パッチ2.3のコンテンツを特集

 2014年6月10日~12日(現地時間)にアメリカ・ロサンゼルスで開催されている、世界最大のゲームの見本市E3(Electronic Entertainment Expo) 2014。この会場でスクウェア・エニックスは、『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』(以下、新生『FFXIV』)の最新情報を発表する、第15回プロデューサーレターLIVEをオンエア。来たる大型アップデート、パッチ2.3の内容について詳しく語った。

 これはE3の会場内の特設ブースから全世界に向けてインターネットストリーミング放送で配信されたプログラム。6月10日午前5時(日本時間)に行われた“出張プロデューサーレターLIVE in E3”に続き、“パッチ2.3コンテンツ特集Part2”と銘打って放送された。
 “パッチ2.3コンテンツ特集Part1”は、2014年5月24日に愛知県名古屋市で催されたイベント会場から行われており(詳細はこちら)、今回はその続きとなるもの。吉田直樹プロデューサー兼ディレクターと、コミュニティチームのモルボルこと室内俊夫氏が日本語で全世界のファンに向け、まもなく予定されている大型アップデートの内容を説明したのだ。

パッチ2.3コンテンツの詳細が明らかに! 『新生FFXIV』第15回プロデューサーレターLIVE内容まとめ【E3 2014】_26
パッチ2.3コンテンツの詳細が明らかに! 『新生FFXIV』第15回プロデューサーレターLIVE内容まとめ【E3 2014】_01
▲特設ブース周辺に集まった来場者たちを前に、両氏は笑顔で語った。

まずはスクエニChan! in E3 出張生配信 2の放送内容をおさらい

 レターLIVE解説の前に、まずは6月12日午前2時(日本時間)に同ブースから配信された“スクエニChan! in E3 出張生配信 2”に出演した吉田氏が明かした情報から、印象的なものをピックアップして紹介しよう。今回のレターLIVEにつながる話題も数多く明かされたのだ。
 “スクエニChan! in E3 出張生配信 2”は、本作でラウバーンの声を担当している声優の安元洋貴氏が司会を担当。吉田氏をゲストに招き、『新生FFXIV』の魅力をアピールした。

・某新作ゾンビゲームのカンファレンスで発表されていた、“4人のマルチプレイ+5人目のプレイヤーがモンスターを操作”という仕組みは、『新生FFXIV』の開発内で似たような企画が存在していた。

・新情報だらけのパッチ2.3トレーラーの公開に向けた準備が進んでいる。

・パッチ2.3トレーラーは安本氏の語りからスタートする。

・新ジョブの忍者は『FFIV』で活躍したキャラクター“エッジ”の現代版を意識したデザイン。

・新たな職業は、ステルスを活かしてフロントラインでも活躍できる。いわゆるスカウト的な立ち回りが可能。

・大規模PvPのフロントラインはモードゥナの、あるエリア全体を使ってバトルがくり広げられる。

・E3会場内で開催されているバトルチャレンジの参加者は、マウス&キーボードではなくゲームパッド利用者が多い。用意していた台数では足りずに、スタッフが買いに走ったほど。

・4人向けインスタンスダンジョンの高難度バージョンのリリースは、時期は明言できないが、いずれ実現させていきたい。

・いくつかのバトルコンテンツ(極タイタン討滅戦など)に存在する、いわゆる即戦闘不能ギミックの効果の調整を考えている。

・『新生FFXIV』をお休みしている人(アカウント所持者)向けに、無料ログインキャンペーンを実施する。開始時期は、パッチ2.3のリリースの翌週くらいのタイミング。

・今年の夏ごろに、ゲームを新たに始める人のための“フリートライアル”も実施予定。一定期間無料で遊んでもらい、気に入ったら課金をしてもらうことを想定している。

PvP フロントラインの参加人数は、コンテンツファインダー登録者の数に応じて自動で変化!

 それでは、放送内で発表されたパッチ2.3の新情報をダイジェストで振り返ってみよう。回答となる発言は、すべて吉田氏によるものだ。

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▲冒頭で吉田氏は忍者の武器をいきなりポロリ! 資料には“AF1武器/忍者”と書かれていた。

Q.ラムウの実機映像を見せて!

