『魔都紅色幽撃隊』冷静沈着なイケメン同級生・支我正宗を演じる、声優の沢城千春さんにインタビュー

アークシステムワークスのプレイステーション Vita/プレイステーション3用ソフト『魔都紅色幽撃隊』で、主人公の同級生・支我正宗を演じている声優の沢城千春さんに、さまざまなお話をうかがった。

●主人公をサポートする支我の魅力とは?

支我正宗

 アークシステムワークスから2014年4月10日に発売予定の『魔都紅色幽撃隊』は、霊と戦う少年少女たちのドラマが描かれる完全新作アドベンチャー・RPG。新宿区暮綯學園(くれないがくえん)に転校してきた主人公は、表の顔は出版社、裏の顔は除霊請負という“夕隙社”の社長にスカウトされ、ゴーストハントのアルバイトをすることになる。

 そんな主人公の戦いをサポートするのは、学年ナンバーワンの秀才・支我正宗(しが まさむね)。支我は脚が悪いため、戦場に立つことはできないが、無線で主人公に助言を与えてくれる。

 本記事では、支我を演じた声優の沢城千春さんのインタビューをお届け。声優としての活動を始めたばかりで、ゲームのキャラクターを演じるのは本作が初めてという沢城さんに、ゲームの見どころから、今後の目標まで、さまざまなお話をうかがった。

声優・俳優
沢城千春さん
Chiharu Sawashiro

12月20日生まれ。東京都出身。声優としての活動のほか、演劇ユニット“デッドストックユニオン”所属の舞台俳優としても活動している。姉は声優の沢城みゆきさん。

■悩んで悩んで、声優の道へ

――本日は、『魔都紅色幽撃隊』のことはもちろん、沢城さんご自身についても、お話をうかがいたいと思います。まずは、沢城さんが演技の道を志したきっかけから教えていただけますか?
沢城 お姉ちゃんが(演技を)やっていたことが、その道を知るきっかけではあったんですけど、高校、大学が渋谷付近で、学校帰りのときや遊んでいるときに、芸能事務所の方から声をかけていただくことがあったりして、少しずつ興味を持つようになりました。でもこういうのって、なかなか親に「やりたい」と言えないんですよね(笑)。そのまま歳を重ねていったんですけど、大学2年のとき、周りの皆さんが就職活動を意識しだして、「自分はどうしよう!?」と悩んで寝れなくなっちゃって。考えて考えて考えた結果、「このままやらなかったら後悔する!」と思って、お芝居を始める決心をしました。

――沢城みゆきさんは、中学生のときから声優として活動していますよね。やはり、お姉さんの姿が輝いて見えた?
沢城 いえ、じつはそういう風には見えていなかったんです。姉がデビューしたときは、自分も小学生で何もわからず、当時は声優というジャンルがいまほどメディアに露出していなかったこともあり、姉が活躍していることはさも当たり前のことのように見えていました。ですが、学校などで「千春のお姉ちゃん◯◯の声優なんでしょ! すげー!」と言われるようになり、だんだんと「あれ? もしかして……すごいのか?」と思うようになり、それから少し輝いて見えるようになりました。それから自分がお芝居の世界に入って、姉の活動がどれほどすごいことだったか思い知らされました。なので、いまはかなり輝いて見えますね(笑)。

――では、それから舞台俳優として活動を始めた沢城さんが、声優の道をも歩むことになったきっかけとはなんでしょうか?
沢城 舞台を始めたら、舞台が楽しくって楽しくって。でもある日、「俺、ただ舞台をやってるだけだな」ということに気づいたんです。「将来どうするんだろう」って、また大学2年生のときみたいに考え始めて、寝れなくなって。すごく考えていたときに、近所の子が家に来てアニメを見て、「将来声優になりたい!」とうれしそうに言っているのを見て、「こんな小さい子に夢を与えられる仕事なんだな」と思い、自分も声優をやりたいと思うようになりました。幸いなことにお姉ちゃんという存在がいて、業界を身近に感じることができたのも後押しになりました。

――沢城さんが声優の道に行くと決めて、マウスプロモーションの養成所に通うことになったとき、みゆきさんは何とおっしゃいましたか?
沢城 じつは、声優を目指すと決めたとき、マウスプロモーションの方に「お姉さんにも、養成所に通うことを伝えてくださいね」と言われたんですが、なかなか伝えられなくて。1日過ぎて、2日過ぎて、1週間過ぎたあたりで、お姉ちゃんから電話がかかってきて。で、ピッと出たら、無言なんですね(笑)。「もしもし……」って言ったら、「私に言うことあるよね?」って。それでやっと伝えたら、1時間ぐらい説教されてしまいました。姉も、自分が「声優をやりたい」と言うならサポートしよう、と思ってくれていたようでして、最終的には「がんばりなさい」と言ってくれました。

