『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』(以下、『新生FFXIV』)のアップデート計画をはじめとする今後を、吉田直樹プロデューサー兼ディレクターが発表するストリーミング放送、プロデューサーレターLIVEの第13回が開催となった。3月27日に公開予定のアップデート“THROUGH THE MAELSTROM “混沌の渦動” FFXIV Patch2.2”(以下、パッチ2.2)に関する新情報について、今回もプレイヤーからの質問に答える形で明かされたのだ。

 2014年3月21日の放送は、同日にガーデンシティ札幌 きょうさいサロンにて行われたファン感謝イベント、“FINAL FANTASY XIV: Full Active Time Event in Sapporo”の一環として行われたもの。GDC(ゲーム・デベロッパーズ・カンファレンス)2014のセッション(詳細は<<こちら>>)を終え、当日にサンフランシスコから帰国したばかりの吉田氏だったが、疲れた表情を見せずに、会場内に詰め掛けた200名のファンとライブ放送を楽しんだ。当時行われたイベントの様子は<<こちら>>に詳しい。

目前に迫ったパッチ2.2の未公開要素を大発表!

パッチ2.2の詳細続々! 第13回プロデューサーレターLIVEまとめ 『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』_62
▲手元の資料を読み上げることは極力避け、モニターの前のプレイヤーと目と目を合わせながら説明する。今回の放送も、そうしたスタイルが見られた。

 “パッチ2.2直前コンテンツ特集 Part2”と銘打たれた第13回プロデューサーレターLIVEは18時半より開幕。おなじみのコミュニティーチーム“モルボル”こと室内俊夫氏による進行のもとで放送がスタートした。
 6日後の3月27日にパッチ公開を控えていたこともあり、おもな要素はすでに発表済みかと思われていたが、実際はそんなことはなく、吉田氏の口から新たな情報がつぎつぎと明かされたのだ。以下に、放送内で公開された情報をダイジェストでお伝えする。

 まずはミラージュプリズムに関する質問からスタート。回答者はとくに注記のないかぎり吉田氏だ。

Q.装備の見た目を変えるときに、何か制限はある?
・そのクラスやジョブが装備可能なものについては基本的に投影できる。
・性能のもとになる武具よりも装備レベルが高いものの見た目に変更することはできない。
・現在冒険者が就いているクラスやジョブの装備可能レベルを上回る武具は投影できない。

Q.実機の映像を見せて!

パッチ2.2の詳細続々! 第13回プロデューサーレターLIVEまとめ 『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』_01
▲ミラージュプリズム映像を披露する前に、でぶチョコボが登場。目の前に吊り下げられたギサールの野菜に釣られて前進していた。
パッチ2.2の詳細続々! 第13回プロデューサーレターLIVEまとめ 『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』_02
パッチ2.2の詳細続々! 第13回プロデューサーレターLIVEまとめ 『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』_03
▲サブコマンドから武具投影を選択すると、実行可能な装備品がこのように表示される。
▲触媒はクラフターが製作可能。それほど高価なものにはならないとのこと。
パッチ2.2の詳細続々! 第13回プロデューサーレターLIVEまとめ 『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』_04
パッチ2.2の詳細続々! 第13回プロデューサーレターLIVEまとめ 『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』_05
▲もとのコスチュームに戻りたいときは、ミラージュディスペラーという触媒を使用。
▲ちなみに、こちらはクラフターが製作できる新規装備。胴はカシミヤキャスターローブという名前だった。
パッチ2.2の詳細続々! 第13回プロデューサーレターLIVEまとめ 『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』_06
▲防具と同様の手順で、武器の見た目も自在に変えられる。

・ミラージュプリズム状態の武具の見た目をさらに変えたい場合は、ミラージュディスペラーを使わなくても、同様の手順を踏むだけでオーケー。
・武器やアクセサリ類にも投影が可能。

Q.頭と胴が一体化しているカウル系の防具も投影できる?
・カウル系の防具は、頭も占有する胴装備という扱いになっている。胴装備として武具投影が可能だが、ほかのアイテムよりも制限は多め。

