2025年7月に20周年を迎えた『アイドルマスター』(アイマス)シリーズ。それを記念して、ブランドの垣根を超えたキャスト陣による対談企画をお届け。
本企画では、シリーズの原点である『アイドルマスター』の765プロオールスターズより、如月千早役の今井麻美さんに対談相手をご指名いただいた。その相手とは、『学マス』紫雲清夏役の湊みやさん。清夏らしさを心掛けて取り組んだという『学マス』1stライブでの姿に感激した今井さんが湊さんを深堀りしていく。
※本対談は2025年7月中旬に実施しました。
※本対談は、週刊ファミ通2025年8月14日号(No.1909)に掲載した内容に加筆、修正を行ったものです。今井麻美さん(イマイアサミ)
5月16日生まれ。山口県出身。声優としてはもちろん、歌手やVTuber・詩趣ミンゴスなど、多岐にわたって活躍。出演作は『シュタインズ・ゲート』(牧瀬紅莉栖役)、『グランブルーファンタジー』(ヴィーラ・リーリエ役)、『超次元ゲイム ネプテューヌ』シリーズ(ノワール)など多数。
湊みやさん(ミナト)
12月16日生まれ。東京都出身。事務所に所属して初めてのオーディションで、紫雲清夏役を射止める。清夏役のほか、『マブラヴ:ディメンションズ』(グレーテル・イェッケルン役)、『ブラウンダスト』(イーヴリン役)、『けものフレンズ3』(カンジキウサギ役)、『 誰ガ為のアルケミスト』(エナンジ役)などを務める。
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──今回、今井さんのご指名で湊みなとさんとの対談企画を実施させていただきました。
今井
対談の相手を指名させていただけるということで、これまでお会いしたことのない方とお話ししてみたいと思いまして。その中で、『学マス』の1stライブ(※1)を拝見したときに、みやちゃんの存在にとても興味を惹かれたんです。「いったい、どういう子なんだろう?」、「声優活動のルーツはどこにあるんだろう?」と。
※1……“学園アイドルマスター The 1st Period Spotlight Star / Harmony Star”のこと。今井
『学マス』の信号機の3人(※2)は、私の番組に来ていただいて交流があるので、「みやちゃんはどういう子なの?」と聞いたところ、3人が口を揃えて「とてもいい子です」と言っていて。それでよりみやちゃんのことを知りたくなって、今回、指名させていただきました。
※2……花海咲季役の長月あおいさん、月村手毬役の小鹿なおさん、藤田ことね役の飯田ヒカルさんの3人。湊
本当にビックリしましたが、とてもうれしいです!
今井
1stライブを拝見したときに感じたのが、本当に(紫雲)清夏ちゃんそのものだなと、とても印象的で。ゲームの世界からそのまま出てきたような。でも、今回実際に会ってみてすごく人間味のある子で、ライブでは完璧に演じていたんだなと感銘を受けているところなんです。
湊
ありがとうございます! ステージ上では、なるべく清夏でいたい気持ちが強くて、清夏として楽しんでいる姿をプロデューサーさんに見ていただければと意識しながらステージに立っていました。
今井
みやちゃんと清夏ちゃんは、性格は似ていたりするの?
湊
清夏は二面性のある子で、明るいところもあれば、暗い一面も抱えているので、そこは私とリンクしているなと思っています。私も、明るく振る舞いつつも、ひとりのときはよく悩んでしまうことがあります。ですので、オーディションで清夏と会ったときも、運命を感じたりしました。
今井
そうなんだね。みやちゃんは新人でありながらもステージでは堂々としていて、とても輝いていたよ。ステージに立つにあたって、何か訓練とかはしていたの?
