クロスレビュー
“攻略対象キャラが全員ドS”という、シリーズの特徴は健在。この手のノリが好きな人にはたまらない内容となっている。各キャラが、俺様ドS、粘着系ドS、暴愛系ドS、鬼畜系ドSといったように細分化されているところがユニーク。ほかの作品と比べると、攻略対象キャラが13人と多くてボリューム満点。家族を選んでから個別ルートに入るために、お目当てのキャラの話が楽しみやすい構成もよかった。
週刊ファミ通1471号より
人気声優が演じる攻略対象キャラの数がさらに増えて、さらにゴージャスに。これまでのシリーズ作品のようにシチュエーションを楽しめつつも、シナリオに比重を置いた作りで、物語に進展が見られるのも興味深い。複数あるエンディングの中には、切ないものや痛ましい結末もあるが、そういった展開にも心惹かれます。スチルの特定部分をタッチすると、特別なボイスが聞ける仕様も、相変わらずいい。
週刊ファミ通1471号より
カールハインツの力の継承とキノの登場によって、物語にさらに厚みが増し、大波乱の展開。キャラクターどうしの掛け合いも多く、引き込まれる内容です。ドS全開の吸血シーンも相変わらず超濃厚で、息多めの声優陣の演技には腰が砕ける覚悟が必要。いつも通り安定した作りではありますが、モリモリの要素をギュッと詰め込んだためか、駆け足で都合よく展開していく印象。次回作への布石という感じも。
週刊ファミ通1471号より
キノに加え、新たな勢力や魔界の事情が判明し、物語のスケールが大きくなっています。ルートによっては強引な結末もあるけど、バッドエンドが切ないぶん、ハッピーエンドにはホッとするね。キノの、誰彼かまわず煽っていく若さとワガママなところが、次第にかわいらしく思えてきたり。ドSっぷりも、シリーズの原点に回帰したようで新鮮。従来のキャラが協力する場面も、ファンにはうれしい要素。
週刊ファミ通1471号より
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