Q.季節イベントの報酬品も投影できる?
・条件を満たしていればできる。

Q.見た目を変更している武具をそのままギアセットに登録できる?
・問題なくできる。

リテイナーを派遣中でもアイテムの出し入れができる

 続いて話題はリテイナーを派遣してさまざまなアイテムを手に入れる新要素、リテイナーベンチャーへと進んだ。

Q.リテイナーベンチャーでしか手に入らないアイテムはある?
・存在する。
・リテイナーは武具を装備できる。その性能の度合いによって持って帰れるアイテムの種類も変わってくる。

パッチ2.2の詳細続々! 第13回プロデューサーレターLIVEまとめ 『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』_07
▲リテイナーを雇える状態まで冒険を進めると、特定のクエストが発生。これをクリアすることでリテイナーベンチャーが楽しめるようになる。

・リテイナーのクラスは、ファイター/ソーサラー/ギャザラーから選べる。
・ファイターとソーサラー系のクラスは、指定したドロップアイテムを持ち帰る「調達依頼:渉猟」が選択可能。一方でギャザラー系は平地を探索してアイテムを見つけてくる「探索依頼:平地」が実行できる。それぞれ手に入るアイテムの種類が異なる。

パッチ2.2の詳細続々! 第13回プロデューサーレターLIVEまとめ 『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』_08
パッチ2.2の詳細続々! 第13回プロデューサーレターLIVEまとめ 『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』_09
パッチ2.2の詳細続々! 第13回プロデューサーレターLIVEまとめ 『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』_10
▲クラスを設定すると装備が選べるようになる。まずはメインアームに武器をセットすることに。
▲するとリテイナーベンチャーの依頼が選べるようになる。ベンチャースクリップ(チップ)を支払って派遣。ベンチャースクリップは、軍票や蛮族デイリークエストなどを通じて取得可能。
▲コンテンツ情報→コンテンツ情報一覧で現在の状況を確認できる。

・レアなアイテムを宝くじのように発掘してくる依頼もある。その場合、長時間(地球時間で8時間)を必要とする。
・依頼を達成するとリテイナーに対して経験値が加算され、一定まで溜まるとレベルアップする。レベルが上がると、より難度の高い依頼が受領できるようになる。
・リテイナーの職業を変えることもできるが、その場合はもとのクラスのレベルを破棄することになる。

Q.リテイナー派遣中でもアイテムの出し入れは可能?
・派遣状態を維持したままアイテムをやり取りできる。

Q.派遣を解除できる?
・キャンセル可能だが、支払ったベンチャースクリップは戻ってこない。
・リテイナーのレベルの上限は、プレイヤーの当該クラスの上限を超えないようになっている。
・オプションサービス(1体200円/30日ごと)で、リテイナーが新たに2体までさらに雇えるようになる。無料ぶんと合わせて4体の計算。

栽培では、畑にまく種の組み合わせが重要になる

 リテイナーベンチャーの説明の後は、持ち家の庭で作物の育成が楽しめる“栽培”に関する解説が行われた。

Q.栽培の開始から収穫までの流れを教えて!
・ハウジングの庭に種をまいて栽培を行う。
・庭具として畑が買えるので、それを持ち家に設置。そこへ入手した種をまく。
・畑の広さに応じて、植えられる数が変わる。
・水をあげたり肥料をまいたりなどの手入れを行うことになるが、頻繁に枯れるようなことはない。
・手入れのしすぎが原因で失敗するということもない。
・手入れを行うほど、収穫までの時間が短くなる。
・収穫できるアイテムは種の種類に紐づけられている。
・種そのものが収穫できる場合もある。
・隣り合う作物とのあいだで、一定確率で交配が発生する。このため、種を隣接させる組み合わせが重要になってくる。
・レアな種は交配を重ねることで手に入る。法則性を確認しながら栽培を楽しんでほしい。
・栽培でしか手に入らないアイテムもある。

Q.栽培を行うには、庭の敷地がどれくらい必要になる?
・畑のサイズは小中大の3種類存在するが、それほどスペースを取らないようになっている。植えられる作物の数だけが違うイメージ。
・当然ながらサイズの大きい家ほど、たくさん畑が配置できる。

Q.収穫までどれくらい時間かかる?
・肥料の種類や手入れの頻度にもよるが、(地球時間で)3~5日ほど。
・フリーカンパニー内で、植えられる/取り除けるメンバーを権限として設定できる。ただし、手入れの作業は誰でも可能。

武器のアイテムレベルの上限が115まで引き上げられる!

