主人公の特技“浮世絵”で遊びまくれ!

 スパイク・チュンソフトが放つ幕末維新“if”アクションゲーム『憂世ノ志士』(PS3、2015年1月29日発売予定)、『憂世ノ浪士』(PS Vita、2015年2月11日発売予定)。ファミ通.comでは、連載企画“幕末“if”の世界への道しるべ”として、架空歴史ロマンの世界を徹底紹介していく。第4回は、本作のカギを握る要素となる、“浮世絵”。これまでの流れから、いきなり浮世絵と言われても「?」と思われる方が多いことだろう。しかし、本作の世界では、重要なカギを握るアイテム。“架空歴史“の幕末では大衆に広く愛されている嗜好品であり、社会にも影響が大きいことから、京都以外では幕府による禁止令が施行されるほどなのだ。ゲームプレイでもシナリオ上で欠かせないアイテムとなっているほか、お楽しみ要素にもなっているのだ。

 『憂世ノ志士』では、絵師の才覚がある坂本龍馬、『憂世ノ浪士』では浮世絵が特技の新選組見習い浪士、沖田芳次郎が主人公。ともに浮世絵を描くということにかけては優れた能力を持つ者だ。本作ではそのスキルを活かすことで、ゲームプレイ中にお気に入りの場面を浮世絵として記録することができる。もう少し詳しく解説をすると、“浮世絵エンジン”という描写技術によって、ゲーム中のあらゆる場面を、瞬時に“浮世絵風描写”に変換。その画像を保存することができるのだ。3Dモデルで描かれた風景や人物が、あっという間にシンプルな主線とビビッドな色彩の多色刷りによる「いかにも浮世絵」なビジュアルに大変身! という次第だ。

浮世絵は3種類!

 浮世絵は、3つに分類される。 ひとつめは“戦画”。これは戦いの記録を残すもの。バトルシーンで、最後のひとりを倒したドラマチックな瞬間に自動的に描かれる。ストーリー上の重要人物を倒したときは、絵の題に討伐した相手の名前も記されるぞ。

ふたつめは“風景画”。これは文字通り、風景を描くというもので、プレイヤーはいつでもどこでも描くことができる。いわば、ゲームのスクリーンショットをイメージしてもらえるといいだろう。方法はカンタン。方向キーの上を押すと、構図設定のモードに切り替わり視点位置の細かい設定ができる。そして、ここぞという場面で△ボタンを押すと、即、浮世絵の出来あがり! だ。風光明媚な自然や、絶景を記録しまくるのもおもしろい。

 そして3つめ。浮世絵で風景画、戦画、ときたら「これがなくては」というジャンルの絵である。それは、ズバリ“春画”。春画とは、平たくいうと「エッチな浮世絵」。本作では一糸まとわぬ“ありのままの姿”の絵だ。こんな絵までもバッチリ描く(そして、残す)ことができるぞ!
 ただし、この春画は描くまでにちょっと特殊な手順とテクニックが必要。まずは脱がしたい相手とのバトルに突入しよう。そして、相手へのトドメの一撃で、“抜刀攻撃”(剣を抜きつつ同時に攻撃。L1と□ボタンで出せる)を当てよう。すると、画面を切り裂くエフェクトと同時に、相手の衣も切り裂かれた、露わな姿の浮世絵が出現するのだ(自動的に描かれる)。刀を交えることができる相手=バトル対象となる相手ならば、誰でも春画の対象になる……ということはつまり、春画の対象に性別は関係がないということ。男性の春画も(描こうと思えば)描けるぞ!

絵のことなら浮世絵屋におまかせ!

 浮世絵の盛んな世界だけあって、人の行き交うところには“浮世絵屋”なる店が存在する。ここは、浮世絵の見栄えを変える“版木”が購入できたり、不要な浮世絵を買い取ってくれるという施設だ。ここでの大事な役割はもうひとつある。町人からの浮世絵にまつわるさまざまな依頼を受託することができるのだ。その内容は「○○の浮世絵を描いてほしい」といったもの。「力士を討ち取った戦画がほしい」というそのままのものもあれば、依頼文をヒントに希望する浮世絵を推理しなくてはならない“謎解き”風の依頼もあり、これだけでもかなり遊べるぞ。

 ひとりでも十分楽しいが、オンラインに接続していれば浮世絵が描かれた場所を当てるクエスト“判じ絵”がプレイできる。街中に出現するほかのプレイヤーの分身に話しかけると判じ絵を出題されるので、その浮世絵が描かれた場所を探し当てよう。問題に正解した後は、感想を出題者に送ることもできるぞ。出題したい場合は、廻船問屋に自分が描いた浮世絵を売却することで他プレイヤーへのお題となる。浮世絵そのものだけでなく、落款や題名枠、作者名枠もカスタマイズして”自分だけの浮世絵”を描き上げよう。