Boyfriend Dungeon(Switch)のレビュー・評価・感想情報

擬人化した武器と恋愛をする不思議なプレイ感覚ではあるものの、テンポは非常によく演出面も凝っており、ストレスなく楽しめる作り。戦闘はレベルを上げればゴリ押しが通じ、やや作業的になりがちだが、個性溢れるキャラたちとの会話はおもしろく、やり込みたくなる。恋愛シミュレーションとアクションRPGが融合した独特のゲームシステムは斬新かつ奇妙で、いい意味で“バカゲー”に近い魅力を感じる

週刊ファミ通1709号より

いろいろと攻めた世界設定がかなり気に入りました。登場人物たちがみんな積極的でガンガン誘ってくるので終始にやけ顔になっちゃいますね。キャラデザインは濃い目かつ多様性に配慮した作りなので好き嫌いは分かれそうですが、遊んでいれば案外すぐ慣れると思います。ただ、ダンジョンのバトルは敵の動きなどが少々大味に感じました。敵のバリエーションももっとあれば、よりよかったかな。

週刊ファミ通1709号より

ダンジョンに潜るアクションRPGと乙女ゲームを掛け合わせた、なんとも珍奇な作風が新鮮。現代風の世界観をベースにしつつも、武器に変身できる登場人物たちと恋愛するストーリーも突き抜けていておもしろい。バトルはくり返しに感じるときもあるけれど、手触りは爽快で、武器を取っ換え引っ換えしながら各キャラとの“ラブランク”を上げ、デートイベントを見るのはモチベーションになります。

週刊ファミ通1709号より

キャラ絵のパワーがすごくて登場アニメーションは正直、噴き出してしまったけれど、その濃さがクセになる。日本の恋愛ゲームのように選択肢や好感度がありつつも、本作は大きな物語の中で恋に落ちるというより、最初から恋人候補として出会い、駆け引きを楽しむスタイルで、やり取りもどこか生っぽい。自分もお相手も、性別不問で恋するのも海外産らしい。ダンジョンもなかなか歯応えがあります。

週刊ファミ通1709号より