クロスレビュー
平均
ユーザー
スコア
ふたりの主人公と、白と黒の世界を舞台にした物語に興味をそそられる。ファンタジックな雰囲気の中にダークな部分もあって、趣きの異なる複数のエンディングが見られるのが○。主人公が攻略対象の男性を吸血するというシチュエーションは新鮮味があるし、その反応の描写が濃厚なのもグッド。好感度の設定も可能なチャプター選択機能や、つぎの選択肢までのスキップなどがあり、周回プレイも快適。
週刊ファミ通1487号より
白と黒の世界で設定と主人公が異なるため、多彩な角度から楽しめる作品。個性的な攻略対象は、それぞれ物語がまったく違い、キャラクターどうしの掛け合いやイラストの差分も多いので、物語に没入しやすい。彼視点の物語の多さも◎。ただ、題材が『不思議の国のアリス』という奇妙な世界ゆえか、展開が唐突で一方的に感じられる点も。設定や素材がいいだけに、もっと活かして丁寧に描いてほしかった。
週刊ファミ通1487号より
彩色が美しいグラフィックの魅力が、ちょっとした画面演出によって引き立てられ、仕掛け絵本を読んでいるかのようなプレイ感覚を味わえます。サブストーリーやバッドエンドなど、メルヘンと不穏さが表裏一体となった物語世界のムードをより楽しむための要素が、多数用意されているのもいいですね。個々のルートできれいにまとまっているぶん、全体を通しては、よくも悪くもあっさりした印象です。
週刊ファミ通1487号より
選んだ主人公により、舞台や人間関係、さらには感情の動きまで、異なる体験ができるのがステキ。オーソドックスな作りながら、主人公によって結末が大きく変わり、グッドエンドの“グッド”の意味合いまで違ってくるマルチエンディングにはゲーム性を感じました。主人公の行動や血の設定など、ちょっと説明不足に思える部分もありますが、“アリス”というテーマについて回る狂気はよく感じ取れます。
週刊ファミ通1487号より
クロスレビュー
平均
ユーザー
スコア