 パッチ2.2における注目要素のひとつ、アイテムレベルの引き上げ。その詳細がついに明かされた。

Q.パッチ2.2で追加される新規装備のアイテムレベルを教えてください。
・パッチ2.2のリリース時点で取得できる、アイテムレベルのもっとも高い武器は115。防具の最大値は110に設定してある。
・アイテムレベルの区切りとしては、大まかに90、100、110、115という感じになっている。

Q.ジョブ専用武器をさらに強化できるようになる?
・ゾディアックウェポンストーリーというシステムが入る。パッチ2.2で完結するものではなく、その後も続く。
・パッチ2.25など、合間に行われる小規模なアップデートでも小刻みに更新していく。
・コツコツと時間をかけて武器を“育てていく”感覚に近い。エンドコンテンツの攻略とアラガントームストーンの収集交換に並ぶ、高性能装備の入手法として第三のパターンとなる。
・スペルスピードやクリティカル発動力などのパラメータを、最終的にはプレイヤーがある程度コントロールできるようになる。
・一定の段階まで到達すると、グラフィックスがガラリと変わるものも。

Q.ギャザラー&クラフター向け装備については?
・新しい主道具と頭装備が追加される。
・秘伝書を使った高難度レシピを完成させるためには、新たな装備の活用が必須になる。

大迷宮バハムート:邂逅編の”超える力”は2週間おきに強くなる!

パッチ2.2の詳細続々! 第13回プロデューサーレターLIVEまとめ 『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』_61

 ここで質問は、パッチ2.2で追加される新たなバトルコンテンツに集中。吉田氏はひとつひとつの疑問に丁寧に答えていった。とくに大迷宮バハムート:邂逅編に追加される“超える力”のルール説明に多くの時間を割いていた。

Q.大迷宮バハムート:侵攻編のドロップ品と、アラガントームストーン:戦記で交換できる装備のアイテムレベルは同じ?
・戦記と単純に交換できる装備と、侵攻編で直接ドロップする装備ではアイテムレベルが違う。

Q.平均アイテムレベル90の装備で挑んだ場合、どれくらいのコンテンツまで攻略できる?
・極王モグル・モグXII世討滅戦と極リヴァイアサン討滅戦は、平均アイテムレベル90の状態で攻略可能であることを確認している。
・極リヴァイアサン討滅戦をクリアすると武器がドロップする。これをどうにかすると、さらに何かが起こるようだ。
・極王モグル・モグXII世討滅戦の報酬品は、高性能なアクセサリ。

Q.アイテムレベル90の装備と、パッチ2.2の最高位の装備のあいだを段階的に埋める武具は存在する?
・新規アイテムレベルの区分は90、100、110の3段階が基本。

Q.今後、禁断のマテリア装着を行うことでアイテムレベルが上がるようになる?
・アイテムレベルの上限を超えて禁断のマテリア装着が行えるようになることは、今後もない。
・さらなるマテリアクラフトの仕組みを検討中。アイテムレベルの上限は超えられないが、自分好みにパラメータをカスタマイズできる……といった方向性を考えている。

Q.幻想薬は、いつごろ販売が始まる?
・一刻も早く発売時期を発表したいと思っている。現在、最終仕様が手元に届いている段階。確定できた時点でお知らせする。

Q.アドオンの進捗状況は?
・初期設計が終わり、現在はどの部分までをツールとして公開するのかを決めている段階。PS4版のリリース後、開発を加速させていくつもり。

Q.個人用ハウジングのリリース時期は?
・現在、ハウジングにおけるサーバーへの負荷状況を調査している状態。この調査結果に基づいて、個人用ハウジングの公開時期を決めるつもりでいる。つぎのプロデューサーレターLIVEで、詳細が話せるかも?

