マイクロソフトとアクティビジョン・ブリザードが、買収合意の有効期限を2023年10月18日まで3ヶ月延長したことを公表した。

 これは、マイクロソフトによるアクティビジョン・ブリザードの買収についてイギリスの競争・市場庁(CMA)との再交渉が依然として続いているなかで、当初の合意期限であった7月18日を迎えたため。

 買収成立に向けては、主にアメリカ・EU・イギリスの3つの地域での承認がカギとなっている。この中で、欧州委員会は今年5月に最終承認を行い、アメリカでは米連邦取引委員会(FTC)による仮差し止め請求が7月11日に地裁で棄却(後に控訴も棄却)。これにより実質的にアメリカとEUでは成立可能な状態になっている。

 CMA側の再判断は8月29日までにくだされることとなっており、両社はそれに向けて合意期限を延長して臨む形となる。マイクロソフトでXbox部門を統括するフィル・スペンサー氏はTwitterでの投稿で、成立に関しては楽観視している旨をコメントしている。

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