あのときの“恐怖”が蘇る……!
発売日が2016年1月21日(木)に決定した『バイオハザード0 HDリマスター』(以下、『バイオ0HD』)。東京ゲームショウ2015にプレイアブル出展される本作を、イチ早くプレイしてきたぞ!
ゲームスタートすると、オープニングが流れ、レベッカが列車内に入ったところから始まる。記者はオリジナル版未プレイなので、オリジナル版をプレイした往年のシリーズファンにとっては、画面比率が16:9になっただけで、新鮮さを感じないのか? 結論から言うと、絶対にそんなことはありません! もちろん、画面も超キレイ! 開発陣インタビューでは「看板の小さな文字も見えるようになっている」と言っていたので、さっそく確認。こういったオリジナル版との違いを気にしながらプレイするのも楽しいですね。
ちなみに、『バイオ0HD』には、『バイオハザード HDリマスター』と同じくアレンジ操作が備わっており、入力した方向へダイレクトに移動できます。試遊前の俺は、「俺はクラシカル派だから初期操作しか認めない! アナログ操作では、あの緊張感は味わえないでしょ!?」と豪語していたのですが、いざ操作してみると、メッチャしっくりくる(笑)。とくに列車内は通路が狭いうえ、そこにゾンビがワラワラと襲ってくるんだけど、アレンジ操作のほうが直感的に進みたい方向へ行けるので最高! 気が付くと、すっかりアレンジ操作派になっていました。ちなみに、画面が切り換わるときにアナログスティックを倒しっぱなしにしておくと、クラシック操作と同じくキャラクターが進んでいる方向にまっすぐ進んで行きますよ。あと、十字ボタンでクラシック操作もできるから、両方使い分けるのもアリかも。
時間との戦い!? 気分はタイムアタック!
途中でビリーとも合流して、いろいろな部屋を調べながらじっくり楽しんでいると、いきなり“coming soon”の文字が出て終了。ちょうど電車の屋根に上ったところだったので、「体験版はここまでか~」とも一瞬思ったけど、ちょっと遊び足りないような……。とにかく気になったので、もう一度プレイ。やや急ぎ足でプレイしていると、列車の屋根に上った後もプレイを続けることができた。ということはおそらく、東京ゲームショウ2015バージョンでは、ある程度のプレイ時間が経過した時点で、“coming soon”の文字が出てきて終了っぽい! 体験版に納められているプレイ範囲を最後(スティンガーとの遭遇)まで堪能しようと思ったら、少し急いだほうがいいかも! でも、やっぱりHDリマスター化した『バイオ0HD』をじっくり楽しみたいという気持ちも大いにあるはず。
いろいろ考えたうえ、「2周プレイするべき!」という結論に達した。まず1回目は、時間など気にせずにじっくりと楽しんでプレイする。これで、オリジナル版よりもさらにクオリティーアップしたグラフィックや、日本語吹き替えの演技は堪能できるはず。そして2回目は、タイムアタックのように先へ先へと進んでいくプレイで、プレイ可能な範囲を最後まで楽しんでしまおうというわけだ。 ちなみに、東京ゲームショウ2015版では『バイオ0HD』のシステム“パートナーザッピング”で、お互いが別行動をして仕掛けを解く謎解きもしっかり体験できる。じつはこの部分、プレイヤーがどちらのキャラクターを操作しているかによって、その後に行動できるキャラクターの場所が変わるようになっているんです。新鮮な気持ちでプレイできるし、途中挿入されるイベントシーンも、両キャラクターのものが用意されているのはスゴイですね。HDリマスターならではのビジュアルクオリティーなので、一見の価値アリですよ!
さて、気になる体験版のボリュームですが、レベッカとビリーが別行動をしていたら、突如ムービーシーンに切り換わり、巨大なサソリのクリーチャー“スティンガー”が出現! このシーンは、ぜひ皆さん自身の目で確かめてもらいたいと思います! あと、ショットガンを取ろうとしたらアイテムがいっぱいで持てず、「え、もう持てないのかよ!?」という、クラシカルな『バイオ』作品で散々に味わった、いい意味での“もどかしさ感”も、久々に楽しめました。
さらに、本作で追加された日本語ボイスも、初めて聞くとは思えないほどキャラクターとしっくり合っていて違和感を感じなかったのもスゴイ! レベッカ役の小清水亜美さん、ビリー役の小西克幸さんによる日本語ボイスにも要注目です。小清水さんの声からは、S.T.A.R.S.の隊員でありつつも経験が浅く、どことなく子どもっぽさが残っているレベッカの雰囲気が伝わってくるし、小西さんは、もうぶっちゃけカッコイイです! 初登場時は死刑囚という情報のあるビリーですが、もうすでに頼れる兄貴のオーラを纏っていると言いましょうか。試遊バージョンでは序盤のシーンのみですが、レベッカと打ち解けてきたあたりの後半シーンでは、どんな演技を聞かせてくれるのか、いまから楽しみです。周回プレイで、英語+字幕と日本語音声の両方を楽しむのもアリかもしれませんね。でも実際に2周目をプレイするときは、ウェスカーモードを遊ぶんだろうな……(笑)。
東京ゲームショウ2015へ遊びに行く方は、(混雑具合にもよると思いますが)上記の“2回プレイ”で本作のおもしろさを体感してください。現地へ行けない人も、ただのリマスター化とは思えないほどのデキになっているので、製品版に期待して損はないです! 新要素“ウェスカーモード”については、プレイアブルでは体験できませんが、カプコンブースのステージで新たな情報が発表されるとのこと。こちらも要注目ですね!
バイオハザード0 HDリマスター
メーカー | カプコン |
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対応機種 | PS4プレイステーション4 / PS3プレイステーション3 / XOneXbox One / X360Xbox 360 / PCWindows |
発売日 | ディスク版は2016年1月21日発売予定(※) |
価格 | ディスク版は3990円[税抜](4309円[税込])、ダウンロード版は価格未定 |
ジャンル | アクション・アドベンチャー / サバイバルホラー |
備考 | 『バイオハザード HDリマスター』と『バイオハザード0 HDリマスター』を収録した『オリジンズコレクション』(PS4版とXbox One版のみ)は各5990円[税抜](各6469円[税込])※通常版のディスク版はPS3のみ。ダウンロード版は全機種で2016年初頭配信開始予定、価格未定 |