Q.超える力の効果を教えて!
・コンテンツごとに効果や仕組みが異なる。

パッチ2.2の詳細続々! 第13回プロデューサーレターLIVEまとめ 『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』_11
▲超える力によって得られるボーナスの一覧。冒険者の攻撃力が上がり、かつ倒れにくくなる設計だ。
パッチ2.2の詳細続々! 第13回プロデューサーレターLIVEまとめ 『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』_12
パッチ2.2の詳細続々! 第13回プロデューサーレターLIVEまとめ 『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』_13
▲対象コンテンツその1。レベル50になったばかりの冒険者が挑むバトルが多いせいか、超える力の効果が大きめに設定されている。
▲対象コンテンツその2。腕に覚えのある冒険者が挑むものが中心なので、パラメータの上昇量は5%に抑えられている。
パッチ2.2の詳細続々! 第13回プロデューサーレターLIVEまとめ 『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』_14
▲パッチ公開時点における、邂逅編に関する変更点は以下のとおり。

・コンテンツファインダーへ申請可能になったことで、ワインポートの入り口に集合しなくても突入できるようになる。
・突入制限の撤廃により、同じ階層にくり返し挑戦可能になる。
・高圧電流による麻痺の異常が、エスナで解除できるようになる。

パッチ2.2の詳細続々! 第13回プロデューサーレターLIVEまとめ 『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』_15
▲パッチ2.2の公開を基点にして、2週間ごとに超える力が強化されていく。

・パッチ2.2のリリースから2週間が経過し、1段階目の超える力が付与されるようになった時点で、8人パーティを組んだ状態でなくでもコンテンツファインダーに登録できるようになる。
・邂逅編については、突入した時点で超える力が付与されている。
・超える力が、4段階目よりもさらに強化される可能性もある。プレイヤーのクリア率をもとに判断するつもり。

ウルヴズジェイルのアップデートはパッチ2.25で行われる

 ここで話題は、PvP(対人戦)コンテンツであるウルヴズジェイルへ。ド派手な装備が報酬として追加されることが明かされた。

Q.ウルヴズジェイル(PvP)に関する調整はパッチ2.2で行われる?
・PvPランクに差があるプレイヤーどうしがマッチングされにくくなる。
・ウルヴズジェイル向けの装備が段階的に取得できるようになる。
・パッチ2.25で大きなアップデートを予定。PvPランクを40まで開放するつもり。
・新しいウルヴズジェイル用の装備が追加される。

パッチ2.2の詳細続々! 第13回プロデューサーレターLIVEまとめ 『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』_16
▲アニマルシリーズと呼ばれる新装備。頭部のバイザーが開くとのこと。

パッチ2.2の詳細続々! 第13回プロデューサーレターLIVEまとめ 『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』_17
パッチ2.2の詳細続々! 第13回プロデューサーレターLIVEまとめ 『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』_18
▲フィールドを丸ごと使って3つの勢力でPvPが展開される“フロントライン”が展開されるエリア。
▲フロントラインは、パッチ2.3に向けて鋭意開発中。次回レターで実機映像を公開できるかもしれないとのことだ。
パッチ2.2の詳細続々! 第13回プロデューサーレターLIVEまとめ 『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』_57
▲ポロリ中の様子。

Q.グランドカンパニーに新たな階級が追加される?
・パッチ2.3で開放する予定。

Q.24人のパーティを組んでクリスタルタワーに入れるようになるのはいつ?
・パッチ2.3の時点で可能になる。クリスタルタワーの続編の公開に合わせて導入される見込み。

Q.ロードマップを公開する予定はある?
・アップデートに関しては当初の予定どおりに進んでいるが、今後は計画を重視しつつ、アドリブも入れていくつもり。調整中のロードマップを事前に公開すると、そうしたアドリブが利きにくくなってしまう可能性がある。
・PS4版のリリースが落ち着いたタイミングで、開発の進捗状況をリスト化して公開する予定。