湊
小学生のころに『シンデレラガールズ』と出会いまして、そこから『アイドルマスター』を大好きになりました。それで、いつか『アイドルマスター』と関わりたいと当時からずっと思っていたんです。
ただ、小学生だとまだ事務所に所属させていただくのが難しいので、所属してオーディションを受けられるようになったときのために、いまできることをがんばろうと、学生のころから演劇部でお芝居の勉強をしたり、ピアノや合唱、クラシックを通じて歌の訓練も行っていました。本当に『アイマス』と出会って人生が変わりました。
今井
当時から未来のことを考えて取り組んでいたのは、本当にすごいね。そこから時がたって、ついにオーディションを受けるようになったんだね。
湊
事務所に所属して、初めてマネージャーさんと顔合わせをしたときに、『学マス』のオーディションのお話を資料とともにいただきました。驚いたのと同時に、うれしすぎて思わず、鳥肌が立ちました。
今井
清夏ちゃんとは出会うべくして出会ったんだね。そういえば、清夏ちゃんはK-POPのような楽曲があったりするけど、K-POPの勉強とかはしていたの?
湊
はい、もともとヒップホップのダンスを習っていた時期がありまして。それがきっかけでK-POPも好きになりました。K-POPは激しく歌って踊りながら、表情もしっかりと見せる必要がある高度なジャンルですが、それはオーディションに活かせるのではと思い、独学で勉強していました。
今井
夢に向かって一直線だったんだね。声優になりたいと親御さんに伝えたときの反応はどうだったの?
湊
私の親がとても影響されやすい人で、『アイマス』にもいっしょになってハマってくれまして。ライブもいっしょに観たりするほどでした。ですので、全面的に協力してくれましたね。
今井
素敵な親御さんだね。どのライブを観ていたの?
湊
『シンデレラガールズ』のライブが中心でしたが、とくに印象に残っているのは、“MOIW2023(※3)”です。このライブで、ほかのブランドのアイドルさんの魅力も知ることができ、そこから『シンデレラガールズ』以外のブランドさんのライブも積極的に観るようになりました。
※3……“THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!!!!! 2023”のこと。【関連記事】
今井
そうなんだ! 当時はまだ『学マス』の発表前だったけど、清夏役には決まっていたの?
湊
はい、彼女と関わりの深い葛城リーリヤ役の花岩香奈ちゃんといっしょに観させていただきました。ゲームの中でもふたりは初星学園のライブを見てアイドルを志しているので、清夏とリーリヤのふたりと同じような心境で、いつか夢の『アイマス』のステージに立てるのかなと話した記憶があります。
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ファンのみんなとステージを作って楽しむ。それが清夏らしさ
今井
作中の清夏ちゃんとリーリヤちゃんと同じような体験をしていたんだね。そこから、ふたりは最新ブランドとして最前線で活躍しているから、すごいよね。1stライブも本当に素敵なライブだったし。『学マス』のキャストのみんなは、自分たちがすごいことをしている感覚はあるのかな?
湊
そう言っていただけてうれしいです。私たちもたくさん努力しましたし、すごくたいへんではありましたが、お互いに助け合いながら乗り越えることができました。みんなのパフォーマンス力も高くて、尊敬できる部分がたくさんあって、私もそれに負けずにがんばりました。
今井
みやちゃんが一目置いている子はいたりするの?
湊
アイドルとリンクしている部分はありますが、陽高真白ちゃん(十王星南役)ですね。プリマステラ(初星学園でいちばんのアイドルのことを指す言葉)の風格と経験の豊かさ、パフォーマンスのレベルの高さを思う存分表現していて、とても尊敬しています。
今井
なるほど。ちなみに、みやちゃんがステージに立つときにいちばん意識していることは?
湊
清夏らしさです。「清夏だったらこう踊るだろう」と感じたままに表現することを大事にしています。
今井
清夏ちゃんとして、たくさんお芝居もしてきたと思うけど、とくに印象的だったシーンとかも教えてほしいな。
湊
ソロ曲『Tame-Lie-One-Step』に紐づいたエピソードで、「ステージをみんなといっしょに楽しみたい」と語るシーンがとても印象に残っています。ファンのみんなとステージを作って、みんなと楽しむ。それが清夏らしさでもあると思うので、曲中のコールにも全力で挑戦しています。
今井
1stライブでも『Tame-Lie-One-Step』を披露していたけど、パフォーマンス全体を含めて、どう感じた?
