ファンフェスティバル最終日は、年内最後の大発表から始まった!
プロデューサーレターLIVEは、事前に寄せられた『新生FFXIV』に関する質問に吉田直樹プロデューサー兼ディレクターが直接答えていく、人気のストリーミング放送。今回はイベント会場となる東京ビッグサイトのステージ上から、第19回目の放送が行われた。
パッチ2.5は2部構成+ひとパッチでリリースされることが確定
“パッチ2.5実装コンテンツ特集”と銘打たれた今回は、直近の大型アップデートであるパッチ2.5に関する話題がメイン。これまで存在だけが明らかになっていたゴールドソーサーの詳細や注目の新規インスタンスダンジョンの内部など、プレイヤーが欲していた新情報がつぎつぎと明らかになった。
ここでは、そうした情報の中から重要なものをピックアップしてお届けしよう。とくに注釈のないかぎり、発言はすべて吉田氏によるものだ。
・過去の『FF』シリーズからデザインを変更したゾディアックウェポンがあるが、その理由は、過去作では武器種が剣などに偏っていることがそもそもの原因。エクスカリバーなどはすんなりと名前が決まるが、そのほかの武器種は、エクスカリバーと同格となるものを決めるのが難しかった。我々が最強武器として選んだ名前を、ゾディアックウェポンに名付けた。
・パッチのタイトルは“BEFORE THE FALL 希望の灯火 Patch 2.5”。
・パッチ2.5は前後半の2部構成で、そのあいだに大きなアップデートがひとつ入る。
・新ルールの追加に伴い、フロントラインがコンテンツルーレットのカテゴリに加わる。
・クリスタルタワー:闇の世界は、24人で挑戦するレイドコンテンツ。
・いわゆる詩学装備の強化用素材の獲得枠は、防具とは別になる。
・ダンジョン内で手に入る素材をクラフターが加工することで、新たな武器が獲得できる。
ゴールドソーサーには“マンダヴィル”の名が冠されている
長らく製作中であることだけが発表されていた、ゴールドソーサー。その全貌が今回のプロデューサーレターLIVEでついに公開となった!
・ゴールドソーサーをプレイするときに、月額料金以外のリアルマネーはかからない。
・ゴールドソーサーはゲームセンターがテーマ。専用のポイントをギルで(富豪が有利にならないように最大2000ポイントまで)購入し、それを使って施設内の遊びを楽しむ作り。
・正式名称はマンダヴィル・ゴールドソーサー。
・リリース後も、新しい遊びが追加されていく。
・トリプルトライアドとチョコボレースが、公開時点での大型アトラクション。
・チョコボレースに参加することになるチョコボは、バディとは別の個体。彼らを育成するためには専用のエサが必要になる。
・フリーカンパニーのメンバーが集まってレースを楽しむことも可能。
新規インスタンスダンジョンとDirectX 11版の映像が初公開!
続いてパッチ2.5でリリースされる新規インスタンスダンジョンの詳細が公開された。
・新規インスタンスダンジョンの名称は、“幻龍残骸 黙約の塔”。モードゥナに突き刺さった塔に挑むことになる。
・“武装聖域 ワンダラーパレス”ではトンベリの新たな側面が垣間見られる。
・“邪念排撃 古城アムダプール”のハード版は、ほかのIDと比較したとき、バトルのテンポなどの毛色が違う。デモンズウォールは全部で4体棲息。今回は段差から突き落とされることはない。
・『旧FFXIV』から引き継いで実装されたゼーメル要塞やオーラムヴェイルにハード版が存在しない理由は、それらが『新生FFXIV』とは異なるレギュレーション(ルール)で作られているため。新規インスタンスダンジョンの開発と同じくらいコストがかさんでしまうので、おそらく今後もハード版がリリースされることはない。
ここで話題はDirectX 11版へ。現在はDirctX 9に対応しているPC版『新生FFXIV』のグラフィックが、これを導入することによってより美しくなるのだ。
・今後はDirectX 9とDirectX 11が選べるようになる。
・DirectX 11を導入することで、ゲームの処理が現在よりも軽くなる。
祖堅氏が語る『新生FFXIV』のサウンド作りの真髄
プロデューサーレターLIVEの後半は、人気の“コアメンバーに聞く”のコーナー。今回はサウンドディレクターの祖堅正慶氏をゲストに迎え、プレイヤーから寄せられた質問に答えていった。
以下、とくに注釈がないかぎり、発言はすべて祖堅氏によるものだ。
・スレイプニルなどの騎乗中に専用のBGMを鳴らすことについては、「“ティナのテーマ”はどこかに入れたい」。
・ジュークボックスのような調度品は今後も追加したい。
吉田氏 似たようなアイテム名は以前確認している。公開時期は『蒼天のイシュガルド』リリース直後か、その後のアップデートの3.1あたり。
・グリダニアの環境音が気に入っている。担当者がクルマで出かけて、山奥で実際に環境音を録っている。
・つぎのサウンドトラックの発売計画が存在する。『蒼天のイシュガルド』が発売されるくらいまでにはメドを立たせたい。
・クリスタルタワーのBGMが通常時から戦闘シーンのものへスムーズに切り替わる仕組みには、独自の技術を用いている。
・サウンドプログラマーの職種を現在大募集中。「弊社はクルザス中央高地の雪のように真っ白な会社でございます」(吉田氏)。
・『蒼天のイシュガルド』で新規に追加される楽曲の数はとても多い。
・各インスタンスダンジョンに、ロングバージョンのBGMを登場させることについては「がんばります」。
年末年始のイベント開催予定を公開
最後は告知のコーナー。ゲーム内外で予定されているいくつもの催しやイベントが発表された。
プロデューサーレターLIVEはこれにて終了。最後に吉田氏と祖堅氏が挨拶の言葉を述べて2日目の最初のステージイベントは終了となった。
「会場にお越しの皆さん、かなり混み合ってますので、無理のないように動いてください。ストーリーミング放送をご覧の方は、引き続きお楽しみください」。(祖堅氏)
「これで僕の仕事の大部分は終わったのかなという感じです。時間に余裕があるときはステージを降りて皆さんとお話をしようと思っています。アトラクションを楽しむ合間に、我こそはという方は探していただければと思います」。(吉田氏)