Q.ゴールドソーサーの開発状況や公開時期は?
・現在のところ企画が進行中。3つの大きな柱が存在し、それらがまとめてプレイ可能になった段階で公開したい。
・たくさんの冒険者が参加できるうえに育成も関係してくる。
・数人がその場に集まってプレイする、テーブルゲーム的な要素も入ってくる。
・『FFVII』で楽しめたような、ひとりで遊べるミニゲームなども盛り込みたい。

Q.コンテンツファインダー申請中にバディを呼び出せるようになる?
・パッチ2.3の公開に向けて調整中。続報に期待してほしい。

Q.パッチ2.2でクラスやジョブの調整は行われる?
・大規模な調整はほぼ行われない。

Q.ジョブに紐付けられたマウントが公開される予定は?
・タンク不足を打開するための対策の一環として、新たなマウントのリリースを決定。そもそもタンクが不足するパターンは、
1)コンテンツルーレット:ローレベルのプレイ時に発生するタンク不足と、
2)いわゆるエンド系のバトルコンテンツや、コンテンツルーレット:ハイレベルに挑むときに生じるタンク不足のふたつ。
 これらを解決するために、それぞれ個別の対策を講じることにした。
 前者の解決策として、不足ロールボーナスを7倍程度まで増やすこと。後者の解決策として生粋のタンクを自認するプレイヤーへの感謝の気持ちを込めて、専用のマウントを用意。これが欲しいからタンクを遊んでもらいたい……という意図でリリースするものではない。

パッチ2.2の詳細続々! 第13回プロデューサーレターLIVEまとめ 『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』_19
▲これが戦士向けのマウント。怖い顔をした、暴れん坊のクマ。
パッチ2.2の詳細続々! 第13回プロデューサーレターLIVEまとめ 『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』_20
▲ナイト用のマウントは純白のライオン。アーティファクトやアーティファクト2の装備を着て騎乗するとよく似合いそう。

・2種類のマウントは、それぞれのアチーブメントを達成することで取得できる。

パッチ2.2の詳細続々! 第13回プロデューサーレターLIVEまとめ 『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』_21
▲こちらはハイアラガンと呼ばれるシリーズの装備。

Q.パーティ状態でコンテンツルーレットを回せるようになるのはいつ?
・パッチ2.3で可能にするべく準備を進めている。

Q.ハウジングに設置できる家具の数の上限は今後増える?
・上限の引き上げそのものは困難ではないが、サーバーへの負荷の点で問題が発生する。個人用ハウジングのリリースとの兼ね合いもあるので、そちらのメドが立ってから検討するつもり。

休憩タイムはお宝映像が満載!

 ここでプロデューサーレターLIVEは、しばしの休憩タイムに突入。出演者のふたりが休息するあいだ、宣伝チームの力を結集して作られたというスペシャル映像が放映された。そこには、パッチ2.2で新たに追加される装備の数々が!

パッチ2.2の詳細続々! 第13回プロデューサーレターLIVEまとめ 『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』_42
パッチ2.2の詳細続々! 第13回プロデューサーレターLIVEまとめ 『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』_43
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パッチ2.2の詳細続々! 第13回プロデューサーレターLIVEまとめ 『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』_56
パッチ2.2の詳細続々! 第13回プロデューサーレターLIVEまとめ 『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』_22
▲休憩タイムの最後に映し出されたのが、このイラスト。中央に描かれた人物は、『旧FFXIV』の時代に第七霊災を引き起こしたネール・ヴァン・ダーナスと見て間違いない。

メインシナリオライターの前廣氏が本作のシナリオを語る

 “ポロリ”のタイダルウェイブを巻き起こした休憩タイムの後は、イベント監修とメインシナリオのライティングを手がける前廣和豊氏が登場。ご本人が手掛けた自己紹介映像から後半戦がスタートした。ここからは回答者が前廣氏になる。

パッチ2.2の詳細続々! 第13回プロデューサーレターLIVEまとめ 『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』_58
▲メインシナリオライターとイベント統括を兼任する前廣氏。もともとUI担当として本作の開発に参加したものの、吉田氏の指示でシナリオを担当するようになったとのこと。
パッチ2.2の詳細続々! 第13回プロデューサーレターLIVEまとめ 『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』_23
▲前廣氏が用意した自己紹介動画は、懐かしのスーパーファミコン風にアレンジされた“SUPER”タイタン討滅戦だった!

