台北ゲームショウ2015の開催2日目にあたる1月29日(水)に行われた『ワンピース 海賊無双3』のスペシャルステージの模様をお届けしよう。

●きただにひろしさんが主題歌を熱唱×2

 2015年1月28日(水)~2月1日(日)、台北世貿中心(台北ワールドトレードセンター)にて、台北ゲームショウ2015が開催中だ。ここでは、開催2日目にあたる1月29日(水)に、ソニー・コンピュータエンタテインメント台湾(SCET)ブースで行われた、プレイステーション4/プレイステーション3/プレイステーション Vita用ソフト『ワンピース 海賊無双3』のスペシャルステージの模様をお届けしよう。世界的な人気を誇る『ワンピース』だが、当然のことこの台湾でもその人気は絶大。イベント開始前にPVが流されるや、おなじみのキャラクターが登場する度に会場からは黄色い歓声が! そのありさまはさながらアイドルのよう。ちなみに、PVに出てきたキャラクターで一番人気(もっとも歓声が上がった)だったのが、トラファルガー・ロー。「とにかくかっこいい」というのがその理由。

 さて、始まる前から会場が温まっていた『ワンピース 海賊無双3』のスペシャルステージだが、開幕早々いきなりテンションマックスに。そう、きただにひろしさんが登場するや、『ワンピース』の主題歌としておなじみの『ウィーアー!』を熱唱したのだ。こうなると、『ワンピース』ファンも盛り上がらずにはいられない。

▲ゲストが登壇するやすかさずフォトセッションに突入するのが(来場者対象)、台湾流と言えるだろう。ひとりおいて左からキタダニヒロシさん、鯉沼氏、佐佐木氏。

 おつぎに登壇したのが、発売元であるバンダイナムコゲームスの佐佐木夕介プロデューサーと、開発元であるコーエーテクモゲームスの鯉沼久史プロデューサー。全世界で累計200万本の販売実績を誇る『ワンピース 海賊無双』シリーズの最新作にあたる本作。今回始めてプレイステーション4版も発売されるということで、「これまでてきなかった部分もできるようになりました」と鯉沼氏。ことに、今回のスペシャルステージでフィーチャーされたのが、パワーアップしたアクション。本作では、『ワンピース』のストーリーの特徴とも言える仲間との“絆”を盛り込むべく、アクションのシステムを従来から変更。“キズナラッシュ”として、合体技が出せるようになった。プレイアブルキャラクターすべての組み合わせが実現するとのことなので、思わぬ組み合わせでの“キズナラッシュ”も楽しめそう。

 また、鯉沼氏によるとストーリーも強化されているとのこと。前作『ワンピース 海賊無双2』ではオリジナルストーリーが採用されたが、本作では「原作のエピソードをやろう」ということで、原作ファンにもおなじみのストーリーが楽しめる。『1』には収録されていなかった、仲間との出会いや、最新エピソードまで入っているという。

 さて、ひと通り『ワンピース 海賊無双3』の新要素が紹介されたあとは、実機によるデモプレイの披露へ。デモで使用されたキャラクターは、台湾女性ファンの熱烈な黄色い歓声に後押しされる形でトラファルガー・ロー。鯉沼氏が操作するローが、並み居る敵をバッタバッタとなぎ倒していく度に、大きな歓声が湧き上がっていった。「一度にこれだけのキャラクターが登場するのはプレイステーション4ならではです」と佐佐木氏が強調するように、とにかく敵の数がハンパない。新世代機のスペックを経て、『無双』シリーズはさらにパワーアップしそうな予感だ。「『ワンピース 海賊無双3』は、1作目、2作目のいい点、悪い点をしっかりと把握して、いいものになるべく開発中です」(鯉沼氏)とのことなので、まさに決定版的な内容を期待できそうだ。

 そして、イベントの締めを飾ったのはやはりきただにひろしさん。『ウィーゴー!』を歌い上げ、来場者を大いに熱狂させたのだ。

▲台湾における『ワンピース海賊無双3』の発売は2015年5月!
▲イベントの後は、該当者を対象としたサイン会が開催。大盛況だった。

●『3』のストーリーはどうなる?

 スペシャルステージが終わった後は、バックヤードにて、バンダイナムコゲームスの佐佐木夕介プロデューサーと、コーエーテクモゲームスの鯉沼久史プロデューサーを対象にした、合同インタビューが行われた。

 いきなり飛び出した質問はストーリーに関して。「『1』は原作のストーリーを忠実に再現できて、『2』はオリジナルストーリーとなったが、『3』はどうなるのか?」というものだ。人気の『ワンピース』だけに、やはり台湾のメディアもストーリーは気になるようだ。これに対して鯉沼氏は、『ワンピース 海賊無双3』のストーリー決定に至るまでの経緯を丁寧に説明。それによると、1作目は原作のストーリーを追体験できるようにしたが、『無双』でありながらも“無双アクション”が期待と違うと言われたという。それに対して『2』では、原作を再現するにあたって“無双ステージ”だけだとつらかったので、オリジナルのストーリーを付けたのだという。それが『2』をリリースしたあとで、「“無双ステージ”で原作を追体験したい」という声が多かったのだという。人気作だけにユーザーの求めるところも高いといったところだろうが、クリエイターたるもの、ユーザーの要望には応えないといけない! ということで、『3』では、“無双システム”を使って、『1』をさらに超える原作エピソードを……ということで、『1』では扱っていないストーリーを入れることにしたのだとか。そのため、『1』から『2』は1年でリリースできたのが、『2』から『3』のリリースには2年かかったのだという。

 ちなみに、“『1』に収録されていないストーリー”には、最新のエピソードも含まれるわけであるが、台湾の記者からは「原作でも最新エピソードは完結していないが、大丈夫なのか?」といった、半ば心配する質問も。それに対しては佐佐木氏が「サボを中心に期待していてください」と力強く語った。ちなみに……ゲームにはあまり関係がないが、興味深かったのでつい紹介してしまうと、佐々木氏はアニメ版のサボの声優さんに、「まさかこの方(古谷徹さん)をもってくるとは思わなかった」と、とても意外だったという。その思いは、鯉沼氏も同じだったようで、「『ガンダム無双』でごいっしょしていましたからね」とコメントすれば、佐々木氏が「私も『聖闘士星矢』で」とひと言。おふたりとも古谷徹さんとは縁があるようで……。

 キャラクターに対する質問も多かった。鯉沼氏によると、「前作のNPCでプレイアブルキャラに格上げされているキャラクターもいます。使えなかったキャラが使える可能性がありますよ」とのこと。一方で、劇場版のオリジナルキャラクターなどは、本作には入っていないそうだ。

 なお、プレイステーション4と言えば、シェア機能。本作に関しては、「バンダイナムコゲームスさんが尽力してくれて対応しています」(鯉沼氏)とのこと。『ワンピース』の“無双アクション”をシェアできるのは、やはりうれしいところ。ちなみに、シェア機能の詳細に関しては最終調整中とのことで、どのような仕様になるかは明らかにされなかった。こちらは続報を待ちたいところだ。