Devolver DigitalのNintendo Switch、プレイステーション4、PC用アドベンチャーゲーム『Minit』を紹介。

 呪われた剣を拾った主人公が、呪いを解くまでの冒険を描いたアクションアドベンチャー『Minit』。

 本作は、いまどき珍しい白黒のドット画という、独特のグラフィックが印象的で、登場するキャラクターはかわいらしく、一見するとほのぼのとした雰囲気を感じさせる。しかし、主人公が呪いを受けることで、そんな雰囲気とは逆に“ 死にゲー”の様相を呈することに。呪いのせいで、主人公の余命はたったの“1分”になってしまうのだ。ゲーム画面にはつねに60秒のカウントが表示されており、プレイ中はいつもハラハラ。カウントが0になると死んで、自宅からの再開になるので、少しでも先へ進みたいが、冒険ではギミックなどが進行を阻み、会話中でも余命は容赦なく減っていく。少しも油断もできないのだ。

 間違いなく何度も死ぬはめになる本作だが、決して難しい動きが求められるわけではない。また、余命が1分ということは、1分で行ける場所に先へと進むカギがあるということ。そのため、死ぬことを前提にしていながら、ほどよく楽しめる難度になっている。

■主人公は……
 かわいらしい見た目に反し、えげつない呪いにかかってしまった主人公。1分で死んでしまう、なかなかシビアな本作だが、主人公を始めとするキャラクターが皆愛らしいということもあり、ゲーム内容と世界観のギャップも本作の大きな魅力となっている。まわりがのんびりとしている中、主人公だけ必死に動いている姿は、シュールでおもしろい。

ぽいんと【1】ヒヤヒヤが止まらないたった1分の冒険

 余命1分ゆえ、わずかな暇つぶしさえ許されない本作。とにかく少しでも先へ進み、呪いを解く手がかりを探さなければいけないのだが、なかなかそうはさせてくれない。わざわざ遠回りをさせられたりするなど、ほかのゲームではちょっとわずらわしく思う程度のことでも、本作では生死を分けるほどの事態なので、冷や汗が止まらなくなる。

本来ならなんてことない、岸まで運んでくれる小舟での移動。しかし、本作ではそのあいだも時間は進むので、気が気ではない。
灯台にいる老人に話しかけると、とにかく話が長い。話を聞き終えるも、余命はほとんど残っていなかった。
本作は、ボタンひとつですぐに死ぬことが可能。これ以上進めないと思ったら、ただちにやり直せる。死んだらすぐ自宅から始まるので、意外とストレスフリーで楽しめるのだ。

ぽいんと【2】こんなギミック簡単さ! ……余命がなければ

 ギミックを解きながら先へと進んでいく本作は、呪いを除けば王道のアクションアドベンチャーで、決して取っつきにくい作品ではない。また、解いたギミックは、死んでも解除されたままなので、すべてが最初からになるわけではない。ただ、それがわかっていてもあわててしまうのが、本作のおもしろいところでもある。

とても複雑そうに見える場所も、1分で進めるようになっている。ただ、最初に見たときは、誰しも一度は絶望するのでは?
冒険中には、敵と遭遇することも。主人公にはライフがあり、攻撃を受けてライフがゼロになっても死となる。
暗闇の中に敵が潜んでいる洞窟。攻撃を受けても時間をかけても死んでしまうので、まさに地獄。

ぽいんと【3】余命1分の主人公が人々を救う!?

 特定の場所まで進められると、チェックポイントに到達。死後に復活する場所がチェックポイントへと移行する。チェックポイントは複数存在。主人公が1分で死んでしまう、あっさりとしたゲームに見えるが、マップは意外と広くで十分に遊び応えはあるのだ。そんな呪いを解く旅の先に何が待つのか、ぜひ自身の目で確かめていただきたい。

洞窟や砂漠、工場など、主人公はたった1分の命でさまざまな場所を旅する。呪いを解くだけの旅だったはずが、次第にブラック企業の陰謀なども見え隠れし、主人公は多くの命を背負うことに…… !?

ハードモードでさらに刺激的に

 剣の呪いを解いてストーリーをクリアーすると、“ハードモード”がプレイ可能になる。ハードモードでは剣の呪いがさらに強力になっており、なんと余命が1分から40秒とさらに短くなる! 一方で、剣そのものは刃が欠け、攻撃が弱体化。おまけに、主人公自体もひ弱になってしまっており、敵の攻撃を一度でも受けると死亡する。よりスリリングになっているのだ。