・“SUPER”版ののBGMはサウンドディレクターの祖堅正慶氏が担当。祖堅氏いわく「巻き込まれました(笑)」。

Q.蛮族デイリークエストの報酬でもらえるマウントやミニオンの詳細を教えて!

パッチ2.2の詳細続々! 第13回プロデューサーレターLIVEまとめ 『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』_24
▲コボルド族の蛮族デイリークエストを通じてもらえるマウント。前廣氏の話によれば、蛮族が日ごろ乗っている乗り物をテーマに報酬品を制作しているとのこと。
パッチ2.2の詳細続々! 第13回プロデューサーレターLIVEまとめ 『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』_25
▲ウォーターリザードと名づけられていた、サハギン族のマウント。

Q.今後、新たな蛮族デイリークエストは追加される?
・パッチ2.3では、イクサル族のシナリオが登場。これで蛮族デイリークエストはひととおり公開となる。
・イクサル族も含めたすべての蛮族から熱い信頼を得ておくと、最終的にちょっとしたオマケが楽しめるようになる。

Q.ギルガメッシュとの戦闘中のBGMは『ビッグブリッヂの死闘』?
・そのとおり。正統派のアレンジになっている。

Q.ヒルディブランドお得意のポーズをエモートで追加してほしい。
・新規のエモートは、パッチ2.2で追加される。ヒルディブランドの決めポーズについては、現状の事件屋シリーズが一段落した後で公開したい。

Q.ヒルディブランドのボイスを実装する予定はある?
・ボイスの収録は、時期的にかなり前(数ヵ月前)から行われる。事件屋のクエストに関しては、カットシーンをよりおもしろくすべく直前まで調整を加えているため、セリフ回しや演出などを改良する時間を確保するうえで、事前のボイス収録が難しい。

Q.ヒルディブランドが着ている衣装を着られるようにしてほしい。
・エモートと同様に、こちらも現状の事件屋シリーズが一段落したら公開したい。

Q.事件屋関連のクエストはいつまで続く?
・いわゆる2.0シリーズのあいだは継続していく。

Q.ヒルディブランドのミニオンを追加してほしい。
・スタッフに伝えておく。

Q.ギルガメッシュとのバトルの難度はどれくらい?
・みんなでワイワイ楽しめるという方針で開発したので、難度はさほど高くない。
・全員初見の8人パーティで挑戦して、じゅうぶん倒せる程度の難しさ。
・既存のバトルコンテンツにはない仕掛けやネタが盛り込まれている。

Q.ギルガメッシュは今後も登場する?
・するやも、しないやも……ということでご期待いただければ。

女魔道士のエッダがパッチ2.3で帰ってくる!

 ここで大好評のトークセッション“コアメンバーに聞く!”のコーナー。プレイヤーから前廣氏にさまざまな質問が投げかけられた。

Q.これまでに担当してきたおもなタイトルは?
・『ダイナマイトレーサー』、『FFタクティクス』、『ベイグラントストーリー』、PlayOnline、『FFタクティクスアドバンス』、『FFXII』、『ラストレムナント』、『新生FFXIV』など。

Q.いちばん影響を受けた作家やクリエーターは?
・ゲームシナリオを作るうえでは、松野泰己氏の影響を強く受けている。

Q.今後追加されるクエストやシナリオで新規ボイスが追加される予定は?
・あるのでぜひお楽しみに。

Q.『旧FFXIV』の物語を追体験できるようなコンテンツは公開される?
・順次対応したいと思っている。ただし、追体験という部分を分離してクエスト化するのではなく、メインストーリーなど大きな枠の中で語っていきたい。