――みゆきさんは、本当に弟思いなんですね。
沢城 うーん。どうでしょう(笑)。自分は物を買うときとか、すごく迷ってしまうのですが、姉は一瞬で決めるんです。いっしょに買い物に行くと「あと3分で決めて」と言われるので、困っております(笑)。

■支我は自分とは真逆のキャラクター

――『魔都紅色幽撃隊』の支我役が、声優としての初のお仕事とのことですが、支我を演じることが決まったときのお気持ちを教えてください。
沢城 大きい役をいただいたので、不安と期待で体の中が痺れました。オーディションを受けさせていただくときにボイスサンプルを録ったんですが、「なんとか期待に応えたい!」という気持ちがとても強く、マネージャーさんといっしょにすごく時間をかけて録ったので、決まったときはマネージャーさんとふたりで「キター!」って叫びました(笑)。本当にうれしかったです!

――支我というキャラクターの第一印象はいかがでしたか?
沢城 180度、僕とは違う人間だな、というイメージですね(笑)。頭脳明晰で、冷静沈着で、と書いてあって……全部違うな、と。支我に近づけるよう、がんばらせていただきました。

――役作りはどのように進めていったのですか?
沢城 頭のいいキャラクターの役なので……何を間違ったか、インターネットで、頭がいい人のことを調べてみたんですよ(笑)。頭がいい人はどんな大学行くのかな、支我はどの大学を目指してるのかな、と考えたり。それから、メガネをかけて、鏡を見てみたりしました(笑)。

――支我の進路を考えてあげたんですね(笑)。
沢城 舞台のお芝居をするときも、自分が演じる人物の将来を考えたりするので、支我はどこに行くのかな、と思って……。慶応っぽくはないかなあ、とか(笑)。

――(笑)。では、声の収録について詳しくうかがっていきたいと思います。支我はおもに、どんなセリフをしゃべるのでしょうか?
沢城 僕が発しないような、カッコいいセリフです(笑)。年相応ではない、落ち着いたセリフが多かったですね。

――今井監督からは、演技について、どのようなリクエストがありましたか?
沢城 監督からは、「もっと落ち着いて、落ち着いて」と言われました。もっとドシッと構えて、って。自分を抑えて、テンションを落ち着けるまでに、けっこうな時間がかかってしまいましたね。

――セリフの中で、とくに印象的だったものはありますか?
沢城 「ウィジャパッド、起動」は印象的でしたね。頭に残りやすい音というか。ウィジャパッドという響きが好きです。

――女性ファンがドキドキしちゃうようなセリフはないんでしょうか? もしくは、支我が冷静さを失っているセリフですとか。
沢城 そちらは、ゲームをプレイしてからのお楽しみということで。あったような、なかったような……(笑)。

――沢城さんが考える、支我の魅力とはどんなところでしょうか?
沢城 なんと言っても、イケメンですよね。冷静で硬派な感じで、女性にもモテるのではないかと思います。

■これからは、いろんな役に挑戦していきたい!

――声優としての活動を始めたばかりの沢城さんですが、今後どのような活動をしていきたいですか?
沢城 ゲームもアニメも、どんどん挑戦させていただきたいと思っています。舞台ではコミカルな役を演じることが多いのですが、これからは支我のような、硬派なイケメンをもっと演じたいですね。

――沢城さんのこれからの活躍を楽しみにしています。それでは、最後に『魔都紅色幽撃隊』を楽しみにしている読者へのメッセージをいただけますでしょうか。
沢城 『魔都紅色幽撃隊』は、本当に素敵な作品になっていると思いますので、プレイしていただけるとうれしいです。支我と沢城は正反対の性格なのですが、懸命に演じさせていただきましたので、ぜひ聴いてみてください。よろしくお願いします。

▲ファミ通.com『魔都紅色幽撃隊』特設サイトオープン! 今後さまざまな記事を公開していきますので、お楽しみに!

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魔都紅色幽撃隊
メーカー アークシステムワークス
対応機種 PS3プレイステーション3 / PSVPlayStation Vita
発売日 2014年4月10日発売予定
価格 各6800円[税抜](各7344円[税込])
ジャンル アドベンチャー・RPG / 学園
備考 監督・脚本:今井秋芳、キャラクターデザイン:倉花千夏、オープニングテーマ:植松伸夫、プロデューサー:金沢十三男、田口和憲、エグゼクティブ・プロデューサー:和田康宏、開発:トイボックス

(C) ARC SYSTEM WORKS/TOYBOX Inc.
※画面は開発中のものです。