主人公が力尽きてしまう60秒のあいだに何ができるかを考える、パズルのようなゲーム性。アクションよりも謎解きに重きが置かれており、残り時間を意識しながら効率性を考えるなど、ひたすら手を動かすのが心地よい。説明不足な部分やグラフィック的にわかりにくい部分もあるけれど、試行錯誤しながら進めるるうちに、じわりじわりとおもしろさが生まれる。『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』っぽい。
週刊ファミ通1555号より
2Dの『ゼルダの伝説』に『勇者30』のテイストを加えたような作品。1分のプレイ時間は本当に短く、何にもできずに死んでしまうこともしばしばで、最初は「何だこのゲーム!?」と戸惑うことも多々。ところが、1分のあいだにギリギリで達成できるフラグが、パズルのようにうまくデザインされており、試行錯誤そのものが楽しさにつながっている。人を選ぶ変わり種ですが、遊んでみる価値はあると思います。
週刊ファミ通1555号より
1プレイで行動できるのが1分間という縛りは、ほどよく焦らされ、緊張感が生まれる。ただし、セーブポイントから目的の場所へ移動をくり返すときや、謎解きに詰まっているときなどは、おもしろさよりも面倒くささを感じることも。時間制限があることで楽しさにつながる仕掛けがもっと欲しかった。ハードモードなどのやり込み要素はあるけど、ボリュームは少なめなので、価格ももう少し安ければ。
週刊ファミ通1555号より
白黒のドットで描かれたキャラクターが、かわいらしくも懐かしい。セリフも味があるけど、情報量やヒントは控えめ。1分間の呪いのことはもう少し説明があってもよかったかな。マップは広く、探索中は漠然とした焦りがあるが、謎解きの道筋が見えてくると、1分間でどう立ち回るか、俄然燃えてくる。サクッと遊べるボリュームだが、クリアー後のハードモードは寿命が40秒間になり、歯応えアップ。
週刊ファミ通1555号より