Platinum Prizeを始めとする選りすぐりのタイトルが受賞

 2013年12月3日、プレイステーションが生まれた日に、年に1度のプレイステーションの祭典“PlayStation Awards 2013”が都内にて実施された。ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア(SCEJA)としては初めての開催となる“PlayStation Awards”。今年からアジアの地域が集計に含まれるとのことで、イベントの模様はアジア地域にも生ストリーミング配信。SCEJAのプレジデント、河野弘氏が日本語のほかに、英語、中国語、韓国語で挨拶するなど、賞としての広がりを感じさせた。

 イベントは、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の代表取締役社長 兼 グループCEO アンドリュー・ハウス氏の、発売されたばかりの新世代機プレイステーション4が、2013年12月1日時点で、世界累計210万台の実売を達成したという華々しい話題でスタート。「来年2月22日に満を持して発売される日本市場は、全力でサポートします」と力強くコメントした(⇒関連記事はこちら)。

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▲SCEJAのプレジデント、河野弘氏

 プレイステーション4への力の入れぶりは、続いて登壇した河野氏のコメントからも明らか。河野氏は、年内にプレイステーション4を予約したユーザーには、“プレイステーション4 First Limited Pack”を発売日の2014年2月22日にお手元に届けられるように調整中であることや、さらにプレイステーション4の購入者を対象に、“PlayStation Plus 3ヶ月利用権プレゼントキャンペーン”が行われることなども明らかにした。あわせて、2014年3月31日までにプレイステーション4用ソフト(BD版もしくはダウンロード版)を購入したユーザーには、“PlayStation Plus 15日間お試し利用権 プレゼントキャンペーン”も行われるという太っ腹ぶりだ(⇒関連記事はこちら)。

 肝心のソフト関連の充実ぶりも見逃せない。河野氏の口からは、現時点でロンチタイトルは25本におよぶことが明らかに! 河野氏からは、『STAR STRIKE HD』や『Dead Nation』の開発チームによる次世代のシューティングゲーム『RESOGUN』が、2014年2月22日に配信予定であることも説明された。プレイステーション4では、オンラインゲームにも注力するとのことで、プレイステーション4を購入すると、2014年2月22日からスクウェア・エニックスの『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』のプレイステーション4版のベータテストに参加できることや(⇒関連記事はこちら)、プレイステーション4版『信長の野望 Online~天下夢幻の章~』が、2014年3月19日に発売されることもアナウンスされた。

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▲会場では、海外でも好評だというプレイステーション4のSHAREとリモートプレイのデモが披露された。
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▲“PlayStation Plus 3ヶ月利用権プレゼントキャンペーン”などの施策も。
▲現時点で判明しているプレイステーション4のロンチタイトルは25本! まさに充実のラインアップと言えるだろう。

 と、新ハードに関心が向きがちだが、現行機も負けてはいない。プレイステーション Vita関連では、2013年12月12日に『SOUL SACRIFICE DELTA(ソウル・サクリファイス デルタ)』 “共闘”体験版が配信予定であることや(⇒関連記事はこちら)、“共闘学園”春のイベント開催が決定。プレイステーション3関連では、2013年12月5日発売予定の『グランツーリスモ6』の本体同梱版や2013年12月12日発売予定の“プレイステーション3 パペッティア パック”などが改めて紹介された。

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▲PS Vitaにも言及。2013年11月14日に発売された『GOD EATER 2(ゴッドイーター2)』は現時点ですでに累計出荷本数が60万本を突破。2014年のGold Prizeが確定している(左)。2014年春には好評だった共闘学園のイベントの開催も決定。

 と、プレイステーションファミリーの元気ぶりを紹介する文章はこれくらいにして、以下、本記事のメインテーマである、“PlayStation Awards”の受賞作を見ていこう。すでに結果は、ファミ通.comでも発表しているのでご存じの方も多いと思うが、イベントの発表順に改めて見ていくことにしよう。

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※PlayStation Awards 2013受賞タイトルが発表、『グランド・セフト・オートV』はプラチナプライズを受賞

