【最終作に備えろ】『FF7 リバース』ブースト機能で見どころ満載の本作をギュッと短時間に凝縮。手軽に遊べてバトルはその魅力を再認識【Switch 2製品版レビュー】

【最終作に備えろ】『FF7 リバース』ブースト機能で見どころ満載の本作をギュッと短時間に凝縮。手軽に遊べてバトルはその魅力を再認識【Switch 2製品版レビュー】
 スクウェア・エニックスは昨年2025年9月に、プレイステーション5やSteamなどで展開してきた“ファイナルファンタジーVII リメイク シリーズ”を、3部作の完結に向けてマルチプラットフォームへ展開することを発表。今年2026年1月にはNintendo Switch 2、Xbox Series X|S、Windows向けに第1作『FFVII リメイク インターグレード』を発売。そして第2作となる『FFVII リバース』がいよいよ明日6月3日に発売される。
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 本稿では製品版をひと足早くプレイさせてもらったので、そのレビューをお届したい。

ゲームのボリュームや感動はどの機種で遊んでも同じ

 『FFVII リバース』の移植具合については、『FFVII リメイク』や体験版をプレイした人ならわかるだろうけれど、他機種版と比べて遜色なし。グラフィックについて細かくチェックしていくとSwitch 2はさすがにフレームレートや背景の描画が簡素化された部分など見られるものの、ゲームプレイにはまったく問題なし。意識しないとその違いがわからないレベルだし、むしろSwitch 2で『FFVII リバース』がPS5版やSteam版と同様に快適に遊べるとは、という高度な最適化が実現されている驚きのほうが勝る。

 ゲームの内容もボリュームも感動もどの機種で遊んでも同じなので、携帯モードで手軽に遊びたい、という人にはSwitch 2版やポータブルゲーミングPCでのプレイはオススメだ。

 逆にグラフィック重視ならPC版、次点でPS5版でプレイするといいだろう。
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タイパ重視にはありがたい仕様

 物語重視の人向けに実装されている各種ブースト機能もありがたい。戦闘や探索を気軽に楽しめるよう、“HP・MPが常に満タン”や“常にリミットゲージ最大”、“敵に与えるダメージが常に9999”などを有効にすれば、ほぼ無敵状態でプレイできるため、物語はサクサク進められるはず(PS5版、Steam版にも後日実装予定)。

 とくに『FFVII リバース』から追加された新要素のひとつ“連携アビリティ”は、ゲージを溜める必要があるため使えるタイミングが限られるが、“常に連携ゲージ最大”を有効にすれば敵を倒してしまわない限り連携も好きなだけ連発できる。
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 筆者はPS5版とPC版でクリアー済みなので、Switch 2版では重要なイベントはじっくり通常倍速で鑑賞し、それ以外は2倍速、もしくはスキップして進め、ブースト機能は“HP・MPが常に満タン”や“常にリミットゲージ最大”、“常に連携ゲージ最大”を有効にして駆け足でプレイ。エンディングには23時間ほどで到達した(サブクエストはほぼ手つかず)。“敵に与えるダメージが常に9999”は無効にしていたので、有効にしてバトルを瞬時に終わらせていれば、20時間くらいでもクリアーできるかもしれない。ちなみに、初見時はサブクエストもほぼクリアーしながらのプレイだったので90時間ほどかかった。
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 じつは製品版をプレイしている時期はファミ通40周年(宣伝)の各種企画記事の作業時期とカブっていてあまり時間が割けなかったので、このブースト機能は正直ありがたかった。後発の移植作なので、ゴンドラデートくらいまででプレイは十分かなと思いつつも、ゴンドラデートを見た後は、ここまできたらいっそクリアーまで……とついついプレイしてしまった(それでけっきょくたいへんな状況です。現在進行形)。それだけ人を惹き付ける魅力が『FFVII リバース』にはある……ということ。
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最終作が心配になるほど『FFVII リバース』には見どころしかない

