映画のように展開する物語と世界設定が魅力的。プレイしやすくローカライズされているため、すんなりと入り込める。捜査モードで敵の動きを確認したり、ガジェットを使って謎解きをするシステムが、わかりやすくてよかった。目新しさはないが、デキのいいアクションゲームです。
週刊ファミ通1101号より
『バットマン』ならではのガジェットやギミックの数々が、見事にゲームとしてのおもしろさに直結している。各キャラの背景も丁寧に描かれており、物語としての完成度も高い。戦闘はゲーム進行にともなって奥深くなり、操作しているだけで気持ちいい。原作ものとして間違いなく最高峰。
週刊ファミ通1101号より
『バットマン』の世界観や雰囲気をしっかりと採り込んだグラフィックや展開、演出が見事。らしさ十分のアクションの数々も楽しく、単なるキャラクターゲームを超えたクオリティーの高さには感心しきり。独自性や派手さには少々欠けるが、原作ファン以外でも満足できる作品だ。
週刊ファミ通1101号より
美しいグラフィックで描かれる狂気に満ちた世界が非常に魅力的。捜査モードやガジェットを使う謎解きも楽しく、やり応えがあります。格闘アクションは多彩で見栄えがしますが、頻繁に発生するスローモーション風のエフェクトが、逆にテンポを悪くしているように感じました。
週刊ファミ通1101号より
良かった点
○流れるような戦闘
全体的に操作は簡単です。戦闘もそんなにテクニックは必要としないので初心者の方も気軽に遊べると思います。
バットマンの攻撃モーションやテイクダウン、カウンターを駆使すれば流れるような戦闘が可能で、なかなか楽しいです。
○バットマンの必需品、様々な特殊アイテム
バットマンといえば、ウェインテックを駆使した最先端の秘密兵器ですね。
手裏剣のようなバットラング、爆破ジェル、サイドワイヤーなど様々なアイテムが存在します。
視界をセンサーに変えることもでき、壁越しに敵を確認することもできるので戦術の幅が広がります。
○やり込み要素が豊富
ストーリーモードには様々な収集アイテム、特殊要素があり、クリア後もその回収ができるようになっています。
集めるとバットマンキャラの紹介や、アーカムの歴史などを知ることができるので楽しいです。
他にもチャレンジモードなどがあり、スコアを競うことができます。
悪かった点
○戦闘が単調、簡単
初心者にとって見れば気軽にできて、良い要素かもしれません。
ですがアクション玄人目線だと少し戦闘が簡単すぎるかもしれません。
ボス戦も、攻略法が分かりやすいしパターン化してしまいます。
○最後の展開は、バットマンファンから見たらガッカリかも?
ネタバレなので詳しいことは言えませんが、少し印象と違った展開が待っていると思います。
アーカムシリーズとして割り切れば、面白いストーリーです。
総評
世界観は、ティム・バートン監督の映画版に似ています。
バットマンビギンズからのシリアスなバットマンを期待している方はご注意ください。
ストーリーは、いかにもバットマンらしいストーリーだと思います。
演出も迫力があって、魅了されるシーンばかりです。
グラフィックが綺麗なのも嬉しいところですね。