湊
プロデューサーさんたちが褒めてくださっていたのと同じように、自分でも楽しむことができたと感じています。そこは成功だったなと。自分なりにコールの方法を工夫してセリフを入れてみたり、終盤の公演では自分の思っている言葉もコールの中でお伝えしたり。
そのぶん、ハチャメチャになってしまった部分もあるのかなと思いましたが、自分も楽しみながらプロデューサーさんに想いをお伝えできたのかなと思います。
今井
それはよかったね。今後のライブで挑戦したいことはある?
湊
1stライブでは、歌やダンス、コールと、清夏らしいパフォーマンスを完璧にこなそうとしました。そのせいか、レッスンはかなりプレッシャーを感じて、緊張しながら取り組んでいたんです。
だから、今後ステージに立つときには、レッスンのときから楽しんで、リラックスした状態で当日を迎えて、皆さんに目一杯楽しんでもらえるようなパフォーマンスがしたいです。
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千早が押しのけてくる感覚がステージ上で姿を変えた
今井
私ばっかり質問しちゃったね。何か聞きたいことある? なんでも答えるよ!
湊
それでは、せっかくなので『学マス』が発表されたときの印象をお伺いしたいです。
今井
正直、「難しそうなタイミングだけど、大丈夫かな?」という不安はあったかも。大前提として、私は『アイドルマスター』が100年後、200年後に生きている人たちも「聞いたことがある」と思ってくれるようなブランドになれたらいいなとずっと思っていて。
そうして活動して20周年を迎えたんだけど、それは、私たち765プロオールスターズだけでは絶対実現できないことだったのね。『シンデレラガールズ』、『ミリオンライブ!』『SideM』、『シャイニーカラーズ』。ほかにも、『ディアリースターズ』の876プロの子たちや、“vα-liv(ヴイアライヴ)”。後輩アイドルや、関わってる声優さんたちみんなの力がなければ絶対に達成できなかったと思っていて。
だから、定期的に『アイドルマスター』の新作が出て、頼もしい後輩たちが増えていくことがとてもうれしいの。だけど、『学マス』が発表されたのは、『シャイニーカラーズ』のリリースからかなり時間が経っていて、アイドルゲーム自体のとてつもないブームがいったん落ち着いていたような印象があったから、「もう少し早く出してくれたらよかったのに」と感じて。「あと1、2年早かったら、ものすごい印象を世間に与えられたんじゃないかな」と個人的に思っていました。あくまでも個人的に。
でも、実際、スタッフの皆さんのインタビューを拝見すると、開発で難航した部分があってリリースも遅れたと書かれていて、当初はもっと早く出す予定だったんだと知って。一方で、難航したけれど無事リリースできたということは、しっかり目指したものを作り切ったんだなとも理解できたんだよね。
それからリリースされて、いろいろな人が夢中になってプレイしているのを見て、開発チームの取り組みは正しかったんだなと感動しました。私の心配は杞憂だったんだなって。リリース間もないのに東京駅の新幹線の売店にキャラクターグッズが置かれていたのには、ビックリもしたなぁ。そんな一般層も虜にしている『学マス』に引き続き期待しています!
