ランクSのモブ並み? 吉田氏に会えたお客さんはラッキー!

 2014年7月31日にグランドオープンした“ファイナルファンタジー エオルゼアカフェ”は、『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』(以下、『新生FFXIV』)とパセラリゾーツがコラボレートしたコンセプトカフェ。内装からメニューに至るまでゲームの開発チームの監修が行き届いた、ゲームを肌で感じることのできる空間だ。

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 1周年の記念となるこの日に、吉田氏が1日店長として来訪者の対応をしていると聞きつけた取材班がカフェの扉を恐る恐る開くと……制服を身に着けた吉田氏が本当にいた。

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▲来店者からのゲームの質問に、プロデューサーレターLIVEなどとも変わらない丁寧さで応答する吉田氏。
▲サインを求められると気軽に応じていた。

 8月23日に放映された14時間生放送の一部で、「もしかすると吉田氏が1日店長をするかも」と語られてはいたものの、当日の来店者は入店して吉田氏を目の当たりにして驚いていたようだ。
 初めて来店したという男性4人組も、吉田氏が店長として来ていることは知らなかった模様。吉田氏には大迷宮バハムート:真成編のことを質問し、「「いろいろ難しい」って(吉田氏が)言ってました」と語っていた。
 2回目の来店だという女性ふたり組は、フードやドリンクを注文した際に付いてくるコースターをテーブルにうず高く積み上げていた。「リヴァイアサンが大好きで、その柄が出るまでがんばった」とのこと。吉田氏が来店していることはやはり知らず、カフェ内のPCでリンクシェルの仲間と話していたところ、隣りに吉田氏がいて驚いた模様。

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▲リヴァイアサンのコースターには、しっかり吉田氏のサインが書かれていた。
▲サインは、来店者全員にしていた模様。
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▲合間も店内を巡回。来店者といろいろな話で交流していた。

 8月27日現在のエオルゼアカフェは、11時30分、14時、16時30分、19時から始まる120分単位の入れ替え制となっている(19時からは180分)。入場には朝11時から事前配布している整理券が必要だが、件の14時間生放送では9月中から予約システムが開始できる方向で調整中との話が出ていた。

※14時間生放送のリポート記事は<<<こちら>>>

 以下は、吉田氏へのミニインタビューだ。

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▲店長仕事の合間におじゃましました!

――本日は2セット目だそうですが、店長としてお客さまと接してみていかがですか?
吉田直樹氏(以下、吉田) 僕が店長をしているとは知らず、「えっ? はっ?」という声がお客さまから出たり、「ギャッ」と驚かれたり、その反応がおもしろいです(笑)。
――(全国を巡回中のファンイベントの)F.A.T.E.でのお客さまの反応とも違いますね。
吉田 F.A.T.E.のときのように、僕に対して単独で物申したい! という気合いの入りかたよりは、もっとカジュアルな空気感ですね(笑)。F.A.T.E.は抽選での来場になりますが、ここは友だちといっしょにいらしていたりするからでしょうか。個々のコミュニティどうしが、店内でふとしたきっかけで知り合いになって、ゲーム内での再会を約束して帰るお客さまもいらっしゃるようです。
――海外のゲームショウの壇上からカフェの1日店長まで、プレイヤーに接する姿勢が本当に変わらないですね。
吉田 先ほども「アニムスとノウスのエフェクトの色味の区別がつかないので、どうにかなりませんか?」などとご要望をいただいたりしました。プレイヤーの方とお話ができるせっかくの機会なので、きちんと接したいですし、触れ合いのなかで、予想外なアイデアをいただけたりもしています。もちろん製作のタスクが詰まっているので、すぐに実現できるわけではないのですが、何かしらの局面でいい展開に持っていけるきかっけになります。何より、僕もプレイヤーのひとりとして、皆さんと『新生FFXIV』のお話をできるのが、とても楽しいのです。
――今後、エオルゼアカフェの店長のご予定は?
吉田 エオルゼアカフェが予約できるようになり、平常運転になったら、ふつうに予約して来ると思います。あとは出張が多いので、成田や羽田から帰社する途中で食事をとるために寄ったりすることが多そうです(笑)。
――その予約ですが、詳細は?
吉田 9月下旬くらいから予約システムが始まり、10月以降の予約ができるようになるように準備中です。日程や手順が決まったら後日正式にアナウンスします。エオルゼアカフェのTwitterでは、現在も空き状況などのお知らせが見られるので、ぜひ利用してみてください。
――10月以降は吉田さんをはじめ、いろいろな開発の方に会えると?
吉田 そうですね。僕以外の開発スタッフも来たがっているんですが、いまはお客さま優先で、と話して控えています。今後はスタッフも気軽に訪れるんじゃないでしょうか。このカフェは、できるだけ長く続けていきたいと思っています。休日はもちろん、平日は仕事帰りの人が気軽に来られるようなお店として考えていただけるとうれしいです。

 吉田氏自身も寄れば必ずポーションを飲んで帰るという。10月以降もますますエオルゼアカフェから目が離せない!

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▲バーカウンターの上には、過去のシーズナルイベントで登場したさまざまなイラストがラベルとなったお酒が並んでいた。これらのボトルを前に吉田氏と一杯酌み交わしてみたり?