2023年8月23日~27日の5日間、ヨーロッパ最大級のゲームイベントgamescom 2023がドイツ・ケルンにて開催。同イベントにてもっとも注目を集めるタイトルの1本として間違いなく挙げられるのが、ベセスダ・ソフトワークスの『Starfield』だろう。
gamescom開催前夜にあたる8月22日(現地時間)に行われたgamescom Opening Night Liveではオープニングアクトを担い貫禄を見せた『Starfield』は、翌8月23日からは、Xboxブースで巨大なシアターを展開。マイクロソフトの力の入れぶりをうかがわせた。
8月23日の午前中は、マスコミや関係者などを招いての“Xboxブース レセプション”が実施された。関係者にいち早くXboxの出展内容をお披露目するこのイベントにて、目玉となったのは『Starfield』の特別シアタープレゼンテーション。
最新映像の公開に先駆けて、まず登壇したのがXbox トップのフィル・スペンサー氏。gamescom開幕の挨拶もかねたスピーチで、まずフィル・スペンサー氏は、「gamescomに戻って来ることができてとてもうれしいです。久しぶり過ぎて最後に来たのはいつだったか思い出せなかったが、2017年でした。短時間に素晴らしいブースを設営してくれたスタッフに感謝しています。私たちのgamescomのブースとしては、これまでで最大の5万平方フィートを占めており、プレイアブルゲームは30タイトル、150以上の試遊台があります」と語ったうえで、「トッドは私の古い友人であり、Xboxの友人であり、これまでに何千何億人もがプレイした世界有数の驚くべきゲームを開発してきました。『Starfield』は20年以上をかけて作られたものであり、とにかく規模が大きいです。プレイし始めればどれだけ壮大なゲームかがわかりますよ」と賛辞を送った。
続いて登壇したのが、『Starfield』のディレクターにしてエグゼクティブプロデューサーを務めるトッド・ハワード氏。トッド・ハワード氏は、「今回初めてgamescomに来ることができたのですが、長いあいだこのショウについてどれほど素晴らしい人たちが集まるのかを聞いてきました。ここにいて『Starfield』を見せられることは、私にとってとても特別なことです」と、挨拶。続けて、「これまでの作品、そしてとくにこのゲームへのサポートに感謝しています。私たちは本当にこのゲームに長いあいだ心血を注いできました。『Starfield』は、私たちにとって真に特別なゲームです」と自信を口にした。
さらにトッド・ハワード氏は、「またXboxの一員であることはとても素晴らしいと思います。この巨大ブースに来て彼らのサポートを目にしたのですが、フィルが言ったように私たちは長い付き合いがあり、20年前のXbox向け『The Elder Scrolls III: Morrowind』以来いっしょに仕事をしています。長い旅をしてきて、『Starfield』で最高潮に達したと感じています。ほかのゲームを作ってこなければ、このゲームはできなかったと思っています」と、感慨深げにコメントした。
トット・ハワード氏の挨拶のあとで上映されたのは、『Starfield』の冒頭部分。採掘現場で作業を行っていた主人公が、キャプテンとなって宇宙へ飛び出すまでをダイジェストでたどる映像が公開された。敵とのバトルや宇宙空間でのドッグファイト、豊富なキャラクターのカスタマイズ要素の一端なども確認できた。スケールの大きな映像が終了したときは、期せずして会場からは大きな拍手が湧き上がっていた。
特別映像のあとで、トッド・ハワード氏が再び登壇。「『Starfield』に影響を与えた映画のひとつが、ジョナサン・ノーランが脚本を務めた『インターステラー』なのですが、彼と知り合う機会がありました。私はいつも『フォールアウト』のドラマを作りたいと思っていて、彼にその話をしたところ、同作のドラマ化が実現しました。現在進行中なので、その一部をお見せします」と話し、来場者に向けて実写ドラマ『フォールアウト』の特別映像が公開された。
ドラマ『フォールアウト』は、2024年にAmazon Prime Videoにて放送されるとのことで、こちらも楽しみだ。
Vault 33
Location: Los Angeles
Fallout, an original series, coming to Prime Video in 2024 https://t.co/tlHh2WutF4
— Prime Video (@PrimeVideo)
2023-08-23 22:30:51