フィル・スペンサー氏やフランク・オコナー氏もChinajoyに登場
2015年7月30日、中国・上海の上海新国際博覧中心にて、アジア屈指の規模を誇るゲームイベント、ChinaJoy 2015が開幕した。とにかくゲームユーザーの熱気溢れる同イベントにおいて、ソニー・コンピュータエンタテインメントに負けず劣らず注目を集めていたのが、言わずと知れたマイクロソフト。中国内外を含む30タイトル近くを出展した。
もっとも大きなスペースが割かれていたのが『Halo: The Master Chief Collection』で、何と24台の試遊台を展開。マイクロソフト最大のフランチャイズとして、「中国大陸でもしっかりと訴求していこう」明確な姿勢がうかがえた。ステージイベントでは、『Halo』シリーズの開発を手掛ける343 Industriesのフランチャイズデベロップメントディレクター、フランク・オコナー氏がシリーズの魅力を語るという気合の入りっぷり! 中国のゲームユーザーにとって、公式的に『Halo』シリーズに触れるのは『Halo: The Master Chief Collection』が初めてということになるわけだが、ある意味これは幸せなことなのかも。なぜなら、たった1本のソフトで、『Halo』シリーズを俯瞰できるのだから。本作の発売は8月を予定しているとのことで、中国にFPSユーザーをさらに増やすきっかけになるかも。あとは、最新作の『Halo 5:Guardians』のリリースも期待したいところ。
マイクロソフトのフランチャイズということで言うと、『Forza Motorsport 6』も注力タイトルの1本で、ステージ入り口近くのいちばん目立つところに6台の試遊台を堂々設置。中国のゲームファンにとってもクルマゲームは人気のようで、『Forza Motorsport 6』に対する反響も上々の様子だ。さらには、もう1本のファーストパーティータイトル『Fable Legends』も元気。試遊台では5台が展示され、英雄4人対ヴィラン1人の対戦が可能だった。ちなみに本作もフリー・トゥ・プレイのタイトルで、フリー・トゥ・プレイが人気の中国では、あるいは大きくブレイクするかも……と思わせた。
そのほか、『Neverwinter Online』や『King of Wushu』など、中国発のタイトルも存在感を放っていたのが印象的。中国での発売から1年弱を経て、いよいよラインアップも充実してきたとの印象だ。
また、開催初日には、日本のゲームメーカー、トイロジックのXbox One用ソフト『ハッピーダンジョン』のステージイベントも実施されていた。トイロジックといえば、先日『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』のニンテンドー3DS版への開発に協力していることが発表されたばかり。『ハッピーダンジョン』は、E3で発表された同社の最新作となる。
ステージイベントでは、トイロジックの西井良哉氏が登壇。デモプレイを披露しつつ、「キャラクターの魅力はコミカルでパーティーゲームとしてガンガン楽しめます」と間口の広さをアピールしつつ、最大4人による協力プレイが楽しめ、やり込み甲斐もあることがアピールされた。なお、本作はフリー・トゥ・プレイタイトルで、中国のXbox Oneユーザーにも訴求しそうだ。