ユーザーチョイス賞

 ユーザー投票数上位10タイトルに対して贈られる賞。結果は以下の通り(発売日順)。『英雄伝説 閃の軌跡』により、日本ファルコムが4年連続でユーザーチョイス賞を受賞しているのはお見事。

◆『Persona 4 GOLDEN』※
PS Vita/ATLUS USA (Index Digital Media)
◆『トゥームレイダー
PS3/スクウェア・エニックス
◆『SOUL SACRIFICE(ソウル・サクリファイス)
PS Vita/ソニー・コンピュータエンタテインメント
◆『The Last of Us(ラスト オブ アス)
PS3/ソニー・コンピュータエンタテインメント
◆『討鬼伝
PS Vita/PSP/コーエーテクモゲームス
◆『ドラゴンズクラウン
PS3/PS Vita/アトラス
◆『KILLZONE: MERCENARY(キルゾーン:マーセナリー)
PS Vita/ソニー・コンピュータエンタテインメント
◆『グランド・セフト・オートV
PS3/テイクツー・インタラクティブ・ジャパン合同会社
◆『英雄伝説 閃の軌跡』
PS3/PS Vita/日本ファルコム
◆『BEYOND: Two Souls(ビヨンド:ツーソウル)
PS3/ソニー・コンピュータエンタテインメント

※アジア地域で発売されたタイトル。ユーザー投票はアジア地域でのみ実施。

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特別賞

 新規性や話題性、影響力、実績をSCEJAが総合的に判断し、すぐれたタイトルに対して贈る賞で、今年から新設された。なお、『Cytus Lambda』はPlayStation Mobileで10週連続1位を獲得したタイトルで、台湾のメーカーRayark Inc.のスタッフが5人で創りあげた1作。『ファンタシースターオンライン2』や『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』と並んで、こういったタイトルが受賞するあたり、プレイステーションプラットフォームの広がりを感じさせる。

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◆『ファンタシースターオンライン2』
PS Vita/セガ
シリーズプロデューサー 酒井智史氏

 「ダウンロード数はパッケージソフトのように販売本数で評価されるわけではありませんが、このような形で評価していただいてうれしいです。家庭用ゲームはソーシャルゲームなどに押されて岐路に立っていますが、『ファンタシースターオンライン2』のような新しいビジネスモデルが成功していることで、これからのゲーム業界に貢献できたのではないかと思っています。『ファンタシースターオンライン2』もサービススタートから1年と、まだまだひよっ子です。今後ともアップグレードが目白押しです。10年続くオンラインゲームを目指していきたいです」

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◆『Cytus Lambda』
PlayStation Mobile/Rayark Inc.
共同創業者 游名揚氏

 「特別賞を受賞したことに興奮しています。台湾ではインディーゲームは発展途上です。今回受賞できたことは、我々だけではなくて、台湾のインディーゲームメーカーにとっても大きな励みになります。これからのおもしろいゲームを提供していけるように努力したいです。つぎの作品に期待してください」

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◆『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』
PS3/スクウェア・エニックス
プロデューサー兼ディレクター 吉田直樹氏

 「本当にすごくいろいろなことがあったプロジェクトで、皆さんに心配をおかけした分、こうしてすばらしい賞をいただけるのはうれしいです。12月14日に行われる“プロデューサーレターLIVE”では、プレイステーション4版を生放送でストリーミング配信するので、リモートプレイのクオリティーなどを確認してみてください!」

Gold Prize(ゴールドプライズ)

 累計生産出荷数が50万枚(ダウンロード版含む)を超えたタイトルに対して贈られる賞。アトラスの『ドラゴンズクラウン』がユーザーチョイス賞と二冠を達成しているのが目を引く。

◆『ワールドサッカーウイニングイレブン 2013
PS3/PSP/コナミデジタルエンタテインメント
クリエイティブプロデューサー・フットボールコンテンツプロダクション 益田圭氏
ディレクター ・フットボールコンテンツプロダクション 木村征太郎氏
ディレクター・フットボールコンテンツプロダクション 柳原秀紀氏

