国民の不満を聞いたり、インフラを整備したりと、よくある箱庭系ゲームの要素を入れつつ、独裁者としての裏の顔も見せる設定はおもしろい。時代の移行によって変化していく街並は、見ていて楽しいし、全体的に独特のセンスとユーモアがある。シリーズの楽しさはしっかりと押さえている反面、若干変化に乏しい面も。今回、オンラインは未プレイなので、この部分次第で、さらに評価は変わるかと。
週刊ファミ通1376号より
前作よりもできることは増えているが、基本的な部分は大きくは変わらない印象。多彩な建造物や政策など、絡み合うさまざまな要素を考えながら街を発展させていくのは夢中になれる。覚えることが多くて小難しい感はあるが、チュートリアルが丁寧で、思いのほかとっつきやすい。時代が移り変わるにつれて、新たな建造物などがアンロックされていき、様変わりしていく街の姿を楽しめるのはいいね。
週刊ファミ通1376号より
サルサ! サルサ! BGMで流れ続けるサルサにやられて、心はすっかり南米中毒。気づけばテーブルに足を乗せて「葉巻、持ってこーい」とか言っちゃいそうなほど、気分はカリブ。植民地時代には大国のムチャな搾取にほぞを噛み、独立して調子こいていたら国民に暴動を起こされたり、「独裁者も楽じゃないねぇ」なんてつぶやきつつ、グラスを片手にまたチクチクと遊び始めちゃう。酒は飲めんけど。
週刊ファミ通1376号より
独裁者とはいえ、著しくモラルに欠けるわけではなく、清濁併せ呑む政治的手腕を求められるのがリアルに感じられてたまらない。キャンペーンでは指示が多く、自由に行動できない印象もありますが、できることが多すぎるので、逆に指針があるほうが助かりました。世界大戦→冷戦など、時代によって建設できる施設などが変化するのもモチベーションに。カリブの島々を感じられる音楽も最高です。
週刊ファミ通1376号より