しかし、実際にプレイしてみると、シンプルなアクション性ながら難しいステージの数々に、ホラー要素そっちのけで集中している自分がいました。キャラコンやジャンプアクションに自信のあるゲーマーにぜひ挑戦してもらいたい『ラブエターナル』のレビューをお届けします。
少女マヤが挑むのは、孤独な神が作った監獄からの脱出
主人公はマヤという少女。真っ白な髪に赤い服、ステージ上のドット絵でも視認性が高いデザインです。

ある日、いつものように両親と姉といっしょに食卓を囲んでいたマヤ。突然、電話の呼び出し音が鳴り響いて、母から応答するように頼まれたマヤは、廊下にある電話へと向かいます。受話器を取ってみるものの、無言電話。ダイニングに戻ってみると……。

そこはもぬけの殻。玄関が開いていたので、外に出てみれば……。

廃墟。どこからどう見ても、すっごい廃墟です。家どころか、家族の存在すら虚構だったのでは? と思えるような演出に、背筋がぞわっとしました。
そこからはどこか虫っぽい動きのお父さん(?)に会ったり。

やたらウネウネする姉(?)に会ったり。

ドッペルゲンガーなのか? と思うほどそっくりな、もうひとりの自分を見かけたりします。

途中で出会った、犬の石像に包まれたおじさん(?)の話によれば、ここは孤独な神が作った監獄。「ここに来たってことは、よっぽどさみしい思いをしていたんだね。かわいそうに」といったことも言われたので、孤独な神が、孤独を紛らわせるために、同じく孤独な人々をここへ閉じ込めているのかもしれません。
ステージ背景の壁画も、どことなく古代メソポタミア文明っぽい。タイトルの“LOVE ETERNAL(永遠の愛)”は、マヤの求める愛なのか、それとも……?

本作のホラー演出は、いわゆるジャンプスケアなどはなくひたすら不気味、といった感じ。悪夢の中にずっといる、という感覚でしょうか。
おそらくですが、本作はホラー苦手な人でもあまり気にせずプレイできると思います。なぜなら、プレイしていると集中力がアクションのほうに持っていかれるからです。
ギミックがシンプルなだけに純粋な精度が求められるアクション
といってもギミックが難しいわけではなく、本作で使用するのはジャンプと、重力反転の操作のみ。シンプルに高い操作性が求められます。

重力反転を使用すると、天井だった部分が床になります。浮かんでいる赤い球体に触れれば、空中でもう一度重力反転が使用可能となり、切り返すことも可能です。

このジャンプと重力反転を用いて、なんかやたらトゲトゲした壁を避け、触った瞬間に体が溶けるレーザーを避け、ステージを進んでいきます。

「ゴール前のレーザーは消えたけど、目の前にレーザー出てきたんですけど……」というシーンもちらほら。重力反転を使えばちゃんと避けて進めるので、落ち着いてルートを探してみてください。


先述した赤い球体は、空中での切り返しを可能にする重要なギミックです。通常、重力反転はつぎに地面に足をつけるまで、一回しか使用できません。しかし、赤い球体に触れると、空中でももう一回重力反転が使えるようになります。つまり、空中で切り返しができるということ。
たとえば、重力反転を使って上に行き、その途中で赤い球体に触れて反転、下へ向かいます。こうすることで、M字のような障害物も触れずに避けることが可能。そして擬似的に空中浮遊しながら進むことも可能になります。

セーブ地点もかなりこまめに設置されています。白く光っている場所がセーブ地点で、死んでしまったらその部分からやり直し。1ステージ内にふたつ、3つセーブ地点があるステージもあって、あまり理不尽さは感じませんでした。……そのぶん、自分の操作の下手さが浮き彫りになってくるんですけれども。
ゲームは難しいのですが、何度でもリトライしたくなるほどおもしろいです。100以上あるステージを、ジャンプと重力反転のアクションだけで進んでいくのに、まったく飽きがこないんですよね。
復帰が早くて、いわゆる止めどきが存在しないせいか、無限にリトライしてしまいます。かなり集中するので、気づいたら3時間くらい経過していました。
最近、自分の限界に挑戦していないなと思ったゲーマーのみなさん。ぜひ『ラブエターナル』をプレイして、ゲーム力を鍛えてみてください。かなり没頭できるので、集中力を鍛えるツールとしてもオススメです。ほぼ滝行です。
『LOVE ETERNAL(ラブエターナル)』製品概要
- 対応プラットフォーム:Nintendo Switch、PS5、PS4、XBOX Series X|S、XBOX One、PC(Steam)
- 発売元:PLAYISM
- 開発元:brlka
- 発売日:2026年7月16日(日本語対応版)
- 価格:各1200円[税込]
- ジャンル:アクション
- 対象年齢:IARC 12歳以上対象













