金色のコルダ2 ff（フォルテッシモ）(PS Vita)のレビュー・評価・感想情報

絵柄など、若干懐かしい雰囲気を残しつつも、新たなスチルも加えて、リメイクされたグラフィックで作品が蘇るのはうれしい。フルボイス化で、物語により入り込みやすくもなった。追加キャラの不動翔麻は、担当楽器がベースだったりして、ほかのキャラとは毛色の違うシナリオが楽しめる。既存のキャラにも恋愛ルートや新規エピソードが追加され、オリジナル版の経験者も要注目の部分があるのがいい。

週刊ファミ通1515号より

前作も骨太でしたが、本作ではさまざまな調整や追加があり、さらに濃密に。最近の乙女ゲーに慣れているせいか、育成要素はゲーム性が非常に高く、恋愛要素も淡く感じるものの、音楽に前向きな姿勢と健全な学生らしさを味わえるのは『コルダ』の魅力かな。やることが多いけど、要所で説明があり、フラフラと恋愛をしても大丈夫な親切設計。ただ、ボタン連打は気づかずに選択肢を選んでしまうので注意。

週刊ファミ通1515号より

音楽を通じて描かれる爽やかな恋物語は、いま体験しても心をときめかせてくれます。校門などでの練習風景には、どこか懐かしさがありますが、グラフィックが最適化され、既存スチルも新規イベントと遜色なくキレイ。キャラが増えたことで、アンサンブルの編成も、さらにやり応えが増した印象です。コンサートに向けての準備に燃えますね。全編を通して上質な音楽に浸れるのも、『コルダ』ならでは。

週刊ファミ通1515号より

初代のファンとしては、懐かしいのひと言。動作が快適、かつ豊富なイベントをフルボイスで楽しめるのはうれしい。細かいイベントが多く、周回プレイでも飽きずに楽しめる乙女ゲーは貴重です。ただ、前作の情報が最低限しか提示されない状態で始まるので、『1』をプレイしていない人は、過去の出来事を察する力が必要に。逆に、プレイをしたことがある人なら、きっと『1』をまた遊びたくなるはず。

週刊ファミ通1515号より