 「本作を手にとっていただいたお客様ありがとうございます。先月新作を発表したのですが、AFCも搭載しており、アジアの方にも楽しんでいただけるタイトルになっていると思います。いちから生まれ変わったタイトルということで、さまざまな要素を刷新しています。来年はサッカーが盛り上がる年なので、各代表チームなどを盛り上げて、よりよい商品をお届けしたいです」(益田氏)

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▲河野氏をおいて、左から益田圭氏、木村征太郎氏、 柳原秀紀氏。

◆『テイルズオブエクシリア2
PS3/バンダイナムコゲームス
チーフプロデューサー 馬場英雄氏
ディレクター 穴吹健児氏
マーケティング 久多良木勇人氏

 「昨年の『エクシリア』に続いての受賞でうれしいです。『エクシリア』から続いて、スタッフが最後まで戦い抜いた結果、このような賞をいただくことができました。日本やアジアで多くのお客様が『テイルズ オブ』を遊んでいただいた結果です。この賞を糧として、つぎにステップに向けて行きたいです。ぜひ、皆さんといっしょにコンシューマー業界を盛り上げていきたいです。『テイルズ オブ』シリーズも、皆さんに負けないようにいいものにしていきたいです」(馬場氏)

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▲左から、河野氏、馬場氏、穴吹氏、久多夛良木氏。

◆『コール オブ デューティ ブラックオプスII
PS3/スクウェア・エニックス
ローカライズ プロデューサー 塩見卓也氏
プロデューサー 小林大介氏
ローカライズ ディレクター 渡辺裕治氏

 「日本で、洋ゲーしかもFPSがこれだけのユーザーに遊んでいただけているのは喜ばしいです。ローカライズに関わっている身としてはうれしいです。今後とも、よりよいタイトルを世に出していきたいです」(塩見氏)

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▲左から、河野氏、塩見氏、小林氏、渡辺氏。

◆『龍が如く5 夢、叶えし者
PS3/セガ
総合監督 名越稔洋氏
プロデューサー 横山昌義氏
ディレクター 細川一毅氏

 「シリーズで何回か賞をいただいたのですが、いただく度につぎに対するプレッシャーを感じつつ、つぎに向かって日々奮起しています。雑草のようなプロジェクトが生まれて、“何かわからないがおもしろそう”ということで、7作目につながっています。継続できたということもありますが、ファンの皆さんの愛情をひしひしと再認識します。次回作も愛してやってください」(名越氏)

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▲左から、河野氏、名越氏、横山氏、細川氏。

◆『メタルギア ライジング リベンジェンス
PS3/コナミデジタルエンタテインメント
小島プロダクション クリエイティブプロデューサー 是角有二氏
小島プロダクション ライター 玉利越氏
プラチナゲームズ ディレクター 齋藤健治氏

 「本作は、『メタルギア』シリーズを作り続けてきた小島プロダクションと、アクションゲームを作り続けてきたプラチナゲームズのコラボ作です。最初に両社のコラボを発表したときは、大きな驚きをいただきましたが、情報を公開する度に期待の声に変わっていきました。このような賞をいただけることを光栄に思います」(是角氏)

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▲左から河野氏、是角氏、玉利氏、齋藤氏。

◆『ワンピース海賊無双2
PS3/PS Vita/バンダイナムコゲームス
プロデューサー 中島光司氏
コーエーテクモゲームス プロデューサー 鯉沼久史氏
コーエーテクモゲームス ディレクター 喜多村智行氏

 「賞をいただけたのは、何よりも本作を遊んでいただいたお客様のおかげです。『海賊無双』シリーズは、『1』で初めてプレイステーション3という海に漕ぎ出して、『2』でPS Vitaに船出しました。ふたつの海は刺激的は楽しかったです。さらに新世界と呼べる海が広がっているのかな……と。それを前にして冒険の匂いがぷんぷんするということで、これからも楽しんでいただける作品を作っていきたいです」(中島氏)

 「1作目と2作目のあいだが1年という期間が区切られている中で、どう表現するかということで、スタッフのあいだできびしい意見を戦わせながら作りました。今後も、お客様に手にとっていただける商品作りを目指したいです」(鯉沼氏)

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▲左から、河野氏、中島氏、鯉沼氏、喜多村氏。中島氏のコメントは、プレイステーション4でのリリースを示唆するものでは!?