Q.冒険者ギルドの顔役が活躍するようなシナリオは今後登場する?
・大きなメインストーリーの中で、ときおりモモディやバデロンなどが絡んでくる。

Q.世界設定などが閲覧できる図書館のようなコンテンツを公開してほしい。
・世界設定班から企画は上がっているが、パッチ公開に向けた作業のほうが優先度が高いため、現状では後手に回っている。未公開の設定を掘り下げていく要素は必要だと感じているので、前向きに検討したい。
・図書館などの箱物に情報を集約させるよりも、場面ごとの状況にマッチした書物やメモといった形で世界設定を楽しめるようにしたい。たとえば、ジャーナルの世界設定版のようなイメージ。
・シリーズをひととおりクリアすると、ひとつひとつの武器や防具の由来などが読めるようになる“武器防具全書”という企画が存在する。(吉田氏)

Q.拡張ディスクで追加されるシナリオはどのような感じ?
・テーマは千年戦争。何と何が千年のあいだ戦争をしているのかについては、今後明らかになる。

Q.ゲーム内のカットシーンで、演出がよかったと感じている場面は?
・パッチ2.2で新たに追加された、某キャラクターが飛び跳ねるシーンが個人的に気に入っている。
・メインクエストでイダとリウィア・サス・ユニウスが激突するシーンも印象深い。

Q.シャーレアンは都市ごと消滅したとのことだが、将来的にこの地を訪問できるようになる?
・すでにシャーレアンと書かれたアートが存在する。「けっこうスゴい」ことになっていた。

Q.とある出来事がきっかけで悲嘆に暮れながら故郷に帰った女性幻術士のエッダは再登場する?
・パッチ2.3で新シナリオを引っ提げて帰ってくる。
・今回もダークな展開になるかも……?

Q.『旧FFXIV』で登場した人物が、今後『新生FFXIV』で活躍することはある?
・シナリオの進行上、その人物の話をする必要があるという場合には、登場することもありえる。

Q.イヴァリースとハイデリンには設定上の繋がりはある?
・基本的に違う世界。それぞれ独自の惑星での話なので、直接的な関係はない。その点を踏まえていえば、イヴァリースというよりも、そこに登場する人物の繋がりについてはキッチリとした設定が存在する。今後、種明かしをしていく。

Q.ニーズヘッグと戦える日は訪れる?
・ニーズヘッグはイシュガルドのドラゴンなので、その場所に行くようなことがあれば戦うこともあるだろう。

Q.イシュガルドにはいつごろ行けるようになる?
・行けるようになるが、時期的にはもう少し先になる。パッチ2.3もしくはそれ以降、直接的な動きを見せるはず。

Q.3都市の建国といった過去の出来事を過去を視る力で追体験できる?
・『新生FFXIV』の世界を描ききってから考える。

Q.アラガントームストーン:哲学が廃止されるという話は本当?
 こちらについては吉田氏が回等している。
・アラガントームストーン:戦記の追加に伴い、哲学は廃止。アラガントームストーン:神話が、パッチ2.16当時の哲学に相当する位置づけになる。
・現在所持している哲学は、ロウェナの店にいるNPCに手渡すことで、神話と交換してもらえる。
・いわゆるダークライト系装備や哲学系素材は、さまざまなコンテンツの報酬品になる。
・戦記が獲得できるインスタンスダンジョンをプレイすることで、ダークライト装備が集まっていく。
・哲学系素材の新たな入手経路はさまざま。軍票で交換できるところにあったりする。トレジャーハントも同様で、ダンジョンの中のアイテムとして見つかることもある。