 ここで画面が切り替わり、極ラムウ討滅戦のオープニングが映し出された。

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▲極ラムウ討滅戦のステージを実機で披露。まばゆい雷光に包まれて、雷神ラムウが降臨!
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▲フィールド全体が円形の浅い池になっており、中央部のみ地面が露出していた。また外周には柵のようなものが存在しないため、リングアウトが存在しそうな印象。

Q.フロントラインの基本ルールは?

・いわゆる陣取りゲーム。敵のアウトポストを攻め落とすのではなく、フィールド上に設置された陣地の占領を目指す。

・ライバルチームの冒険者を倒すとポイントが増加するが、陣地を取ったほうがより多くの得点が得られる。

・中立の陣地(全6ヵ所)に設置された旗の周囲に一定時間滞在すると、そこを占拠できる。

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▲サークル内にもっとも多くの冒険者が滞在したチームが、陣地の支配権を得られる。

・バトルが終了した時点で、もっとも多くのポイントを獲得していたチームが勝利となる。

・コンテンツファインダーによるマッチングに時間を要した場合、24人×3チームが、16人×3チーム、または8人×3チームへと人数が自動で調整されての参加となる。

Q.フロントラインはPvPのプレイ経験がなくても気軽に楽しめる?

・フロントラインは大人数でプレイするため、参加条件/パラメータの公平性の両面でカジュアルに設計してある。

・クリスタルタワー程度の気軽さでプレイできる。

Q.最大で何人まで参加できる?

・変更の可能性があるが、最大24人×3チームの72人でプレイできる。現在、最終的な負荷をチェック中。

・黒渦団、双蛇党、不滅隊、3つのグランドカンパニーグループに分かれて戦うことになる。

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▲不滅隊のアウトポスト(前哨地点)。バトル開始前に滞在することになる待機場所とのこと。
▲アウトポストに到着して一定時間が経過すると、巨大な柵が開く。その時点でバトル開始となるのだ。

・カルテノー平原のアウトロー戦区が舞台。5年前に惨劇(第七霊災)が起こった地でバトルをくり広げる。

Q.1回のバトルに要する時間はどれくらい?

・勝負が決着するのは30分。

・戦闘不能になった冒険者は自軍のアウトポストからリスタートとなる。

・戦場ではマウントに乗って移動できる。

Q.バトルへの具体的な参加条件は?

・冒険者がレベル50であることのみ。

・フロントラインには、アイテムレベルシンクという新しい概念が取り入れられている。これは、一定以上のアイテムレベルの装備品は、各種パラメータに制限を受ける仕組み。

・フロントラインにおけるアイテムレベルシンクの上限は80か90のどちらかで最終調整中。

・大規模PvPでは、モラルのパラメータが反映されない。

Q.フロントラインではどのような報酬がもらえる?

・ウルヴズジェイルと共通のPvPポイント。

・バトルに参加するとアラガントームストーン:戦記も手に入る。

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▲フロントラインの報酬として軍馬も獲得できる。

Q.プレイヤー以外のNPCやモンスターが参戦することは?

・モンスターが現れる。若干だが、これを倒すと勝敗に影響を及ぼす。

Q.ロールごとに参加人数は決まっている?

・フロントラインにはロールによる制限が存在しない。味方全員ヒーラーという構成も不可能ではない。

・アウトポストではジョブチェンジが可能。これに伴い、コンテンツファインダーの待ち時間を短くしてある。

バディチョコボをランク10を超えて育てられるようになる

 フロントライン関連についで、話題はチョコボ育成とハウジングに移った。

Q.チョコボ育成はバディとはまったく別の成長システム?

・(既存の方法とは別の手段で)バディを育てるコンテンツ。

Q.所属するフリーカンパニー(FC)が邸宅を持ってない場合は、バディを育成できない?

・パッチ2.3の時点では、家がないと育てられない。今後のアップデートで、バディ育成に関する一部サービスが受けられる機能を各都市のチョコボ屋の近くに設ける予定。

・Sサイズの家でもチョコボ育成は楽しめる。

Q.チョコボ育成の方法は?

・庭具として小屋を設置。そこにバディを預けた後、彼らをトレーニングしたりエサをあげたりすることで育つイメージ。

・同じFCのメンバーであれば、ログアウト中の仲間が預けているバディの世話を行うこともできる。次回ログインしたときに、そのバディを小屋から出して旅に出るというイメージ。

Q.小屋では最大で何羽のバディを同時に飼育できる?

