんなこちらの配慮も知らず「ナイトはずっとタイタンの脚の付け根を見ているということがよくわかりました」と北口。参加賞として、I BEAT TITANとPS4のステッカーをもらった。もらいながら、「そういえば、酔いとかまるでなかったな」と思った。

 PlayStationブースの一角にあるPlayStation VRのコーナーの4台だけで体験できるこの“VRタイタン討伐戦”。将来的にもゲームにVRが実装されるかどうかは不明なため、この機会、たいへんな混雑が予想される。“見知っているのに新しい”というこの不思議な感覚を味わいたいなら、万難を排して臨む覚悟が要りそうだ。だがその価値はある。


※2015年9月17日13時50分、実装未定の一文を追加しました。


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