手放すことに決めた理由のひとつは「大きくなりすぎたから」

マイクロソフトが『マインクラフト』のMojangを2500億円で買収することが発表! Notchら創設者は会社を離脱、他プラットフォーム版の販売とサポートは継続_01

 マイクロソフトが、『マインクラフト』を開発したデベロッパーMojangを約2500億円(25億ドル)で買収することを発表した。先週ウォール・ストリート・ジャーナルにより、2000億円以上で交渉が進行中と報じられていた。

 Xbox公式サイトでは、担当のフィル・スペンサー氏による文章が公開されており、マインクラフトコミュニティを尊重し、iOS/Androidやプレイステーションプラットフォームでの提供も続けていくことを表明。Mojangとの思い出を語る映像も公開されている。

 一方でMojangの公式サイトでも発表が行われており、Mojangを売ることに決めた理由を、創設者の“Notch”ことMarkus Persson氏らが想像していた以上にブランドが成長してしまったからと説明。本来やりたいこととの整合性が取れなくなっていたのだと推察される。なお開発中の『Scrolls』などのプロジェクトが今後どうなるかについては未定とのこと。

 さらにNotch氏はブログで個人としての考えを発表し、直近で起こったゲーム開発者とコミュニティにまつわる摩擦問題に直面し、「ファンとの間にあると思っていた繋がりなどなかったことに気がついた。自分はシンボルになっていた。自分はシンボルなんかになりたくない。僕が理解できない、取り掛かりたくない、自分を引き戻そうとするなにか巨大なものに責任を持ちたくはない。自分は起業家じゃないしCEOでもない。Twitterで個人的なオピニオンを持ちたい、ただのオタクなコンピュータープログラマーだ」(抄訳)という考えに至ったと述べている。
 同氏とともに、共同創設者のJakob Porser氏とCarl Manneh氏の3人はMojangを離脱するそうで、彼らの未来が素晴らしいものとなることを期待したい。