・パッチ2.3公開時点では1羽。今後、ゴールド○ー○ーのチョコボ○ー○を実装したときに、飼育できるバディの数を増やしたい。
※上記○○部分は、吉田氏があえてゴニョゴニョと発声した部分を指す。

・チョコボ育成の機能は今後も拡張していく。

Q.ランク10に到達したバディを育成するメリットは?

・厩舎の中でバディが限界突破を果たすと、ランクが11に上昇する。ポイントを稼いでいくと、最終的にすべてのロールのチョコボアビリティが使えるようになる。

Q.バディに修得させる技の選択をやり直したい!

・バディが覚えた技をリセットすることが、パッチ2.3で可能になる。

・リセットにはとあるアイテムを使うことになるが、邸宅を所持していない冒険者でも入手/使用できる。

・リセットした時点で、かつての技の習得で消費したポイントは払い戻される。

Q.チョコボの色は変えられるようになる?

・体の色を変える機能は、パッチ2.35で公開予定。

・とあることをチョコボにすると、羽が生え変わるタイミングで色が変わるイメージ。

・カララントと同じように豊富なバリエーションのカラーを選べるようになるはず。

個人ルームの増築費は、現時点で30万ギルの予定

 ここで話題はハウジングに。プレイヤー待望の、個人ルームに関する仕様がつぎつぎと明かになった。

Q.ハウジングのサイズによって設置できる個人ルームの数に差はある?

・数に差はない。個人ルームの大きさもすべて同じ。

Q.個人ルームの開放条件と価格は?

・FCに所属していて、かつそのグループが家を所持。そのうえでグランドカンパニーの階級が少尉以上であることが条件。

・価格はまだ最終調整中だが、30万ギル用意すれば個人ルームがひとつ増築できる予定。

Q.個人ルーム内に設置可能な調度品の数は?

・調整中なので明言できない。ただし、FC向けのハウジングの調度品とはカウントが別。個人ルームごとに、設置可能なアイテムの上限が決められている。

Q.入室はどこから行う?

・パッチ2.3で邸宅内の1階に専用のドアが設置される。そこから個人ルームへ移動することになる。

Q.ハウジング向けの調度品も、個人ルームに置ける?

・ガルーダの椅子のようなレアなものも含めて設置できる。ただし、庭具は当然ながら置けない。

Q.個人ルーム内に窓はある?

・家の1階に増築されるという設定なので、窓は存在する。

Q.個人ルームの広さは?

・Sサイズの家のカベよりも、ひとつぶん広い。

・それなりの広さがあるので、いろいろなレイアウトやアレンジが楽しめる。

Q.FCを脱退した場合、個人ルームはどうなる?

・パッチ2.3リリースの時点では、個人ルームを消滅させないとFCから脱退できない。

・今後のアップデートで、脱退と同時に撤去できるようにする。

・個人ルームでは、隣人の声(shoutやsay)はログとして表示されない。

・部屋の中で製作ができる。

クリスタルタワーでは階段を利用して最上部を目指すことに!

 ここで吉田氏は、パッチ2.3の中心要素のひとつ、クリスタルタワーの続編の詳細を語り始めた。

Q.クリスタルタワーの続編の詳細を教えて!

・タイトルは、“クリスタルタワー・シルクスの塔”。今回は塔の内部に突入する。

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▲エメラルドのような色を基調としたエリア内に、機械的なデザインのオブジェクトが配置されている。
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▲画面右側の表示にあるとおり、クリスタルタワーで果たすべき項目は7つのようだ。

Q.気軽に楽しめる程度の難度になる?

・前回の“古代の民の迷宮”と同程度の難しさなので、カジュアルに楽しめる。

Q.事前に24人のアライアンスを組んで突入できる?

・今回はどうしても間に合わなかった。実現までに、あと1ヵ月くらいかかりそう。パッチ2.35でそうした機能をリリースしたいと思っている。

Q.いわゆるロットの週制限は、シルクスの塔にも存在する?

・古代の民の迷宮と同様のルールでロットを行うと思って間違いない。

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▲階段を上へ登っていく構造。比較的短い間隔で、ボスクラスのモンスターとの戦いになるようだ。

Q.手に入る報酬のアイテムレベルを教えて!