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湊
ありがとうございます。私を含めたキャストのみんなの励みになります! もうひとつ、今井さんはライブのときにどれくらい千早さんに重きを置いてステージに立たれているのかお聞きしたいです。
今井
私は、千早に性格や見た目が似ている部分があったから千早役として選んでもらえたのかもしれないけれど、当時はあくまで声優としてキャスティングされていて。歌うことは小さいころからずっと好きだったけれど、それを仕事にするとは考えていなかったから、最初のころは、パフォーマンスすることだけで精一杯で、千早としてステージに立つことを意識する余裕はなかったと思う。
それをしっかりと意識するようになったのは、アニメが終わった後の7thライブ(※4)のころかな。
※4……“THE IDOLM@STER 7th ANNIVERSARY 765PRO ALLSTARS みんなといっしょに!”のこと。【関連記事】
今井
いまのままだと、プロデューサーさんの期待に応えられないと思うようになって。そこから、千早をより意識するようになったのは9thライブ(※5)のころかな。歌っているときに、急に千早が私を押しのけてくる瞬間があったんだよね。ステージ上で突然「ちょっとすみません、どいてください」と言われたような感覚があって。初期のころはいつ千早さんが降りていたって後から感じられるかどうかは、出たとこ勝負みたいなところがあったかもなぁ。
※5……“THE IDOLM@STER 9th ANNIVERSARY WE ARE M@STERPIECE!!”のこと。【関連記事】
──気がつけば、千早としてステージに立てるようになったと。
今井
そうですね、楽曲によって、自然と千早が出てくる感覚がありますね。事前に千早が必要な曲というのを理解できたので、それができているのかなと。ただ、ひとつの楽曲でいろいろな見かたができる曲については、完全に千早として歌ってしまうと、楽曲のバランスが崩れてしまうので、そこでは少し私が手助けをするイメージで歌うようにしています。
感覚の世界なので、プロデューサーさんにとっては大した差はないのかもしれないですが、そのさじ加減は丁寧に行っていますし、バッチリとハマったときは、お家に帰って何度も映像を見ちゃうほどです。
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──ちなみに、今後、おふたりでステージに立つことがあれば、いっしょに歌ってみたい曲などはありますか?
今井
清夏の楽曲を千早で歌うのはすごくたいへんだと思っています(笑)。
湊
最近は1曲目のソロ曲『Tame-Lie-One-Step』のように明るい曲だけではなく、静かな楽曲も見せていこうとしているところなんです。
今井
それだったら挑戦できるかも。ソロ曲以外だと、『冠菊』はいっしょに歌ってみたいです。それと私、清夏の『Campus mode!!』も大好きで、めちゃくちゃ聴きました。
湊
えー! うれしいです! 私は、清夏というより、湊みやとしてなのですが、じつはオーディションを受ける前からずっと練習していた曲がありまして。それが千早さんの『Snow hite』なんです。
今井
そうなんだ! うれしいな。それはぜひ、いつかいっしょに歌いたい!
──実現する日が来ることを楽しみにしています。まだまだ話し足りない雰囲気ですが、最後にプロデューサーさんへメッセージをお願いします。
湊
今回、このような機会をいただけて、本当にうれしかったです。私が『アイマス』と出会ったのは『シンデレラガールズ』がきっかけで、そこから765プロさんのアニメを見させていただいたり、ほかのブランドさんのゲームをプレイさせていただいたりしています。
先ほども少しお話しさせていただいた通り、“MOIW2023”で初めて出会うことのできたブランドさんもあり、それまで触れてこなかったことが悔しいと、大先輩方の背中を見て改めて感じています。『学マス』から『アイマス』を知ってくださった方もいらっしゃると思いますので、ぜひその方たちにも、ほかのブランドに触れていただいて、『アイマス』をより好きになって、大切なアイドルさんにも出会ってほしいです。
765プロさんは20周年を迎えましたが、私たちも先輩方に追いつけるようにがんばっていきますので、ぜひ応援よろしくお願いします。
今井
『アイドルマスター』20周年、おめでとうございます。今回、みやちゃんとお話しさせていただいて、私たちがいまでも継続して活動させていただいているのは、後輩たちのがんばりのおかげだなと改めて感じました。
すごく世代は離れていますが、1stライブを拝見して、たくさん刺激をもらえましたし、私たちにもまだまだできることがあるんじゃないかなと。『学マス』はもちろん、各ブランドの魅力を日々受け取っていて、まだまだよきライバルとして自信を持ってステージに立ちたいなと思いました。
『アイドルマスター』が、少しでもあなたの人生に彩りを与えられるものであり続ければと思っていますので、末永くプロジェクト全体を応援してくれたらうれしいです。
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