熱狂的なゲーム、アニメ、マンガファンが集結!
フランス・パリにて、2015年7月3日〜5日(現地時間)、ゲームやアニメ、マンガを中心に日本文化を紹介するJAPAN EXPOが開催されている。初日にあたる2015年7月3日には、TAKE(タケ)ステージにて、バンダイナムコエンターテインメントのイベントステージが行われた。前述の通り、ゲームやアニメ、マンガが中心のJAPAN EXPOだけあって、つぎつぎと発表されるマンガ原作、アニメ原作のゲームの新情報に、集まった多くの観客から歓声が挙がっていた。本リポート記事では、新情報が発表されたソフトの情報を中心にピックアップしてお届けする。
『聖闘士星矢 ソルジャーズ・ソウル』ステージ
『聖闘士星矢 ソルジャーズ・ソウル』のステージでは、プロデューサーの三戸亮氏がゴードクロスをまとって登壇。挨拶もそこそこに、『聖闘士星矢 ソルジャーズ・ソウル』の新要素として、“北欧アスガルド編”のキャラクター、ストーリーが入ることが発表された。北欧アスガルド編は、1980年代に放映されていたテレビアニメ版『聖闘士星矢』のオリジナルエピソードで、ゲームにはヒルダとゴッドウォーリアー、そしてバルムンクの剣を持った星矢が登場するようだ。イベントでは、今回のJAPAN EXPOで初公開となるPVを上映。ゲームではありながら、アニメを見るかのようなPVに、上映が終わると、観客から歓声と拍手が送られていた。
PVの後は、実機プレイによる作品解説に。ゴッドウォーリアーのジークフリート対フェンリルのバトルが披露された。本作は、前作『聖闘士星矢 ブレイブ・ソルジャーズ』から、さまざまな点がパワーアップ。前作をプレイしたファンからのリクエストに応えるように、ゲームの根本から改良しているという。とくに空中コンボが大きく進化したほか、特定の攻撃で相手を倒すと、擬音を描いた文字とともにマンガのコマのような決めポーズを取る“コズミックK.O.”が加わった。また、プレイステーション4版とsteam版(steam版は海外のみ)は、画面解像度1080p、フレームレート60fpsになっており、きめ細やかなグラフィックかつ、滑らかな動きで楽しめるようになっている。
最後には、日本もフランスも含めた全世界で2015年9月25日に発売されることが改めて発表され、予約特典として“女神 アテナ”、“冥王 ハーデス”のマンガ版のカラーを入手できるプロダクトコードが付くことも伝えられた。
『NARUTO-ナルト- 疾風伝 ナルティメットストーム4』ステージ
『NARUTO-ナルト- 疾風伝 ナルティメットストーム4』のステージでは、開発元のサイバーコネクトツーの松山洋氏が登壇。おなじみのナルトのコスプレで登場した松山氏は、開口一番フランス語で「『NARUTO』は好きですか?」と聞くと、観客から大きな大きな歓声が。さらに、続けて、最新のPVを公開すると、このステージいちばんの大歓声が挙がり、フランスでの『NARUTO』人気の高さをうかがわせた。
続いては、実機プレイを見せながら、作品を紹介。シリーズ初の新世代機プレイステーション4、Xbox One用(Xbox One、及びsteam版は海外のみ)ソフトとなった本作は、グラフィック、モーションなどのパワーアップはもちろんのこと、シリーズで初めてスリーマンセル(3人ひと組)が可能になった。しかも、リアルタイムで操作できるキャラクターを切り換えられるうえ、キャラクターを切り換えながらコンボをつなげられるので、より連携感を味わえるようになっているのだ。そのほか、一定ダメージを食らうとキャラクターがまとっている装備が壊れる“アーマーブレイク”や、属性効果を導入。属性効果は、たとえばナルトの場合、ナルトの攻撃をくらった相手に火がつき、その火によって継続ダメージを食らうというものだ。なお、火の場合は、リーダーチェンジをするか、バタバタとキャラクターを動かすと火が消えるという。
実機プレイのラストに、松山氏が「誰の奥義が見たいですか?」と会場へ問いかけると、歓声がサスケに集中。最後にリクエスト通り、サスケの奥義でフィニッシュを決めると、熱いサスケファンからの喜びの声が挙がっていた。
また、日本と同じく初回封入特典として、プレイアブルキャラクター・ナルトの息子“うずまきボルト”、サスケの娘“うちはサラダ”、カカシ(火影)のコスチュームのプロダクトコード、そして、劇場版『THE LAST』に登場したナルト、サスケのプレイアブルキャラクター、ヒナタ、サクラのコスチュームを早期開放するプロダクトコードもついてくる。詳細は、日本版公式サイト(→コチラ)にも掲載されているので、チェックしてほしい。
そのほか、日本人クリエイターは登壇せず、現地のパブリシティ担当による、バンダイナムコエンターテインメント作品紹介などが行われたが、どれも観客の熱気がすごく、日本のゲーム、アニメ、マンガへの愛情の深さがうかがいしれた。ちなみに、とくに熱かったのは、司会を担当した現地スタッフのテンション(笑)。そのテンションの高さは、日本のゲームショウなどでは見られないものだったため、いろいろな意味で興味深かった。