・いまのところ100を予定している。

Q.突入に必要な平均アイテムレベルはどれくらい?

・ギリギリまで調整しているので、決定はもう少しお待ちいただければ。

Q.未鑑定トームストーンやアラグの時砂/時油のドロップ率はどれくらい?

・パッチ2.3リリースの時点では、いずれかひとつがドロップする。残りのふたつは、今後のパッチでドロップ品に追加されると思っておいてほしい。

・パッチ2.3の時点では、未鑑定トームストーンがドロップする予定。

・いまのところ、ドロップ率は30%くらいになるのでは。

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▲黒魔道士が手にしているのは、ラムウの報酬武器。

Q.アクセサリや武器も報酬に含まれる?

・シルクスの塔では、防具が手に入る。

Q.アライアンスの各パーティが分散して、並行して冒険を進めていく要素はある?

・パーティが分散することはない。みんなで塔の上を目指して登っていくイメージ。

Q.将来的に、クリスタルタワーをインスタンスのエリアではなく、通常エリアとして開放する予定は?

・いまのところ予定していない。

Q.クリスタルタワーにまつわる物語の中に、闇の戦士などは登場する?

・シナリオに関わってくる、新たなキャラクターが登場する。

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▲画面内で“帝立歌劇場”と表示されていたエリア。奥には窓があり、その向こうには夕焼けが広がっていた。

“手紙”がテーマの新たなサブストーリーが幕を開ける

 クリスタルタワー・シルクスの塔の説明を終えた吉田氏は、秘蔵の資料をつぎつぎとカメラに向け始めた。

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▲忍者向けのPvP専用装備として紹介されていた。
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▲こちらは忍者のリヴァイアサン武器。資料では“短剣”のカテゴリのようだ。
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▲同様に、忍者のハイアラガン武器。
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▲資料のタイトルには、“ラムウのプラズマランプ”と書かれている。
▲名前は明かされなかったが、椅子のようなものとのこと。

 資料ポロリの後は、クエスト関連の質問に答えるコーナーへと移行。

Q.ギルガメッシュは今回の事件屋クエストにも登場する?

・前回でいったん決着がついているので、今回はお休み。

Q.事件屋クエストに紐付けられた、カジュアルに楽しめる新たなバトルコンテンツは用意される?

・みんなでワイワイ遊べる何らかの要素がある……かもしれない。

Q.実装済みの事件屋クエストのイベントシーンに、音声が後から追加されるようなことはある?

・格好悪いのでやらないつもりだったが、前向きに検討している。

・いずれは後付けでヒルディブランドやナシュの音声が追加されるかもしれない?

Q.事件屋クエスト以外にも、新たなシナリオが追加される予定はある?

・新たなサブストーリークエストが幕を開ける。レターモーグリから始まるシナリオで、いろいろな人に手紙を届けるという流れ。

・これまで出会ってきたNPCの意外な一面が垣間見られる作り。

・キーワードは“配達士”という噂が、一部のスタッフのあいだで広まっている。

Q.ユウギリの素顔はパッチ2.3で明らかになる?

・まだ時期が早い。

Q.ヒルディブランドの幼少時代や、彼の母親が登場するシナリオの追加予定はある?

・ヒルディブランドの母親は、設定ではすでに存在する。そうしたシナリオに関しても、要望が多ければできる限り反映させていきたい。

Q.パッチ2.2のメインストーリーで、ユウギリとサンクレッドがくり出していた剣技は、新たなジョブへの布石?

・(双剣士と忍者の)布石になっていた。

Q.ヒルディブランドの父親ゴッドベルトは今後も登場する?

・ウルダハの要人にまで登り詰めた人物なので、今後もいろいろな場面で顔を出す。

Q.ギルガメッシュのような、『FF』シリーズで知名度の高いキャラクターは今後も登場する?

・本作の世界観にマッチしたゲストについても、ストーリーを踏まえたうえで、しっかりと作っていきたい。

製作で生み出せる高レベル向けアクセサリがパッチ2.3で登場

 クエスト関連の話題に続いて、多様なジャンルの質問について吉田氏の回答は続く。

Q.インスタンスダンジョンに突入したときや全滅後にリスタートしたときに、セット済みのアクションのリキャストタイムをリセットしてほしい。

・検討しているが、すぐに実施することは考えてない。

Q.アートブックを出す予定はある?