 もう何度目かのクリアーを迎えてあらためて感じた『FFVII リバース』の魅力は、原作を踏襲しつつも新たな展開と謎が用意されているということ。

 もちろん、原作を知らなくてもリメイクシリーズの物語だけでも十分に楽しめる。ジュノンでの大規模パレードは壮観だし、コスタ・デル・ソルのクラウドたちのリゾートファッションは艶やかで、ゴールドソーサーでのゴンドラデートにドキドキが止まらない。エアリスが歌唱を披露する舞台“LOVELESS”も見どころのひとつだ。
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 そして物語の終盤はゲーム史上、プレイヤーにもっとも強烈な衝撃を与えた出来事……もはや事件とも言える、忘らるる都のイベントが待つ。このイベントはゲーム史を語るうえでよく話題にされるので、原作をプレイしていない人も、その内容を知っているかもしれないが、原作をプレイした人なら“今度こそは……!”と強く願う気持ちがあるはず。「そのためのリメイクだろ?」と。果たしてその期待は……。といった具合に原作を知っているからこそのドキドキ感も味わえるのが本シリーズの魅力でもある。ボスとのバトルなどでも『FFVII』関連作品のオマージュがあったり、これまでの「FFVII」シリーズのどの作品に触れたかで楽しみかたや感じかたも変わってきそうだ。
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バトルを味わい尽くすなら、むしろブースト機能が効果的

 本作のバトルはアクション性の高いものの、コマンド選択式でアクティブタイムゲームの管理も必要なRPGらしさもある。パーティメンバーをリニアに切り換えて、それぞれの個性を活かした戦いが楽しめ、弱点を突いて敵をバーストさせたときの達成感と大技を叩き込んだときの爽快感は格別だ。
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 『FFVII リバース』からはコンビで大技をくり出す連携アビリティも追加され、さらに進化。バトルは全体的に決して難しくはないが、正直、一度物語をクリアーした程度だとキャラクターを使いこなせた気がしない奥深さがある。
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 そこで有効なのがブースト機能。“HP・MPが常に満タン”や“常にリミットゲージ最大”を有効にすれば、さまざまな技も試すことができる。筆者は初見時、キャラのバトルの特徴や連携アビリティを有効活できたとは感じられず、ブースト機能を使っていろいろなバトル要素を試すことで、新しい発見があったり、単純に爽快感も増した。ただ、最初から使うと達成感が薄れると思うので、初めてプレイする人は自分なりのルールを設けるなどしてバトルを堪能しよう。
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乗り物も豊富だが、一度行った場所はファストトラベルも使える。
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男どうしでゴンドラに乗りたくなかったらサブイベントやミニゲームもがんばりましょう

 『FFVII』といえば豊富なサブイベントやミニゲームも外せない。レース、シューティング、リアルタイムストラテジー、リズムアクションなどさまざまなジャンルのミニゲームが存在しており、もはや執念を感じるレベル。オススメはカードゲームのクイーンズ・ブラッド。「FF」シリーズのカードゲームと言えば『FFVIII』のトリプルトライアドが名作と誉れ高いが、クイーンズ・ブラッドもそれに劣らぬ出来栄え。『FFVII リバース』の世界観とは異質な物語が背景にあり、ランクアップしていくことで物語が進んでいく。各地のバウター(クイーンズ・ブラッドのプレイヤー)を倒してランクを上げ、ぜひ物語の結末を見ていただきた。

 それ以外にもギルガメッシュが登場するサブイベントなどもあり、とにかくボリューミーな内容。
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 ちなみに、今回はサブクエストやミニゲームは極力プレイせず物語の本筋だけを進めるプレイスタイルだったため、女性陣の好感度はあまり上がらず。ゴンドラにはシド、ケット・シー、ヴィンセントという不機嫌な男たちといっしょに乗り込むことに。そりゃあ舌打ちも出ようってもんです。
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長い旅路も『FFVII リバース』で半分を超える。最終便に乗り遅れないように要注意!


 世界が熱狂した『FFVII』を単にフルリメイクするだけはなく、原作の物語に新たな展開を加え、3部作で展開するというこの一大プロジェクトも今後、ゲームの歴史で語られるものになるはず。唯一の心配は、映画シリーズでは
『ゴッドファーザーPARTII』や『エイリアン2』、『ターミネーター2』、『ダークナイト』など2作目に傑作が多いだけに、最終作が心配になるほど『FFVII リバース』の完成度は高い。

 いずれにせよ3部作という大規模のプロジェクトは今後、なかなか出てこないはず。これは世界的に人気の『FFVII』だからこそ実現できたことで、最終作の発売時には世界的に盛り上がること必至。その“祭り”を最大限に楽しむためにも、『FFVII リメイク インターグレード』、そして『FFVII リバース』をプレイして万全の体制で最終作を待とう。
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