◆『ドラゴンズクラウン』
PS3/PS Vita/アトラス
プロジェクトマネージャー 山本晃康氏
ゼネラルプロデューサー 宇田洋輔氏

 「50万人以上の方に手にしてもらって光栄です。さらに奥深く楽しめる要素を第5弾アップグレードで予定していますので、楽しみにしていてください」(山本氏)

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▲左から、河野氏、山本氏、宇田氏。
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▲正装(?)の岸辺露伴のコスチュームで登場した松山氏。さすがの千両役者ぶりを披露した。

◆『ジョジョの奇妙な冒険オールスターバトル
PS3/バンダイナムコゲームス
プロデューサー 新野範聰氏
サイバーコネクトツー 代表取締役社長 松山洋氏

 「このゲームをプレイしていただいたユーザーの皆さんに“ありがとう”と言いたいです。原作者の荒木さん、ゲーム業界の『ジョジョ』ファンに支えられてゲームを作り上げることができました」(新野氏)

 「めでたい場なので正装で来ました。本作はたくさんのファンの方に盛り上げていただき、発売後も愛のあるたくさんの応援をいただきまして、いろんなイベント会場で会う度に“松山さん、生きている? 大丈夫?”という、非常に暖かい言葉をいただきました。おがげさまでいい結果を残すことができました。このタイトルの経験を活かして、よりよいタイトルを作っていきたいです。本当に、本当にありがとう……それしか言葉が見つからない。からの、ハッピー、うれピー、よろぴくね!!」(松山氏)

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▲新野氏も松山氏もお約束のジョジョ立ち。

Platinum Prize(プラチナプライズ)

 累計生産出荷数が100万枚を超えたタイトルに対して贈られるPlatinum Prize。栄えある賞に輝いたのは、世界的な大ヒットを記録しているロックスターゲームスの『グランド・セフト・オートV』。受賞式にはイギリスよりゼネラルマネージャーのニール・スティーブン氏が来日。ユーザーや、開発を担当したロックスター・ノース、サポートしてくれたSCEなどに対して感謝の意を述べた。

◆『グランド・セフト・オートV』
PS3/テイクツー・インタラクティブ・ジャパン合同会社
ロックスターゲームス ゼネラルマネージャー ニール・スティーブン氏

 「プラチナプライズを受賞することができ、とても光栄に思っています。日本の皆様のゲームに対するすばらしい反応にとても感激しています。皆様のおかげで、今年プレイステーション3で、もっともセールスを上げたタイトルとなりました」

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▲パフォーマンス集団が現れ、壇上をペインティング……という趣向で『グランド・セフト・オートV』が発表(左)。ロックスターゲームスのニール・スティーブン氏も感慨深げ(右写真の中央)。

 イベントの最後には、SCEJAの河野氏が登壇し、「今年は昨年に対して2倍のタイトルを表彰させていただくことができました。今年のユーザーチョイス賞は60346票の投票をいただきました。ファンの皆さんのコメントを拝見していますと、SCEはもっとがんばらないといけないという思いを持つようになりました。また、もっとがんばれるのではないか、そんな元気もいただきました。来年には、いよいよプレイステーション4がファミリーに加わります。プレイステーション4は、ファンの皆様とクリエイターの皆様の最高の遊び場になるように、開発が進められたハードです。これまでの固定観念を根底から覆す、こんな可能性を秘めた新しいプラットフォームです。さまざまデバイスとネットワークを介してつながって、エンターテインメントの世界を創造する。プレイステーション4を、そんな夢のあるデバイスに育てたいと思っています。来年はプレイステーションも20周年を迎えます。未来に向かって新しい歴史を刻めるように、プレイステーションもがんばります」とコメント。セレモニーを締めた。来年のプレイステーション20周年のメモリアルイヤーへとつながるような、華やかなイベントだった。

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▲2013年のプレイステーションプラットフォームの“顔”が揃いました!