プレイヤーへのお知らせも盛りだくさん

 前廣氏とのトークセッションはここまで。続いて、生放送のラストを飾るお知らせコーナーへと突入した。生放送中に提示された画像で、告知をひとつずつ振り返っていこう。

パッチ2.2の詳細続々! 第13回プロデューサーレターLIVEまとめ 『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』_26
パッチ2.2の詳細続々! 第13回プロデューサーレターLIVEまとめ 『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』_27
▲4月24日に発売されるニンテンドー3DSのリズムアクションゲーム『シアトリズム ファイナルファンタジー カーテンコール』には、『新生FFXIV』の楽曲が9つ収録されている。
▲吉田氏が同作品をプレイ。“ガチゲーマー”にふさわしく、みごとS評価でクリアした。その後、高難度バージョンの“究極”に挑戦するも、演奏の途中で無念のゲームオーバーに……。
パッチ2.2の詳細続々! 第13回プロデューサーレターLIVEまとめ 『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』_59
▲かなり真剣です。
パッチ2.2の詳細続々! 第13回プロデューサーレターLIVEまとめ 『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』_28
▲季節イベントのエッグハントが開催。卵型の装飾に注目!
パッチ2.2の詳細続々! 第13回プロデューサーレターLIVEまとめ 『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』_30
▲PS4版『新生FFXIV』のβテストのフェーズ2が上記の日程で行われる。
パッチ2.2の詳細続々! 第13回プロデューサーレターLIVEまとめ 『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』_29
パッチ2.2の詳細続々! 第13回プロデューサーレターLIVEまとめ 『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』_31
▲ニコニコ超会議3に『新生FFXIV』が出展。特設ブースで行われる予定のイベントの一覧だ。
▲ニコニコ生放送の企画の一環で、吉田氏と西村博之氏の対談の模様が生中継で放送される。詳細は今後発表される予定。
パッチ2.2の詳細続々! 第13回プロデューサーレターLIVEまとめ 『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』_32
パッチ2.2の詳細続々! 第13回プロデューサーレターLIVEまとめ 『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』_33
▲『新生FFXIV』オリジナルサウンドトラックが3月26日に発売。ブルーレイディスクでも容量が不足しそうなほど濃密な仕上がりとなっている。
▲オリジナルサウンドトラックの発売記念イベントが、銀座のソニービルで開催中。3月26日に、会場内で祖堅氏よるトークイベントが開かれる。
パッチ2.2の詳細続々! 第13回プロデューサーレターLIVEまとめ 『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』_34
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▲さらに同日に、秋葉原のヨドバシカメラで祖堅氏が参加のインストアイベントも行われる。
▲またまた同じ日の21時から、祖堅氏が出演する“ニコ生試聴会”がニコ生公式チャンネルで生放送。
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▲トークンの登録を解除すると、そのあいだテレポボーナスが凍結されてしまうのでご注意を。
▲ゲームカードの新デザインが4月から発売スタート。このタイミングに合わせて、セブンイレブンでも取り扱いが開始される。
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▲360日ぶんのベテランリワードの中身をこのように変更。450日ぶんは、別途お知らせするとのこと。
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▲放送終了後、パッチノートが先行公開(現在はすでで発表済み)。攻略手帳など、現時点で記載されていない要素についてはリリース当日までに公開される。
▲パッチノート朗読会が3月26日開催。祖堅氏の各種イベントと重複しないよう、開催時間をずらして行う。

 パッチ2.2のパッチノートはこちら

 そして次回のファン感謝イベントの場所が発表された。

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▲次回は”FINAL FANTASY XIV: Full Active Time Event in NAGOYA”。5月下旬に愛知県名古屋市内で開催される。

 プレイヤーへの告知はこれにて終了。最後に前廣氏と吉田氏が挨拶し、第12回プロデューサーレターLIVEは閉幕となった。

前廣氏:クエストをクリアしたプレイヤー向けにセリフが変化するといったNPCとの会話の分岐については、パッチ2.2で対応しています。これから先もシナリオは大きく動いていきますのでお楽しみに。今後とも『新生FFXIV』をよろしくお願いします。

吉田氏:GDCで講演を行ったこともあり、今回は24時間で4回も飛行機を乗り換えるという体験をしました。地元の方だけでなく、遠方からも多数お集まりいただいて感謝しております。今後も全国を回っていきますので、開発・運営チームをよろしくお願いします。これからもアップデートを頻繁にリリースできるよう、スタッフ一同頑張ってまいりますので、引き続き応援くださればと思います。

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▲恒例となった来場者全員での記念写真。つぎは名古屋で!