クロスレビュー
対戦格闘ゲームの敷居は下げず、間口を広げた作り。チュートリアル関連の充実ぶりはもちろんだが、実戦で発生する状況を再現したミッションモードは、初級〜中級者にはありがたい配慮。3Dモデルなのにアニメのようにしか見えないムービーを始め、バトル中にカメラアングルが変わる斬新な演出など、見た目にも楽しめる。とはいえ、まったくの初心者には難しい部分もあり、ある程度のスキルは必要。
週刊ファミ通1356号より
3Dモデルを2Dのアニメーションのように見せる、突き詰めた映像表現は圧巻。見応えある大ボリュームのストーリーモードや、丁寧なチュートリアルなど、家庭用ならではの追加要素が多いのもうれしい。なかでも、特殊の状況を再現した課題に挑戦するミッションモードでは、格闘ゲームのセオリーを体得できるのがいい。シリーズ過去作からキャラは少なくなったが、そのぶん新規の人も入りやすいかな。
週刊ファミ通1356号より
アニメと見紛う3D描写は、従来の作品と次元が違う。登場シーンや必殺技のカットインなど、毎回見とれてしまう。決着時にカメラがグルッと回り込んだり、背景がつねに動いていたりと、3Dならではの演出も魅力。潔く映像作品として収録されたストーリーモードは見応え十分。コンボを出せるようになるには慣れも必要だが、練習メニューは懇切丁寧。キャラごとの対策や対戦の心得も学べるのには脱帽。
週刊ファミ通1356号より
圧倒的なクオリティーに気合を感じる1本。あえて3Dで作られた格闘部分は、ケレン味溢れる演出がてんこ盛りで、プレイヤーを大いに盛り上げてくれる。また、ストーリーモードの、3D制作のメリットを活かして作られた、じつに5時間にも及ぶ大作動画は必見! 難度を下げるのではなく、チュートリアルまわりを充実させることで初心者をフォローするという硬派なスタンスにも好感が持てる。
週刊ファミ通1356号より
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