・設定集&アートブックのような企画は進んでいる。続報をお待ちいただきたい。

Q.結婚後、幻想薬で性別を変更した場合はどうなる?

・同性どうしでも結婚できるので、とくに問題は起きない。性別が変わっても、お互いの愛が失われることはない。

Q.フィジカルボーナス振り分けの自由化や緩和は考えている?

・コストを下げる方向で検討している。

Q.ライトパーティ向けのエンドコンテンツを作ってほしい!

・計画がないわけではないが、すぐには考えていない。“2.0シリーズ”の計画がひととおり落ち着いた段階で、コンテンツのバリエーションを増やすことを考えていきたい。

Q.アイテムサルベージで採用される予定の“シーソー方式”の成長要素について。今後新たに追加される秘伝書など、ほかのクラフターの育成部分にも採用される?

・拡張パック発売のタイミングで、クラスに対するジョブのような、プロフェッショナル的な要素を導入することはあり得る。

Q.アイテムレベル70よりも高いアクセサリのレシピは追加される?

・禁断のマテリア装着が可能なものが追加される。パッチ2.3のスタート直後は、そのあたりに注目が集まるのでは。

Q.グランドカンパニーやFCに、新しいランクは追加される?

・FCで設定した目標のクリアを目指すコンテンツの公開と同時に追加予定なので、時期はもう少し先になる。

Q.パッチ2.3で、新たな蛮族デイリークエストは追加される?

・イクサル族のストーリーがパッチ2.35で登場する。

・クラフトがテーマで、イクサルたちと協力して何かを作っていく遊びになる。

・クラフターを育成するというより、その場で独自の製作が楽しめる内容。

・イクサル族のシナリオも含め、既存のすべての蛮族デイリークエストを制覇すると、エクストラストーリーが発生する。

Q.パッチ2.3のリリースはいつ?

・7月8日(火)の予定。かなりギリギリのスケジュールで作業をしているので、変更される可能性がある。

・7月10日(木)に延びる場合もある。それを超えると、翌週になってしまう可能性も……。

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▲“予定”の文字が、ひときわ大きく強調されている。

2014年の12月は“バージョン3.0の発売へと近づいていく日付”!

 パッチ2.3に関する情報はここまで。以降は、プロデューサーレターLIVEでは恒例の告知のコーナーとなった。

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▲パリで開催されるJAPAN EXPOに『新生FFXIV』は今年も出展。吉田氏も参加するうえ、バトルチャレンジのリヴァイアサンバトルも開催予定。
▲吉田氏と室内氏がアップデートの各項目を読み上げる、パッチ2.3のパッチノート朗読会を実施。スクウェア・エニックス本社から、ジャパンエキスポ最終日の翌日(!)にオンエア予定。
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パッチ2.3コンテンツの詳細が明らかに! 『新生FFXIV』第15回プロデューサーレターLIVE内容まとめ【E3 2014】_23
▲パッチ2.3のリリースに合わせて、無料ログインキャンペーンがスタートする。
▲公式カタログ本が発売。パッチ2.3までにゲーム内に存在するすべての装備品とハウジングアイテムを収録している。
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パッチ2.3コンテンツの詳細が明らかに! 『新生FFXIV』第15回プロデューサーレターLIVE内容まとめ【E3 2014】_25
▲『新生FFXIV』ファンフェスティバルの日程が決定。ラスベガスとロンドンは10月、東京は12月にそれぞれ開催される。このとき吉田氏は本年12月を、「バージョン3.0(追加ディスク)のリリースに近い日付になっていく」と発言していた。
▲リードゲームデザイナーの河本信昭氏をゲストに迎え、オフラインイベントの仙台F.A.T.E.を7月21日に催行。応募はすでに公式サイトにて受け付けられている。

 最後に吉田氏は、「日本で行う放送とは違い、たくさんの人々を前にしながらお送りしてきました。今後は世界各地でプロデューサーレターLIVEを開催していきたいと思います。パッチ2.3をなるべく早いタイミングでお届けしますので、楽しみにお待ちいただければと思います」と挨拶を述べ、ロサンゼルスから放送された第15回プロデューサーレターLIVEは幕を閉じた。