Quantum Break(Xbox One)のレビュー・評価・感想情報

新世代機のゲームの中でも、グラフィックの美麗さは最高峰。“自分以外の時間の流れが遅くなる”システムを取り入れた作品はこれまでもあったが、本作はそれらをはるかに凌駕している。敵に囲まれ、本来なら絶望感にかられるような状況でも、時間停止などの特殊能力を使って容易に突破できるのが爽快。主人公以外の視点でも物語が語られたうえで、選択肢を迫られ、展開が大きく分岐する構成も秀逸。

週刊ファミ通1429号より

シューターとしてのアクション要素をしっかりと残しつつ、すばらしいデキのストーリーを見事に融合させている、という印象。選択肢によって話の展開が目まぐるしく変わるため、物語にグイグイと引き込まれますわ。1周だけで終わらず、周回プレイをしたくなるおもしろさはあるかな。若干安易な謎解きなどに不満は残るが、総じて楽しめるのは間違いないかと。各種エフェクトも美麗です。

週刊ファミ通1429号より

重厚なストーリーとTPSが交互に楽しめる作りは、野心的で新鮮味がある。“タイム分岐”では、未来の様子を垣間見ることができ、重要な決断をしている感覚を味わえるのがいい。実写のドラマ部分は、たっぷりとした尺で見応えがありつつ、スキップが可能なだけでなく、早送りや巻き戻しも行え、ストレスなくプレイできる。アクションパートも、使えるスキルが増えるにつれておもしろみが増してきます。

週刊ファミ通1429号より

選択によって未来が変わるシネマティックアドベンチャーに、シンプルなシューターと鑑賞専用のドラマが融合。時間を操る能力が、謎解きだけでなくアクションにも活かされていて◎。特殊な操作が段階的に身につく構成や、広くて自由度も高いけれど目的を見失わないフィールドなど、遊びやすさに配慮されています。反面、文字情報が膨大で、一部が和訳されていないなど、複雑かつ不親切な面も。

週刊ファミ通1429号より